AppleVisionPro動画視聴体験おすすめアプリ
CineUltra : 普通の平面動画をAIで立体視で見る
このアプリは平面動画をAIを使って立体視して視聴できるようにするアプリ。visionOS2から写真は空間写真に変換することができるようになったが動画はまだ平面のままなので、このアプリの出番があるというわけ。
このアプリのすごいところは、あらかじめ変換する必要がないところ。
実は筆者は昔から自分で使う用の立体動画変換スクリプトはいくつも作っていて、アプリやSaaSなどで一般に公開するには未完成だが自分が環境構築してコマンドラインを駆使して変換する分には何ら支障がない仕組みを作っているのだが、それでも事前に動画を立体動画に変換しておく工程が必要。それに対してこのアプリは事前に変換する必要がなく、ただの平面動画をリアルタイムでAIで処理しているらしく、とにかく手軽に立体動画を視聴できる。ちなみにだが生成系AIの急速な発達の陰に隠れがちだが、平面深度推論AI(平面から立体を作るAI)も日進月歩で発展していて技術を追っかけるのがすごく面白い。
現時点で気になる点は、ローカルファイルなどのプレイリスト機能が少し分かりにくい。また、ファイルのザッピングといった行為が少し手間。気になる点といえばそれくらいで、あとは欲しかったアプリそのもの。神アプリなのになぜか誰も紹介してない。
Supercut : NetflixとAmazonPrimeVideoをOSネイティブに視聴体験
現状、VisionProではNetflixはSafariで見ることができるし、AmazonPrimeVideoはiPad用アプリで見ることができる。どちらも見れるっちゃ見れるけど、VisionProに期待している視聴体験とは程遠い。
このアプリはNetflixとAmazonPrimeVideoをVisionPro専用アプリとして視聴できるようになるもの。Netflixは現時点でも完璧。AmazonPrimeVideoは現時点では日本のユーザーだとナビゲーションに難があるが映画を視聴しはじめてしまえば期待通り。そんなところ。
AmazonPrimeVideoはアプリの開発者の国で設定しているURLが、日本のユーザーの場合は視聴地域の関係上使えなくて、そのせいで日本のサーバーにリダイレクトさせる処理があることによって、そしてアプリ開発者はそのことをおそらく知らないことによってページ遷移に難がある状態だが、そこさえ我慢すれば見たい映画に到達さえすれば良いので、つまりは現時点でも使えなくはない。開発者には日本のURLにも対応してもらうようにメッセージを送った。
Space Screen : YouTubeとNetflexをスペシャルな空間で視聴
前者のSuperCutがvisionOSネイティブな動画視聴体験を提供しているのに対して、こちらのアプリはイマーシブな環境での動画視聴にこだわったアプリ。NetflixとYouTubeが対象。読んでる側からするとまたNetflixかという感じだろうが、このアプリもNetflixの視聴は完璧。操作性が独特だが僕たちがVRイマーシブ動画視聴に期待することが詰まったアプリといえる。
その点ではNetflixの視聴のみならずYouTubeの視聴をここまでイマーシブに体験できるのはJunoには無い良さがある。ただしYouTubeでの視聴はアクセスするたびに毎回ログインが微弱に外れるので、ログインし直す手間が若干必要。若干とはどういうことかというと、アクセスするたびにログアウトした状態から始まるので、ログインし直さないといけないが、一回ログインした状態ならアカウントやパスワードを入力する必要がなくあらかじめログインしているアカウントから選ぶだけなので、入力の手間がないっちゃないとも言えるが、それなら最初からログインした状態にしとけよという若干の手間がもやっとする、といった具合。何いってるかわからないだろうがやってみればわかる。とにかく若干面倒。過去に有線放送契約してた頃にMTVのファンだった筆者はYouTubeに求めるものは洋楽MVの視聴なので、それがこのイマーシブな視聴体験できるのはこのアプリのいいところ。
あとAmazonPrimeVideoも観れるらしいが、やってみたらiPadアプリにリダイレクトされた。iPadアプリをアンインストールすればもしかしたらリダイレクトされずにこのアプリで見れるのかもしれないが、そこまではやってない。