【バトスピ】殻人狂いによるアレスのススメ
※本noteの画像は、Bandai TCG+のものを使わせていただいております。
〜はじめに〜
まず、最初にこれだけは言わせてください。
今回紹介するデッキには、このカードが入っています。
独眼武神マンティクス・マサムネです。
これに関しては正直好みです。皆さんが参考にする際は別のカードに差し替えていただいて全然構いません。
でも、誰がなんと言おうが、
俺は相棒を使いたいんだーーー!!!
っていう勝手なわがままです。どうか突っ込まないであげてください()。これ以上語り出すとそれだけで一万字超えそうなので、早速本編に入りたいと思います。
①エイジオブアベンジャーズ(以下、AOA)における殻人の強化
さて皆さん、AOAは買っていますか?このパックでは、契約神になったアレスをはじめとして、追加カードも多数収録されています。
ここでは、再録カードも含めたうえで、緑の収録カードに絞ってアレス目線で評価したいと思います。
A.新規カード
・戦殻の契約神アレス
契約技は自分のターンだけとはいえ、やっていることは相棒機スタークと変わらない。殻人である程度固める必要はあるが、序盤の潤滑油としてかなり仕事をするだろう。契約域が創界神アレスとほぼ変わらないのはプラスに取るべきか、マイナスに取るべきか。創界神アレスをわざわざ探す必要がなくなったのは高評価か。
・殻神騎士ナイト・オブ・グラディウス(リバイバル)
お前リバイバルすんのかいその1。元からの強化点としては、
・顕現によって重いコストをカバーできる。
・ネクサスも重疲労させられるので、ライフ貫通がしやすくなった。
・バースト無効の強化
が挙げられるだろう。ただ、完全上位互換かと言われればそんなことはなく、
・系統「化神」の削除→ゴッドシーカーのサーチが不可能に
・BPパンプの削除(15000はかなり大きいと思う)
といった感じで、差別化は十分にできる(この違いがデッキ構築に活きることになるが、それはまた後ほど)。
・殻騎士帝ウェストウッド
まさかの歴戦騎士ドルク・エヴィデンス調整版。契約神アレスを疲労しても効果が発揮される上、フラッシュ効果に限定しないので、氷刃血解の提示にも対応できる。ただ、カウント6かつ同時アタック中のみ使用可能という制約がかなり重い。それなりの準備を経て初めて真価が発揮されるカードと言えよう。なお、界放の使用頻度はそこまで高いわけじゃないので説明は割愛。でも創界神破壊は厄介か。
・角騎士ピサロ
よくある序盤のコアブースト要因。眷属持ちで、アレスが必要とはいえ、召喚時とアタック時の両方でコアを増やせる点や、そこからカウント増加にも繋がる点など、優秀なところは多い。採用するとしたらナミテントウとの択にはなると思うが、それについてはまた後ほど。
・黄金騎士ライコガ
いつもの受け顕現要因。トラッシュ除外はハデスを意識したのだろうが、それ以外はかなり控えめ。疲労効果だけ使いたいなら他に優秀なカードはあり、トラッシュ除外も、ソウルコアが必要ない辛速の勇者ソニックワスプ・Aの方が圧をかけやすい。破壊時を狙うことも少ないだろう。
・風牙の騎師団長オオキバティウス
上の効果は、筆頭騎士ダーウィンに似ているが、このカードが効果を発揮する条件は「自身以外にスピリットがいない時」であり、カウントが貯まってないと大型を召喚できないため、狙って発動することはまずない。悪く言えば大味な効果。下の効果は悪くないが、自身にはシンボル付与できない点は要注意か。
・槍騎士バインライヒ(リバイバル)
お前リバイバルすんのかいその2。リバイバル前は他カードと組み合わせること前提だったが、リバイバルされてほぼ自己完結するようになった。オマケのカウント増加も大きい。眷属軸のドローソースとして必須級になるだろう。但し、下の効果で手元に置いたウェストウッドは提示効果を使えなくなるので要注意。
・凸騎士カブドルム(リバイバル)
お前リバイバルすんのかいその3。リバイバルによって、召喚時に踏み倒しする範囲が格段に増えたのは高評価。だが、下の効果は後述のクワガダラがいないと使えなくなったのはかなり痛手。このカードを採用しなければいけないほどコアがカツカツか、と言われればそうでもないので、優先度が高いとは言い難いか。
・凹騎士クワガダラ(リバイバル)
お前リバイバルすんのかいその4。リバイバルによって、除去から守る範囲が広くなった。また、リバイバル前が天渡を持っていないために採用率が低かったのに対し、こちらは眷属を貰えているので、他の新規カードとのシナジーがとれる点が強い。総じて眷属軸のサポート要因として十分活躍できるスペックを誇っている。
・バグズリバース(リバイバル)
お前リバイバルすんのかいその5。手札交換自体は変わらないが、創界神を使った追加効果が、相手の効果封じから殻人の踏み倒しへと変更された。カウントをある程度は溜めないといけないが、泣く泣く捨てざるを得ない殻人を召喚できるのはかなり高評価。ちゃっかり殻人を貰ったので、バインランヒの効果は引き続き受ける。
B.再録カード
・創界神アレス
BOX購入特典として再録。当時の殻人の受け性能かつ盤石な足場として活躍した。神域が契約神アレスの下位互換になったのは少々痛いが、カウントを貯める必要がない点で一応差別化は可能だと言えよう。
・天騎士ナミテントウ
優秀すぎる創界神サーチ。従来の創界神アレス(やゴーディ・ダーイン)に加えて、2枚目以降の契約神アレスをサーチできる。このパックで殻人に興味を持った人にはかなり嬉しい再録カードとなっただろう。
・蟻炎の騎士団長インビクタ
天渡持ちのドローソース。かつてはテッポウナナフシと枠を争っていた(私個人の中では)カードだったが、現在ではバインライヒ(リバイバル)との相性が抜群なので、優先度はかなり上がった。
・斬騎士ラグマンティス
最強の防御札。こいつがいないと殻人は始まらない。一応改めて解説すると、トラッシュの殻人によって耐性を得て、ライフ減少時に2体疲労&1体バウンス。なお効果貫通。本当に5年前のカードかと疑いたくなる。
・重殻騎士ガンゾウム
殻人を効果破壊から防ぎつつ、重装甲をばら撒く、一見すると優秀なカード。だが、今となってはコア除去やバウンスの手段が増えたのが本当に痛い。個人的な感想だが......リバイバルするんならまずこいつやろがい!!!
・六刃騎士ムツバセイボウ・A
これまた殻人使い御用達(?)の防御札。契約神アレスの真・神託でももちろん回収可能。特に真・神託はターン1制限とはいえ複数配置しても発揮されるので、回収する機会は今までより増えたと言っていいだろう。
・殻闘士ノコギリアームド
発売日前にそこそこ話題になってたカード。本来は転醒と合わせなければならなかったため使いづらかったが、カウントが増やしやすくなったことで再注目された。但し、無論眷属をもたないので、採用するかは好みが分かれるか。
・甲殻騎士ポルテリー
元々は創界神アレスを守るカードだが、同時に契約神アレスも守ることができる。だが、最大の脅威とも言えるゴッドブレイクが制限カードになるなど、創界神メタが減ってきているので優先度は低いか。
・巨蟹神刀カニキリ
個人的に一番ナイス再録だと思ったカード。契約神アレスの登場により、ターン1回復がしやすくなったので、攻めがより安定するようになった。下の紫メタは本当にオマケ程度ではあるが、一応ハデスやククルカンメタにはなるだろう。
・テッポウナナフシ
いつもの。緑使いとしては、某芸人風に言うなれば「こんなんなんぼあってもいいですからね」。ドローソース兼シンボル追加はもちろんアレスでも役に立つが、殻人を持たないのでバインライヒの恩恵が受けられないのだけがネックか。
・チェイスライド
アレスイラストのシークレットカードに抜擢。......本当になんで?バグズリバースの方が良かっただろ!というツッコミはさておき、一応王契約やフラカンで注目されていた時期があった。アレスはまず関係ないので説明は割愛。
総合的に、今までアレスに触れてこなくても構築しやすくなっていることを考えると、そこそこいいラインナップと言えるでしょう。これを機に、殻人に手をつけてみるのは全然ありだと思います。
試しに、AOAのカードだけでデッキを組んでみました。
どうでしょうか?意外とこれでも戦えるんじゃないかと思います。初心者の方がいたらこのデッキを貸して布教したいですね。
②デッキ構築
さて、ここからはデッキ構築の話に移りたいと思います。
今回は3パターンに分けて解説していきたいと思います。ここにはない型もあるとは思いますが、この3つが基本になると思います。
A.眷属軸アレス
このデッキの基本は「カウントをできるだけ早く6までためる」ところにあります。
このラインは、ナイトオブグラディウスの顕現&ウェストウッドの条件達成の2つで非常に重要です。ここを目指して手札補充やコアブーストをしつつ、準備ができたら一気に畳み掛けていきます。
採用カードに関しては画像を見ていただくとして、ポイントは2つあります。
ひとつ目は、「蟻王アント・レス・ロストソード、やっぱ強すぎ問題」です。
カウントが増えやすくなって転醒し辛くて使いにくいだろうなと、最初は思いました。でもはっきり言います。むしろ逆です。例えば以下の例を見てみましょう。
契約神アレスでC+2
→ロストソードとカニキリの合体スピリットを用意
→1回目のアタック、カニキリの効果で回復
→2回目のアタック、ロストソードの転醒で回復
→3回目のアタック
はい、今ので相手に防御札がなかった場合、計6点でゲームセットです。
確かに、こんなにも上手くいくことはそんなにないかも知れません。ですが、アタックするだけでC+1できるというだけで、このデッキの基本である「カウントをできるだけ早く6までためる」を遂行することができるのです。現在は高騰してますが、もし持っていたら入れて損はないと思います。
そしてふたつ目は、「創界神アレスを入れるか問題」です。
特に眷属軸で組む際に、多くの(?)殻人使いの間でも意見が分かれる問題になっています。私も最初は入れずにやっていく方針でした。
しかし、ナミテントウで契約神アレスも創界神アレスも回収できる点や、その足場兼受け札としての性能の高さを再評価して結局入れることにしました。
しかしながら、創界神自体が神託の対象外というデメリットもあり、創界神アレスを必須カードだとは断定できません。例えば、上の構築から創界神アレスを抜くとすると、ナミテントウとドルクエヴィデンスが同時に抜けて、3+3+1=7枠空くことになるでしょう。そのうち3枠は角騎士ピサロだとして、あと4枠は自由枠になります。ウェストウッドを増やすも良し。トラッシュ除外としてソニックワスプAを採用するも良し。この辺りは色々と試してみるのがいいでしょう。
B.天渡軸アレス
こちらは先ほどとは少し違う動き方をします。
このデッキの基本は至ってシンプル、「とにかくサーチ」です。ナミテントウの他に、ゴッドシーカー天騎士オールリィチやゴッドシーカー休音獣チンチラストを使って、創界神アレスや天渡・化神カードをサーチします。
最後は前述で少しだけ触れた殻神騎士ナイト・オブ・グラディウス(リバイバル前)や、眷属軸でも活躍していたロストソード、あとは光速騎士ワスピーダーにブレイヴをつけつつ一気に押し切る形になります。ここで、ナイトオブグラディウスのリバイバル前後の差別化が活きるというわけですね。
防御面は、創界神アレスやラグマンティスはもちろん、サーチする段階で手札に加えられるムツバセイボウAや甲蛾忍ゲンマコガネが大いに役立ちます。特にゲンマコガネは初動としても非常に優れています(なお、そのせいか高騰中のご様子......)。
天渡軸は、眷属軸とは違ってカウントを気にする場面がそんなにないので、ロストソードの転醒条件にさえ気をつければあとは攻めるだけで型がつきます。従来のアレスをもう一度使いたい人には特におすすめと言えるでしょう。また、カウントが増えづらいおかげで、緑の世界が特に問題なく入るのもポイントです。
差し替えカードをあげるとすれば、天渡持ちのドローソースであるインビクタ、トラッシュ除外要因のソニックワスプA、そして、コアブーストしつつライフ貫通効果ももつ武双騎士センチビルドなどが候補になるでしょう。これに関しても好みになってくるので、各自で調整するのをお勧めします。
C.アレスGS
大変申し訳ございませんが、このデッキは試作段階なので、構築はまだお見せできません。上手くまとまったらまた個別でnoteを書くとは思いますが、おそらくウエハース発売日以降になるでしょう......気長にお待ちください。
ですが、今の時点で伝えられることもあるのでここに書き記しておきます。
契約神アレスは、契約技がコアブーストということもあり、GS適性がかなり高いです。従来の相棒狼ランポと違って、無理にアタックしなくていいのが大きな差別化点になります。
ここでは、アレスGSに入りそうな殻人スピリット、及びサポートカードのうち、今までに登場していないカードを一部ピックアップさせていただきます。
・終焉の騎神ラグナ・ロック(リバイバル)
ウエハースで再録が確定した、言わずと知れたパワーカード。召喚時6コアブースト+ターン1回復のダブルシンボルスピリットが弱いはずがない。GSの代名詞とも言えるこのカードが殻人を持っていたのはラッキーというべきか。
・ヒルスビートル
召喚時効果で手元のアクセル殻人を踏み倒しながらコアブーストというかなり便利な殻人スピリット。前述のラグナロックとの相性が抜群で、一緒に使うと合計8コアも増やせる。ここまで来るともうデザイナーズコンボだろ(違う)。
・光殻刑事マンディ・ブラリス
GSのイカれアタッカーとも言うべきこのカードも殻人を持つ。ミラージュがあると真価を発揮できるが、正直2体疲労+コアブースト+バースト封じ+ターン1回復だけでも十分強い。
・殲滅殻神モーレンカンブ
殲滅バーストの一角。契約スピリットによる耐性は意味がないが、純粋な受け札兼アタッカーとしての活躍は十分見込める。トラッシュ除外もできるので、ソニックワスプAと役割が被る可能性がある。
・大樹茂る天守閣
個人的お気に入りネクサスの一枚。相手のアタックの度にガチャができる。運要素は確かに強いが、殻人率を高めたらその分成功率も上がる。ただその場合、ガチャデッキに最適な某契約スピリットの方が良いって誰かが言ってた()
・インセクトオーラ(リバイバル)
殻人用のデッキ破棄対策。メインの効果がそこそこ優秀で、殻人のアタックでコアブースト+アタステ終了メタを付与できるのが強い。ただ、アタステ終了メタはクワガダラの方が使い勝手はいいか。
なお、私の実戦経験がまだ浅いので、対面知識に関しては割愛させて頂きます。割愛が多くてすみません......
〜終わりに〜
如何でしたか?結構ざっくりとしたまとめになってしまいましたが、これがきっかけで殻人に興味を持っていただけたら嬉しいです。
以下に追記のnoteもまとめていますので、そちらも合わせてご覧ください。
そして最後にこれだけ言わせてください。
公式さん、5年前のカードをリバイバルするくらいなら13年前のマンティクスマサムネの存在を忘れないでください(泣)。巡るヒカリには流石にないと思うけど、一年後のドラフトブースターは期待してますからね!!!(血涙)
何か質問がございましたらできる範囲で答えさせていただきます。このnoteのコメント欄に是非お書きください。
それでは、最後までご覧いただき本当にありがとうございました!
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