どうも、アーモンド ザコアドベントカレンダー13
はじめに
リーディングについての投稿を続けていこうと思っていたが、どうにもアイディアを文章化していくのが難しく、これ以上執筆していくのもなかなか厳しそうだ。それに一度体調を崩してしまったので、執筆の集中力もすこし低下してしまった。そこで、今回からは筆者の好きなテーマについて連続シリーズで書いていくことにする。好きなことなら書きやすいし、おそらく執筆速度も上がっていくので書き溜めができ、きっともう一度体調を崩してもどうにかなるだろう。
と、いうことで今回からはとあるVTuberについて語っていく。おそらくクリスマスあたりまでずっとこの話題になる。だから、この企画も最初はライフハック的な意識高いブログという印象だったが、終わる頃にはVTuberについて語るオタクの雑記という印象になってしまうだろう。何人かの期待を裏切ることになるかもしれないし、そもそもアドベントカレンダーでもなんでもなくなるのだが、思い出してほしい、最初に「この記事のテーマは自由とする」と宣言したことを。これは筆者の企画なので、筆者の好きにさせてもらうぜ。
What is "VTuber" ?
まず、Vtuberについて説明しておく。これを説明するにはまずYouTuberという職業を説明する必要がある。今日びYouTuberを知らない人はほとんどいない気がするが、これは動画投稿プラットフォームYouTubeで、動画投稿をし、その動画につけられた広告効果に応じた収入を得る職業のこと、あるいはそれを行う人物を指してYouTuberという。そしてVTuberというのはこのYouTuberから拡張した造語である。正式な名称としてバーチャルユーチューバーとユーザーの中では認知されている。この言葉の初出はおそらくA.I.Channelというチャンネル(動画投稿をするアカウントのこと)の企画に登場したキズナアイというキャラクターの紹介文であると思われる。そのチャンネルの企画ではキズナアイという3Dアニメーションのキャラクターがユーチューバーを真似する。生身の人間を撮影せず、ユーチューバーとして活動するキャラクターの3Dアニメーションを投稿することから、単なるユーチューバーではなく、”バーチャル”という形容詞がついたバーチャルユーチューバーという役職名となったのだろう。キズナアイ以降、それに追従する形で同様の企画を投稿するユーザーが増え、最終的に現在ではバーチャルユーチューバーという1ジャンルとして、VTuberはユーチューブ上での地位を確立している。
兎田ぺこーらというVTuber
現在VTuberは多数存在するが、現状としてYoutuberの活動をそのまま模倣しているチャンネルはそれほど多くない。VR技術を応用した現実では不可能な企画をするものもあれば、「歌ってみた」と呼ばれるカラオケ動画や視聴者参加型ラジオのような「配信」という企画を行うものもある。今回紹介する「兎田ぺこら」氏は、「歌ってみた」「配信」、そして歌手としてのライブ活動を行っている。デビューは2019年7月17日である(ちなみに、活動から2年半経つのに、公式サイトのお勧め動画は2019年のものだけである)。名前の通り、うさぎをモチーフにしたキャラクターデザインとなっており、明るい声色と豊かな感情表現によって人気を博し、彼女のチャンネルの購読者数は100万人を超えている(ユーチューブでは、ユーザーがチャンネルをサブスクライブする機能があり、一種の人気の指標となっている。基本的に一人当たり一つのユーザーなので、100万人のファンがいる勘定である。ぺこらのファンで自治体が作れるレベルだ)。
「どうも」か「アーモンド」か
彼女は配信活動において、配信の最初に挨拶をする。それがこちらの動画だ(クリップしたものにファンアートのアニメーションが付いたものだが)。
いかがだっただろうか。「こんぺこ こんぺこ こんぺこ ホロライブ3期生の兎田ぺこーらぺこー」というところまでは聞き取れたはずである。しかし、その後の音声がうまく聞き取れない。おそらく、初めて聞いた人は「d,アーモンド、アーモンド、アーモー」と聞こえたのではなかろうか。筆者は最初そう聞こえたし、同様な聞き取り方をするファンや、同じ事務所に所属するVTuberもいる。だが、本人曰く、その部分は「どうも、どうも、どうもー」と言っているらしい。嘘をつけ。(なお「【#ぺこみこ戦争】負けられない戦いが今ここにある!決闘で勝つ!!!【ホロライブ/兎田ぺこら」あたりから、その片鱗が見えている)
https://youtu.be/fm3WxmZXsqc?t=74
しかし、初期の配信を見返してみると、しっかりと「どうも、どうも、どうも」と言っている回がある。それらの回に共通する点は、彼女がまだ配信になれておらず、妙に辿々しいというか、そう、初々しいのである。どうやら、「アーモンド」と聞こえるのは彼女が配信に慣れて、流暢に挨拶をするようになってからのようだ。
だが、ここで一つの疑問が生じる。「なぜ我々はぺこーらの挨拶がアーモンドと聞こえてしまうのか」ということだ。言い換えれば、なぜ兎田ぺこら氏の意に反した音声を視聴者は聞いてしまうのか、ということだ。彼女は歌手活動をしているくらいなので、音声の発話に身体的な障害を抱えているわけではない。そうなれば、彼女は自身の意志通りの発音をしているはずである。そして、何度も順調に配信活動を継続しているため、録音環境のせいでもない。ただ疑えるのは、彼女の音声を我々が聞くその過程においてなんらかのエラーが生じているのではないか、ということである。
そのエラーの正体とはなんなのであろうか。今回から連続シリーズでその謎に迫ろうと思う。
おわりに
今回は今日から続いていくシリーズの導入をした。本日は遅れた投稿分の投稿もあるので、それらと合わせて読んでいただきたい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?