無人の荒野に一人立つ王
色々作っているけれど、普段は仕事も有るので、アップする物なんてあまり出てこないから、昔から思っていた事。
ボードゲームやビデオゲームに拘らず、よくゲームをしていた。
今はなかなか時間が取れないから少しだけしかしていないけれど、昔は自由に使えるお金は、本とゲームに消えてた時期がそれなりの期間有る。
対戦するゲームをよくやるんだけれど、ゲームをしていると”強い=偉い”みたいな考えになる人が居る。
そして興奮している場合、勝った際に相手に「弱い奴が俺にかかって来るんじゃねぇ」「お前のような雑魚は○○をするんじゃねぇ」みたいな事を言う人が居る。
それ自体は仕方ない事かなとも思うけれど、比較的聞くに堪えない暴言に、プレイヤーが減って行った際、その暴言を吐いた人は楽しめる期間が減るし、巡り巡って好きな物の新作が出てこなくなったりもする。
仮に最強だとしても、そんな無人の荒野に一人だけ立ってても面白くは無いだろうな…とか思う。
先日、Twitterに流れてたコラムで、”開発者は上級プレイヤーで有るべきか”と言う物を読んだ。
筆者は「そうでは無い」と言う事を丁寧に答えていて大変面白かった。
個人的にも賛成で、開発者が上級プレイヤーになる時間コストをかけるくらいなら、新しい面白さを開発して欲しいし、何より低難易度を好むプレイヤーや初心者が参入しにくい高難易度になって行く可能性が有るから。
当然、上級プレイヤーでもバランス感覚に優れた人も居るし、上手に越した事も無いんだけれど、ユーザーの為に視野は広く持って欲しい。
高難易度が売りならその限りでも無いけれど。
こんな事を書いていたら、昔ロボットの対戦ゲームを友人の家で遊んだ際、選んで調整した機体を見ながら「なるほど、そう言う感じにしたのね、対戦しようぜ」と言われ初見初対戦。
偶然破壊力の高い攻撃が良く当たって勝てたのだが「そんなバカな!地形的にも俺の方が有利なのに!」と悔しがった友人。
その初心者をマジ殺しするスタイルはいかがなものかと。
世の厳しさをかみしめる。