ようやくwebライターとして活動を始めました！仕事を辞めて3ヶ月間なにしてたの？ ～その６
つづき
お父さんと会話がはずんだ日は、青森県の無料キャンプ場でテントを張ることにしました。当日は土曜日だったこともあり17時頃に到着すると、そんなに広大なキャンプ場ではなかったので、すでにテントの設営を終えのんびりしていた大勢のキャンパーたちに出迎えられます。バイクで来てるのは私だけだったので注目の的です（笑）緊張しながら、これはどうしたものかと思案していると、ボランティアのお父さんが声をかけてくれます。「道が狭いからバイクはテントのそばに駐車して、車も荷物下ろしが終わったら広い駐車場に移動してもらってるんで」いろいろ細かいルールがあるようでしたが、管理人でもないお父さんが仕切ってくれていました。ありがたいことです。
そんなことがあったのでその夜は、お父さんにあいさつに行きました。実は私はお酒が入ると、陽気になり人と話すのが苦にならなくなるのです。ある程度酔っぱらってしまえば怖いものはない、無敵！というわけです（笑）ほんとうにお酒を飲んだ時は楽しくて仕方がなく、理性もはたらくのでケンカをすることもなく、楽しい飲み会になります。「また飲もうよ～」とお誘いの電話がくるほどです。ただ、翌朝にはしらふに戻ってるわけで、昨夜の調子で朝から話しかけられると、困ってしまいますが（笑）その夜も、お父さんと色々話しながら夜が更けていきました。「あぁ～ こうやって交流するのが楽しいから、旅はやめられないなぁ」としみじみ思うのです。酔っぱらってないと、まともにしゃべれないのに、です。
その翌日は天気が崩れてきました。こうなってくると、宿屋に泊る手続きなどが必要になります。宿に泊まるのであれば洗濯もしたいし...そう考えると、だんだん人とのコミュニケーションがおっくうに感じてきました。ここまで薬なしでなんとかやってきましたが、そろそろ限界のようです。旅が楽しいと思う気持ちより、人とコミュニケーションをとるのがつらい、という気持ちがまさってしまいました。「やっぱり、薬を持参するんだった。そうすればもっと旅を続けられたのに」と思う一方で「でも、薬なしでよくここまで来たよ。たいしたもんだ」と自分をほこる気持ちもあったのです。そして、不本意ではありますが、満足して帰路に就いたのでした。
ーー 自己啓発本 ーー
実は、旅に出る前に自己啓発本を読みあさっていました。昔からその手の本は大好きで、ほんとうにたくさん読んできました・・・いやいや、読んだのではなく「途中まで読んで満足していた」ので、あまり身についたことはないのですが（笑）ただ、旅の前に読んだ本に「自分に自信のない人は、自分のことを否定し続けているのです。今の自分を肯定して受け入れてしまいましょう」という内容のことが書いてあったんです。
つづく