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ハコイリムスコ/9bic の確立されたキャラクター性に感心している件

 9bic のTwitterをフォローすると共に、ハコイリムスコの過去のYou tube 動画を色々と見ていくことで、更に彼らに引き込まれることとなった。それは、魅力的なキャラクターが各々確立されている点である。グループ活動一年目にして、である。
今や国民的アイドルとなった嵐でさえ、結成から個のキャラクター確立まで数年を要していたというのに、何故それが出来ているのかを考えてみよう。

  まずは、SNSの力が大きい。自身の冠番組を持つ事が大変だったテレビの時代とは変わり、誰もが手軽に自分を発信できるようになった。
9bic が活用するtik tok、Twitter、You tube、インスタグラムは、配信された作品のタイムリーな共有と、発信者と受信者の相互でリアクション確認を行える。そのスピード感は、自己表現力を短時間で磨いていくことを可能とし、自身の成長を加速することも可能なのである(使い方次第では、時間の浪費にもなるが)。
ハコイリムスコの動画を見ていると、2019年夏頃では個性がまだ強く感じられないが、冬頃にはすっかりキャラクターの定着を感じ取れる。個人のファンを付けることが大事な地下アイドルには、ぴったりの営業ツールではないかと思う。逆に言うと、SNSを使いこなさないと自己表現の場がかなり限定されるということでもあるが。

 次にキャラ確立の促進剤として感じたことは、グループの存在そのものである。(見えないところでは色々とあるのかもしれないが) 仲が良いグループで、見ていて安心感があるということだ。
動画では進行しつつキレのある突込みを入れる、企画と関係のない言動を交えて自由にふるまう、可愛らしい表情を振りまく等、視聴者が見たいと思う画を裏切ることなく見せてくれる。それを高クオリティで定期的に出来るのは、お互いの良さを理解し合っていて、相手を見ながら巧みに自分を出し引きをしているからではないだろうか。
しっくりとくる組み合わせの、"カップル"というのがグループ内に複数存在するのだが、カップルの動画を見るとそれが一層色濃く出る。
相手の存在を借りて自己表現をしていくつまり、相手のキャラクターによって自分がより引き立つということ。それは相手を利用しているというよりも、助け合って自己成長をしていくということ。そうすることで双方にとって利益を生み出せるのだ。それはアイドルに限らず家庭や会社でも言えることで、つまり9bic /ハコイリムスコという"社会"が、うまく機能していると言えるのではないだろうか。
 鮮やかに咲き競う紫陽花を横目に、"SNS×地下アイドルグループ=魅力的な個々のアイドル" というステップを踏み進めている9bic /ハコイリムスコの活躍に、今日も注目している。

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