見出し画像

【UFC AtlanticCity】女子フライ級ベルト戦線【走り書きシリーズ】『Branchfield vs.Fiolot』※事後記事


記事概要

そう、忙しくて記事なんて書いてられなかったけど試合はチェックしていたし書き殴っていたよ!ということでフォーマットに逆らってメモがてら投稿していく走り書きシリーズです。お手柔らかに!

見応えのあった試合

(ライトヘビー級:プレリム②)アントン・トゥルキャリ vs イボ・アスラン

デビューから連敗を重ねてしまったトゥルキャリがコンテンダーシリーズからアスランのデビュー戦を務めます。
開始から直線的な打撃とバックブロー、ハイキックと回転軌道の打撃を混ぜて攻めますがアスランは真っ直ぐ下がる事も多いもののトゥルキャリにカウンターを合わせながら対応。時には互いに足を止めて打ち合うシーンもあってイベントの序盤の試合としては会場を温める仕事ぶりを見せる両者。
1R終了前にはトゥルキャリのハンドプラントキックのような蹴り技が意外とアスランにヒットしたように見えて、インターバルではアスランの右目が腫れていました。
3Rにトゥルキャリのパンチにアスランが右オーバーハンドを被せてこれがクリーンヒット。腰を落とすトゥルキャリに追撃する前にレフェリーが介入して試合はストップ!
アスランはデビュー戦勝利。トゥルキャリは4戦4敗。負けられないという気持ちは途中かなり感じられましたが結果出ず。

(フェザー級:プレリム③)デニス・ブズキャ vs コナー・マシューズ

あわやバックテイクされて不利になるかと思いきやスクランブルを凌ぎ切ってマシューズと打撃戦となった勝ち星のないブズキャ。
3R早々綺麗な右ストレート、返しの左フックでテンプルを捉えるとマシューズはダウン。
鉄槌を連打してレフェリーストップ。ここまで連敗だったブズキャが初勝利。
コンテンダーシリーズではいいパフォーマンスを見せていたものの不合格となりましたがここにきて有観客大会でのKO勝利で観客を沸かせました!

(フェザー級:メインカード②)ビル・アルジオ vs カイル・ネルソンのみ

序盤から激しい打ち合いとなった両者。
ネルソンがカーフを効かせ優位に進めると左の振り下ろす軌道のパンチから角度を作ったオーバーハンドフックを効かせてアルジオは一気に後退。
一気に大振りのオーバーハンド、振りかぶったアッパーで畳み掛けるとスタンディングのむまレフェリーストップ!!
少し早いストップにも見えましたがクリーンヒットが続いていたので仕方ないっちゃ仕方ないでしょう。ナイスファイトでした。

(ウェルター級:メインカード④) ヴィセンテ・ルケ vs ホアキン・バックリー

ミドル級からウェルターに階級を落とし虎視眈々と戦績を重ねるバックリー。ランカーに挑みます。
ランキング11位のルケは全然RDAに組み勝ってノーランカーからの突き上げを迎え撃ちます。

振りの大きいフック系のパンチでプレッシャーをかけるバックリーですが、振りの大きさを生かしたフェイントが凄く良くて上手く上下に揺さぶっていました。
パンチからキックへの上手く繋ぐシームレスな打撃は見ていて面白かったです。

その状況を打開しようとルケがテイクダウンを試みますがバックリーがこれを切ると、フルガードのポジションからパウンドを連打し続けるバックリー!
流石の運動量でルケは顔を手で覆う事で精一杯。そのまま動けずレフェリーストップ!!

ランカーを倒したことでランク入り確実となったバックリー。更に魔境のウェルター級はここからですね。

大会総括<アイポーク多すぎ問題>

ルジボエフはミドル級最長身で打撃スピード、攻撃の反応、長所はたくさんあって期待していたし勝つだろうと予想はしていましたが、デュマスのアイポークアピールがもっと明確にできていれば良かったものの、角度的にレフェリーも見づらいところにいたのもあってそのまま流れてしまいました。
続いてワイドマンも序盤から上下に蹴りを散らしていい試合運びをしていたもののバックステップ時に前手を伸ばす仕草で試合が度々ストップ。フィニッシュシーンでは左手、右手の指が立て続けに入って流石にノーコンテスト裁定に覆るべきと思うほどの結果に。

度々起こるアイポークですが、結局グローブをアップデートしても改善が見られないのでレフェリーがもっと厳しく注意するか満を持してのPRIDEグローブの復刻が必要なレベルかなと今大会では感じました。

メインイベントのブランチフィールドちゃんは若さと勢いでランキング2位でしたが、何気にBJJ黒帯のフィオロにグラウンドゲームをさせてもらえず、得意の土俵に立たされたままジャッジ3者とも50-45で完敗。

今大会で目立ったのはバックリーでしょうか。
ミドル級時代には衝撃KOでその名を轟かせるもフレームの小ささから苦戦しウェルター級に階級を下げて再起を図りました。前に出てプレッシャーをかけ続ける運動量でランカー11位のルケを下したのは大きく、次戦で更なるステップアップに期待です!!