恋人との相性について
恋人との相性は、お互いに長く付き合っていくためはとても大切なことだ。その人のことが大好きで、その人の良いところしか見えないのは恋愛のマジックであり仕方がないことだ。
結婚したなら、一生夫婦として付き合っていくことになる。相性はとても重要だ。
■恋人との相性
わたしの場合、今の嫁と結婚する前に何人かの女性と付き合った経験があるが、もしもその内の誰かと結婚していたら恐らく離婚していたと思う。だから別れたのだろう。
恋愛している時は相手のことが全部いいように見えてしまうものだ。特に若い頃はその傾向が強かったように思う。
わたしがなぜ今の嫁と結婚したかと言うと、彼女が他人の悪口を言わない人だったからだ。当時、職場の周りの女子の悪口話の数々には正直うんざりしていたので。
わたしは神経質でおとなしい性格なので、嫁の明るくて社交的な性格に惹かれていった。おかげさまで離婚もせずに現在に至っている。嫁が我慢してくれているのかもしれないが、わたしに後悔はない。
恋愛の先には、お互いに結婚というものが見えてくる。恋人との相性と共に結婚の条件というものがある。
結婚とはお互いに一生を共にするということだから、条件的にはシビアにならざるを得ない。結婚の条件として、一般的によく挙げられるものが、
• 学歴(例:大卒)
• 収入(例:年収600万円以上)
• 容姿(例:身長170cm以上)
• 性格(例:優しい人・明るい人)
• 人格(例:尊敬できる人)
それに対して離婚の原因として挙げられるのが、
• 性格の不一致
• DV
• 浮気
• 親族との不仲
• 性の不一致
• 浪費
交際中と結婚後では相手に対して自分が思っていたことと違いがあるのは当たり前だ。交際中は自分を装って良いところしか見せないようにするのが人間なので。
お互いに性格が違うのが当たり前であり、離婚の原因としては後付けに過ぎない気がしてしまう。
実際に男女の恋愛で相手に求めるものとは何だろうか?
大手婚活サービス会社のアンケート調査の結果によると、
恋人へ求める条件
男性
1位.「人柄」
2位.「容姿」
女性
1位.「人柄」
2位.「価値観」
褒められて嬉しいのは、
男女とも「性格」
相手に魅力を感じたところで最も多かったのは、
1位.「会話時の話しやすさ」男女共
2位.「人柄」女性 「容姿」男性
これらの条件は、あくまでも理想なので、最終的に何を妥協し何を優先するかが問題だ。
相手のことを好きになってしまうと、すべてが良く見えてしまうものだが、付き合いを重ねてお互い冷静になった時に気持ちに変化が起きてくる。
■恋人との相性にこだわる
人間誰しも失敗はしたくないので、恋人との相性に敏感になるのは当然だろう。将来結婚を視野に入れているのなら尚さらだ。
恋人に求めるものを大きく次の2つに分けてみた。
✅自分と同じものを求める
自分と同じような性格の人が考えていることはよく理解できるので心地が良いものだ。自分のことを理解してもらいやすいということもある。
しかし、相手に自分の悪いところを見るような気持ちになり、同じだからこそ衝突してしまいケンカ になる場合も少なくない。わたしの両親がそのケースだった。
✅自分と違うものを求める
自分と違うものを持っている人には魅力を感じやすいものだ。しかし、付き合いだして慣れてくると、その違いが自分を理解してもらえない不満となってしまう場合がある。
学歴、収入、容姿は価値観の問題だ。自分がどう捉えるか?どう価値を感じるのか?あくまでも自分次第だろう。
しかし、性格や人格というものは人間を形成している「その人そのもの」だ。人生を共にするのなら、絶対に外せないところだと思う。
◎「性格の不一致」をどう捉えるか
この世界では、それぞれ性格の違う者同士が生きている。性格は個性だ。本来、個性は尊重されるべきものだ。
個性は他人から操作されるべきものではない。そして他人に押し付けるものでもない。
お互いに合わせるのではなく相手との違いを認識して、理解し受け止めるだけだ。相手と自分との違いを無くそうとすることから争いが始まる。
違っていて当たり前だ。それが人間だから。
同じ人間なんてこの世の中に一人もいない。
恋人にするなら条件が良いに越したことはないが、無い物ねだりが過ぎれば幸せは遠のくばかりだろう。
何を許し、何を優先するのか?それが問題だ。
■恋人に求める相性のあり方
恋愛では、相手の良いところも悪いところも理解して受け入れる寛容さは必要だろう。しかし、そうは言ってもどうしても譲れない条件というものもある。
では、恋人に求める譲れる条件と譲れない条件とは何だろうか?
• 収入
• 学歴
• 容姿
• 価値観
• 生理的欲求
• 浮気
• ギャンブル
• 暴力
収入さえ良ければいい、それもりっぱな条件だろう。自分がそう信じるのならそれで構わないと思う。容姿を重視するのならばそれも譲れないところだろう。
自分が何に対して大きく価値を感じるのか?それが自分にとって譲れないものだ。
しかし、そんな自分の目の前にある日現れた人に心奪われてしまい、それまで頑なに信じていた条件が全部どこかへ飛んで行ってしまうことがある。
そして、自分のその直感を信じてみたくなる。ある意味、ギャンブル的な感覚かもしれない。
そもそも人生そのものがギャンブルみたいなものだ。自分は堅実に生きているつもりでも大損する場合だってあるだろう。
自分が重要視した条件に従った結果、大きく失敗することもある。しかし、その失敗から学ぶことも大きい。
思い出してみよう。
子供の頃、何を幸せと感じていたのか?
大人になってそれが見えなくなってしまうことがある。
自分が子どもの頃、どんなアイドルが好きだったか?どんなことに興味や幸せを感じる子供だったか?
自分にとっての幸せは、相手が作り出す条件だけではなく、自分自身が創りだしていくものだと思う。
■まとめ
恋人に求めるもので、譲れるものと譲れないものとを整理してみよう。
お互いを認め合うことが幸せになる条件だ。自分が求めるように、相手も求めているということ。
相性の良いところと悪いところは表裏一体であり、どちらかを無くせばもう一方も無くなってしまう。
ちょっとした気持ちの変化、視点の変化によって条件がフラットになることがある。
人間は本当に複雑であり単純でもある。