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ブラック企業の正しい辞め方とは?

ブラック企業の辞め方には幾つかのポイントがあります。相手がまともな企業なら話も通じるでしょうが、そうでないのなら退職が難攻する場合があります。

退職の意志を伝えても会社側が辞めさせてくれないというのなら断固とした対応が必要となります。

ブラック企業とは?

ブラック企業ではないかと思われる特徴を幾つか挙げてみます。

• いつも募集広告を出している
• 新人を一度に大量採用する
• 就業規則がいい加減だ
• 毎月サービス残業が多い
• 毎日残業時間が長い
• 離職率が高い(人の入れ替わりが多い)
• 何かと言えば精神論を前に出してくる
• パワハラやモラハラが当たり前になっている
• 余りに高すぎるノルマを押し付けてくる
• 辞めたくても辞めさせてくれない

これらの特徴が一つでもあればブラック企業であるということではありませんが、複数該当するのであればブラック企業である可能性が高いと言えます。

入社前であるのなら、最初に電話を入れた時の相手の対応や、面接時であれば面接官の対応や周りの人の言葉使い、事務所の雰囲気などをよく観察する必要があります。

ブラック企業の見分け方

わたし自身もいろいろな会社の面接を受けてきましたし実際に入社もしましたが、募集要項にある諸条件を面接時に当たり前のように平気で変えてくる会社はダメです。実際にそんな会社が何社かありました。

だまされたと思って試しに入社してみましたが、案の定いい加減な会社でした。最初から約束を守れない会社はやはり信用してはいけません。

■ ブラック企業とホワイト企業の違い

ブラック企業とホワイト企業の違いについて考えてみましょう。

営業会社などは精神論が多いです。精神論で高いノルマを達成させようとする考え方です。わたしの場合で言うと、精神論の多い会社より伸び伸びと仕事ができる会社の方が圧倒的に自身の売り上げは高かったです。

確かに精神論で締め上げないと怠けぐせが抜けない人間が多かったですから、雇用主としての会社の立場だけで言えば精神論がすべて間違っているとは言えないようです。

結果が出せないと上司から叱咤激励されることはホワイト企業でもあることですが、それがその人の人間性までも否定するようなパワハラ・モラハラとなれば精神的にもつらく、人としての尊厳の問題ともなります。

辞めたいと言うと惜しまれて上司から引き止められることはホワイト企業でもあるかと思いますが、異常なまでに相手を辞めさせない行為は精神的に追い込んでしまうことになり非人道的であると言えます。

求人誌を見ているとブラック企業と思われる会社がいつも掲載されていたりします。そういう会社は離職率の高い企業であると簡単に推測できます。

一度に大量に採用するのもブラック企業であり退職者が多い事を物語っています。ホワイト企業でも残業が多い会社は少なくありませんが、それが毎日続き夜遅く迄であったり、残業してもサービス残業が当たり前だったりするのならばやはりそれは大きな問題でしょう。なぜなら残業代は就業規則に準ずる仕事の代価だからです。

ブラック企業を辞めたい

自分が働く企業がブラック企業だと確信した上で辞めたいと思うのであれば退職することは何も悪いことではありません。自分のわがままではなくブラック企業の特徴が幾つも該当するような会社なら辞めて当然だと言えるでしょう。

■ 辞めたいけど辞められない

しかし、辞めたいのに辞められない、会社側がどうしても辞めさせてくれない企業だったらどうすればいいのか?まさにそれがブラックの証と言えます。

まるでサラ金の追い込みのように家までやって来て会社を辞めさせないようにする行為はもうやくざと変わらないでしょう。実際にそういう会社があると聞きますが、以前にも同じような事例で追い込まれて自殺した人のことがニュースで紹介されていました。

労働基準法では就業者が退職する権利がちゃんと保障されています。

■ ブラック企業の辞め方

ブラック企業を辞める際に大事なポイントは、まず会社を辞めることに決して負い目を感じないことです。相手がまともな企業ではないのですから負い目など一切感じる必要はありません。

本気で辞めると腹を決めたのなら即行動に移しましょう。退職理由は相手が引き止めにくいものがいいでしょう。

• すでに転職先が決まっている
• 親の介護
• 家業を継ぐ
• 遠方への転居 etc.


退職の際にはお金の事はきちんとしておきましょう。お給料の支払いや残業代の清算など自分の権利は守らなければなりません。それを引き換えにしてでも辞めたいという人がいるかもしれないですが、お給料や残業代は本来法的に守られるべき権利です。

しかし、勝手に!?退職するのなら給料さえも払わないという会社も存在します。

色々と難癖を付けて自分を追い込んでくるというのなら法的手段に出るくらいの覚悟が必要です。弁護士に依頼すると費用が掛かると思うのなら退職代行会社という退職の専門家に依頼する方法もあります。退職代行会社は退職に関わる手続きを法的にすべて代行してくれます。

まとめ

ブラック企業じゃないかと思われる特徴

• いつも募集広告を出している
• 新人を一度に大量採用する
• 就業規則がいい加減だ
• 毎月サービス残業が多い
• 毎日残業時間が長い
• 離職率が高い(人の入れ替わりが多い)
• 何かと言えば精神論を前に出してくる
• パワハラやモラハラが当たり前になっている
• 余りに高すぎるノルマを押し付けてくる
• 辞めたくても辞めさせてくれない

これらの特徴が複数該当するのであればブラック企業である可能性が高いのではないでしょうか。

ブラック企業の辞め方で大事なポイントは、会社を辞めることに決して負い目を感じないことです。

相手が必要以上に追い込んでくるというのなら弁護士に依頼するくらいの覚悟が必要です。弁護士に依頼すると費用が掛かると思うのなら、退職代行会社という退職の専門家に依頼する方法があります。


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