「流浪の月」(凪良ゆう)
2020年本屋大賞受賞。
映画化もされています。
テーマが重そうなので敬遠していましたが、読んでよかったです。
あらすじ
幼女誘拐事件の被害者の女の子と加害者の男性。
二人には他人には分からない絆ができていく。
それは、言葉では表すことが難しい関係。
二人以外には理解できない、理解しようとされない関係。
感想
読んでよかったです。
食わず嫌いだったけど、食べたら美味しかったみたいな。
二人の関係が、例え他人に理解できなくても、それが世間ではおかしいと思われても、それを貫こうとする二人。
それくらいお互いを必要としている。
私は、あまり世間体を気にしない方なので、読んでいてそれほど苦しくはなりませんでしたが、当事者の二人にとっては、世間がどれほど苦しいものだったか。
恋でもなく、友達でもなく、愛かもしれないし、家族と言うかもしれない。
言葉で表す必要がないほど、お互いを必要としている関係。
そんな人に出会えた二人は、きっと幸せなんだと思います。
よかったら私の書斎をご覧ください。(ブクログへのリンク)
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素敵な本に出会えますように。