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30代、ボールのもらい方がカギ?

昔から中田英寿氏が好きで、生き方や仕事の仕方を参考にしています。

今日、午後に時間があったので、田中英寿氏のローマ時代の伝説のユベントス戦の映像を見ていました。

この映像を見て思ったのは、土壇場での勝負強さよりも、そもそもパスをもらえる位置にいつもいること。

田中英寿氏はフィジカルの強さが常に評価されますが、そもそも良いシュートや良いパスが出せる位置でボールをもらってるなぁと改めて思いました。


シュート力とパスの精度を磨いだ20代

仕事において、わたしは20代のとき、スキルアップと信頼性の構築に重きを置いて、時間を使っていました。
これは、仕事上のシュートや仲間へのパスがうまくなりたいと言うことだった気がします。

20代として正しい選択だったと思います。

ただ30代になり、シュートとパスだけでは結果が出しにくくなったなぁと思うようになりました。


何でも仕事を受ける上司の下で

前職のインターネット企業で、上司として長らくお世話になった方がいます。その方は、本当に仕事をよく持ってきてくれる上司でした。
一緒に仕事をしていて、その上司は「仕事がないことがなく」、いつも社内外から相談を持ちかけられ、何でもポジティブに対応していました(死ぬほど忙しそうでしたがw)。

その上司のマインドは "Door is always open."という感じで、誰もが話しかけやすい雰囲気で、いつも誰からも見える位置に座っていました。その働き方は、組織人として学ぶものが多く、前職の最後の2年はその精神で"とりあえず"仕事を受けるようにしました。

"とりあえず"受けるようになってからは、私にもどんどん仕事が集まるようになり、忙しくも充実したインターネット企業ライフでした。


仕事の受け方が重要な30代

"Door is always open."のマインドを持ちながら、実際仕事を受け取るようになると、どんどんシュートが打てるようになります。

そして、仕事を受け取らないと、そもそも仕事でシュートを打つことができないことに気づきました。シュートを打たないと、結果が出せないということです。

20代は、若手として周りから認識されているので、中堅や大御所が若手に良いパスを出してくれます。
そのパスは、基本的にはゴール前の絶妙なもので、あとはゴールに押し込むだけで良いものです。

30代の中堅になると、ゴール前のパスなんて誰も出してくれなくなります。そもそも立ち位置が悪いやつに、ボールなんて回ってきません。回ってきたとしても、難しい体勢でボールを受け取らないといけないことが多くなります。

中田英寿氏の映像で気づいたのは、変な体勢でボールを受け取るのではなく、自分がシュートやパスをしやすい形でボールを受け取り、行動を起こすほうが結果が出るということ。

仕事も同様に、"Door is always open."のマインドで、積極的に仕事を受け取りにいかないと、自分の描く形でシュートを決められない。それを改めて認識した午後でした。

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