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賃貸に関してのエトセトラ at Yangon

一昨日から今朝に掛けて久々に切れました。今日も朝から絶賛停電中!(これは毎日なので切れません、発電機回すだけです)

私、ヤンゴンで外国人向けのサービスアパート(要はホテル並みのサービスが付いた賃貸アパートキッチン付き、つまり生活する上で必要な掃除、洗濯等をする必要が無い、偶に気が向けば自炊をすれば良い、食器も調理器具も完備)を運営しています。お客様はヤンゴンで働く外国人(日本人だけではありません)で基本は1年間の賃貸契約です。89平米、2ベットルームで発電機等完備で、ホテルに宿泊するよりも全然安く滞在できます。但し、ミャンマーは、ビジネスビザ、滞在許可証を持っていない単なる旅行者は、ホテルにしか宿泊できませんので、短期滞在の方はダメ何ですが。

今から3、4年前はヤンゴン市内で外国人が母国と同じ程度の環境で暮らせる賃貸物件を探す事は至難の技でした。家賃が高い、部屋が狭い、家具がダサイ、発電機が無い、水漏れがある、雨季には家の前の道路が川になり家に帰れないなど信じられない事が多発。それだけで結構なストレスで毎日切れていました。家を巡るトラブルが有ってオーナーに言ったところで、「やっておくよ!」でいつまでたっても修理は終わらず(日本やカナダであれば大家さんが直ぐに直してくれるのが当たり前)、痺れ切らして自分で修理屋探して修理して請求書を回したところで、「勝手に直したのはあんただから、自分は払わん!」の一言、結果、修理代こちら持ち、というのが一般的でした。そんな生活がヒントになって仲間の皆さんとストレス無く暮らせる環境を提供しようと今の事業を始めた次第です。

さて、発展の速度が早いヤンゴンではこの2年程度で外国人が真っ当に暮らせる賃貸物件が急激に増えました。供給が増えて需要が増えれば良いのですが需要がそれに伴い増えない(外国からの投資が足踏み状態)ので家賃は当然の事ながら下がります。家賃が下がると当然、今迄はまともな案件には住めるだけの予算を持っていない方(今でも一部上場企業の駐在の方達は、USD3000・月以上の豪邸に住んでいますが)でも真っ当な環境に暮らせる様になりました。(良かったね)同時に、大家さんは今迄の強気の姿勢を一変、兎に角入居して欲いと家賃は下げるは、短期滞在の方でも受け入れるは(ビザを持っていれば)と大変です。ご多聞に漏れず、私達も同じです。

この結果何が起きるかというと?

世間的な真っ当な常識の無いテナントに当たってしまう事があります。

毎年この時期、単位取得の一貫として学生に発展途上国での国連、NGO、政府機関等でのインターン勤務を義務付けている北米の大学、大学院があります。(期間は2か月から3か月程度)昨年、偶然の縁で、とある北米の大学の学生さんを2人、テナントとして受け入れました。2人とも良い学生さんで何の問題も無く滞在して頂き、期間中の週末はミャンマーの田舎へも出掛けてフィールドリサーチ迄を終えて帰国されました。学生さんなのでお金が無いのは世界共通で日本式に言えば、89平米 2LDKの部屋を2人でシェアして快適に過ごして頂きました。

今年は、昨年滞在された学生さんの紹介だと思うのですが、メールで滞在希望の問い合わせを頂きました。2か月半の短期滞在ですが、部屋も空いていたので受け入れの許諾をして契約書を作成して、かつ予約金の支払い迄をお願いしました。

1)契約書は戻ってきました。(なんの問題もありません)2)期日になっても予約金の支払いがありませんので、問い合わせをしました。奨学金を得ているのでそれを貰ったら送金しますとの事です。(これも理解しました)3)一人では賃貸料の支払いがキツイのでルームシェアしても良いかとの問い合わせがありました(勿論構いません、最初から言えば良いのに)4)今度は契約書にサインをした当人の到着前にルームメートが先にヤンゴンに着くので部屋を使っても良いかとの問い合わせがありました。部屋は空いていますので、家賃を日割り計算をして掛かる費用をルームメート、契約者に送りました、了解のメールを貰ったので、「送金しました?」と聞いたところ、「未だしてませーん!、銀行に登録するのに1週間掛かりますのでこれからやります」5)2週間経って口座をチェックして見たら入金していませんのでメールで問い合わせしたところ、10個くらいの言い訳が帰ってきました。6)最後通告として期日を切って入金確認ができない場合には予約を取り消すと通告、やっとデポジットを送ってきました(😥)但し、約束した半額。かわいそうと思い、受け入れました。

一昨日、件のルームメートに到着確認のメールをいれたところ、今度は事前に知らせてある家賃(短期滞在費用)が高いというクレームのメール。もう切れました。お金が払えないなら、払えないで予約をしなければ良いので、流石に切れて「滞在して頂けません」とメールで返信。帰ってきた返事が、「6月8日からあなたと契約した契約者が来たら一緒に行くからね」💢 切れました、契約者にメールを書いて「あなたのルームメートは受け入れられません」と書いたら、ただひたすら平謝り。(まあ、許すかと思い6月8日を迎えました)。ルームメート共々、事務所にお越しになり、では、家賃をお支払い致します。本来の契約者の方が、徐に現金を出しながら、「友達が来月分を一緒に払います」(よしよし、良いんじゃない?)

ここで驚き、徐にお友達が出したのが、アメリカの銀行の小切手帳、サラサラと金額を書いて、サインして、「はい、どうぞ!」

何これ、ここはアメリカでは無くてミャンマーです。こんな物受け取れません。此方にとっては只の紙切れ。

そこからが説明する事、30分。やっと納得して貰い、7月7日までに残りを払って貰う事で納得。こんなテナントも居るのが、この国です。苦労が絶えません。

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新築で2019年5月末からヤンゴンでサービス付きアパート(サービスアパートメント)を運営しています。(2016年よりサービスアパートを手がけました。皆様には満足して貰っています。

こちら:https://www.facebook.com/MyanmarClubResidence/

水もお湯もしっかり出ますよ〜。停電対策も出来ています。24時間サポート付きです。

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内見のお問い合わせは、下記の物件サイトからお願いします。

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MCR−1、www.facebook.com/MyanmarClubResidence

こんにちは。Masamiです。流れ流れてヤンゴン在住既に7年目突入。ヤンゴンで外国人向けサービスアパート、バガンで小さなホテル運営しています。