アクセシビリティの祭典2020@オンライン配信に参加しました
2020.5.22(金)、アクセシビリティの祭典2020に参加してきました。
https://accfes.com/2020/
今年は昨今の状況もあり、オンライン配信での開催となった為、運営の方々も試行錯誤しながらの運営だったかと思います。
運営の皆様、本当にお疲れさまでした!!
2回目の参加でしたが、とても充実した時間でした。
当日のタイムテーブルはこちら。
https://accfes.com/2020/session/
全部のセッションが面白くてTwitter(#accfes2020)でもひとしきり呟いてましたが、その中でも特に面白かったと思うセッションを少しだけご紹介します。
配信動画、後日また見れたらいいな〜〜という期待を込めて公式チャンネルURLを貼っときます。
https://www.youtube.com/channel/UC_OMwqDHAWsUS3rd-oihx6Q
まず、NPO法人 兵庫県難聴者福祉協会 原さんの「ミニ手話講座」。
ここでは、「アクセシビリティの祭典」と「コロナウイルスに負けるな」のて手話を教えていただきました。
説明したかったのですが、手話を文章で説明するのが難しい為、断念...。
思ったよりも簡単なので(もしアップされたら)ぜひ動画を見てほしいです。
次に、Ledesone 代表 Ten(テン)さんの「目に見えない障害とアクセシビリティの可能性」。
サービスの企画開発に発達障害視点を取り入れて課題をこなすイベント「ハッタッソン」のご紹介も色々と考えさせられました。
「障害当事者とみんなで一緒に議論するのが大事」
https://t.co/Mnm6L4JKru
それとトーク中にご紹介されていたmahora(まほら)のノート。
Webサイトもすっきり素敵な印象でめっちゃ欲しいです。
http://og-shiko.co.jp/mahora/
次は、「障害者のニーズから生まれたサービス・プロダクトのご紹介
-わたし達の未来をつくるアイデアソン・ハッカソン–」。
「AR音声案内システム」
のお話で、TOA株式会社の小川さんが「音声案内時、どちらが右で、どちらが左か、が意外と伝わりにくい。」という実証実験時の意外な発見を語られていたのがとても印象的でした。
伝えるのってほんと難しいことだ。
その次は、「フォントおじさん」で有名なSBテクノロジー株式会社 エバンジェリスト 関口さんのセッション 「フォントとアクセシビリティとブランディング 」。
昨年参加の際も「お、フォントのお話だ!」とわくわくしたのを覚えています。
今回は街中、駅内などで見かけるフォントについての考察、そのフォントデザインがどこで使われるかを意識する、といったお話で、画面越しにめちゃめちゃはしゃいでました。(Twitterでもご本人とお話できて嬉しかった...)
フォントの話って楽しいですよね。
私は「Futura」が好きです。
さて、セッション中に教えていただいたことをここでもシェア。
『メルカリ』ってサービスありますよね。
そのメルカリのフォントの「a」の違い、ご存知ですか?
実は、mercari と merpay のスペルの時だけ「a」は一階建てなんです。
(「a」のあの上のちょろっと出てるやつ)
下記ページの赤いエリアでは文字の入力ができますので、ぜひ「mercari and merpay」など入力されてください。and の a だけは二階建てになるそうです〜〜!!目のつけどころがシャープ!
https://design.mercari.com/mercari-sans/
最後に、Accessible & Usable 土屋さんの「Essence of “Form Design Patterns”」。
書籍「Form Design Patterns — シンプルでインクルーシブなフォーム制作実践ガイド」を元に進められたセッションでしたが、この本、偶然にも同僚に数日前紹介されまして気になってました(ホント)。
セッションでは、インクルーシブデザインの原則についてや、どんなユーザーをも不合理に排除しないフォームにするためのお話を丁寧に解説されていました。
Altについて、単に「A・B・C・D」だけでなく、「窓側のA」といった詳細文を仕込むことの優しさ。
音声読み上げで利用する人のことを考え、「読込中」まで表示させる優しさ。
インクルーシブデザインの優しさにしみじみしました...
セッション中に紹介されたアクセシビリティへの配慮を進めやすくするためのツール「インクルーシブなペルソナ拡張 (Inclusive Persona Extension)」もいつか使ってみたいと思います。
https://accessible-usable.net/2018/05/entry_180517.html
以上、短いですが、アクセシビリティの祭典2020のレポートでした。
来年は現地開催に行けるといいな。
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