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アフターコロナへのアイディア-日本のアーティスト
目次
1.はじめに
2.コロナの状況から海外での活動は…
3.中長期的な予測
4.もっともっと先の未来
ー アフターコロナのアイディア ー
●ショップ
●スクール
●オンラインエキシビジョンの課題とメリット
●アフターコロナで流行る絵画の傾向
●オンラインの展示のアイディア
1. はじめに
私は日本全国の百貨店で展示をする駆け出しのアーティストです。昨年の12月に初めての個展を開催し、17点を完売しました。
今年は海外の展示にも参加し、日本でも展示をする準備をしていました。
そんな矢先のことです。
私は展示がないときは老人ホームで絵画講師を出張でいくつか回っていました。2月の下旬には全ての老人ホームの授業はなくなりました。一番弱い人を守らなくてはならないから、そこの仕事がなくなるのはしょうがないと思いました。
その後、2月27日には全小中学校の休校の要請が出てからはカルチャーセンターでの仕事もままならなくなりました。
私は自らカルチャーセンターに対し今期はお休みにさせてくださいとお願いをしました。生徒さんの安全を守るのは講師の義務でもあるかと思いました。お教室にいた70代の方はそのままスクールを退学してしましました。
4月には関東近郊の某百貨店でグループ展示が控えていました。展示は4月8日からでした。緊急事態宣言があったのが7日でした。作品は送っているけれど、展示は延期。いつまた開催されるかわからないという状況になりました。もうまさに幻の展示です。
この幻の展示をきっかけに私は改めて、アフターコロナを考えることになりました。
2.コロナの状況から海外での活動は…
私は今年こそ海外での展示を沢山するんだと思っていたんですが、中々、厳し状況です。
みなさんがご存知の通りどこの国も現在、この感染症の問題と戦っている真っ最中です。
CTR検査が行えたとしても精度の良いキッドというものは現在ないそうです。(4月16日)ワクチンの情報はいくつかありますね。一番早くできるワクチンの情報は大阪の創薬ベンチャー「アンジェス」が9月にも実用化というものがありました。医療従事者を優先に投与することだそうです。本当に早く実用化を望みますが、一般の人にはもう少し時間がかるのではと考えています。
このコロナの発生地中国やWHOの対応。アメリカとの関係や各国の対応を見ていると中国を牽制する動きがあります。先日の報道ではWHOの資金拠出を当面の間、停止すると表明しました。
多分、このコロナが収束しても、アジア人に対しての差別がどこに行ってもあるのではと思っているからです。
これは相当尾を引く問題になるのではと考えています。
日本で展示をして海外の方がご覧になる分には問題なさそうですが、知らない土地でアジア人が展示をしたり、バスキング(路上販売)はかなり難しくなるのではないかと考えます。
スペインでは死者が一万人。90万人が失業しています。イギリスでは皇太子や首相が感染したのも国民の感情が逆撫でられる要因になっています。
これは経済的に中国がどこかで責任を負うことになるのではないかと個人的には思っています。ただ、負ったとしてもこの中国への牽制する動きというのはみんなが持つことになるのではと思っています。
3.中長期的な予測
このコロナの問題はいつ終息するのかは、本当の所は誰にもわからない状況です。
ワクチンのことなどを考えるとかなり、自粛の期間も長いと思うし、実体のある展示やイベントは中々、難しいのではと思っています。はー
ハーバード大学公衆衛生大学院の研究者によると、「2022年まで、長期または断続的な社会的距離政策が必要になるかもしれない」という論文があります。
2020年は経済活動を早く始めたい、各国の政府と感染者数の波の中で揺れることになるのではないかと思っています。その中では自粛ムードが明けてプチバブルのような実態経済もあるでしょう。今の中国の動きがまさにそうです。ただ、ワクチンが市民にまで広がらないと再び自粛となるかと思います。
私の予想では2021年の春から夏にかけてワクチンが広く広まり、来年の冬から2023年には収束するのではと考えています。他の方の予測ではオリンピックはできないという見方もあります。
その頃には以前までの世界とは全く違う、働き方、生き方になっていると予測しています。
次の記事ではもう少し先の未来を考えます。
その先の記事では私たちアーティストはこのコロナの中でどうするのかを具体的に考えていこうと思います。
4.もっともっと先の未来
今更、みんなが言っていることをそのまま書いても仕方ないのですが、オンライン化がすごく重要だと思っています。
テクノロジーは退化しないしからです。家の中にあるドラム型の洗濯機からベランダに置いてある二層式の洗濯機には戻れないし、スマホを使いなれたらガラケイには戻れないですよね。
たぶん、そうゆうことが今みんな起こると思ってます。
今年から5Gになり、小学校ではプログラミング教育が必修化されます。日本でもリモートワークを推奨しています。
5Gは、「高速化」が大きな特徴だと思います。データー容量が大きいものをスムーズに機能させる通信システムです。これで行えるVR動画などはエンターテイメントとして話題ですね。この通信速度の開発は約10年ごとに行われると言われています。
また、今年から日本の企業でもクウォンタムの実用化の事業に乗り出す企業が出てきました。クウォンタムとは量子コンピューターのことで、今、使っているPCとは全く違う計算方式で処理するPCのことです。このPCはものすごい処理速度にありますが、実用化に向けてgoogleや富士通などがこぞって開発をしています。カナダの企業ではコロナウィルスの研究のためにも無償開放し、期待されるています。
これが実用化されたら、家電は「AI機能」は当たり前になり「今話題のクウォンタム搭載!」いうようになるのでは私は予測しています。一般的に言われている「今後なくなる職業」というのはあるでしょうが、みんなが、みんなそうな風に働かなくてもよくなるとも思っています。そこで資本主義が終わるのかなとも想像します。
話が飛躍しすぎましたね。
日本の未来にフォーカスすると、21年に東京オリンピック。25年に大阪万博。27年にリニア新幹線開業(東京↔︎名古屋間)。
どこにいても仕事ができるとみんな分かったら東京にいなくてもいいと思います。それでも、あと10年ぐらいは都心でのイベント充実しているので、人が集まるのかもしれません。
ー アフターコロナのアイディア ー
●オンラインショップ
ではここからは具体的な例をあげていきます。
中長期な目線で行けば、オンラインショップでのグッズ販売は有効かもしれません。
絵画とかアートってとても高いので手を出しにくいですが、グッズにしておくと新たなファンの獲得が考えられるかと思います。
実際の展示の時もグッツを作っておくと、そちらを購入ということはあります。また、グッズじゃなくて次は必ず本物のアートを買うぞ!という連鎖を引き金にしてくれるものになるかと思います。
あと、展示で作品の値引きを要求された時に「このオリジナルアイテムを特別にお付け致します」として何度か値引きを逃れたことがあります。いくつか在庫を持っていてもいいのかも。
もし、何を作ろうか迷っているならエコバッグがオススメです。ビニール袋が7月に有料化になります。ちょっとデータが古いのですが2012のアジア系の海外旅行客のお見上げの1位がエコバッグなんです。
来年にかけてはエコバッグのオンラインエキシビジョンやショップが盛り上がるのかなと考えています(^^)
マスクも新たなアイテムです。マスクが手に入らないという時期がありましたが、最近は手作りや市販のもの安定してきたように思います。
マスクのファッション化はあるかと思います。そこにアートを入れるということです。
私はSUZURIというサイトを使って、自分の絵をグッツに落とし込んでいます。
これは在庫を持たずに行えるサービスです。初期投資0円。作品さえ描いてあれば、切り取ってオリジナルアイテムの販売をすぐに始められます。
よろしければ私のアイテムサイトを御覧ください。
https://suzuri.jp/masamiokudera
ここから先は
¥ 500
宜ければサポートお願い致します。全国での展示の絵画活動に使いたいと思います。