#1 アラサー女子にどうしても伝えたい8つのこと|ワンオペフリーランス シングルマザーの頭の中
1986年生まれ、34才。「四捨五入したら30。アラサーだよ〜♡」なんてふざけていた25~26才の頃を振り返ると、胃痛とともにいろんな想いが込み上げてきます。
来年は35才。そろそろ現実を受け入れて、大人の女性にならねばなりません。私が「大人だな」と思う人たちは大抵、若い人たちに有意義かつ具体的なアドバイスを残しています。彼女たちのようになれるとは到底思わないけど、かつての自分に伝えたかったことを、ゆるくまとめてみようと思います。
1. 信頼できる歯医者を見つけて定期的に通おう
医療大国日本。健康な成人が最も保険証を活用すべき場所、それは歯科医院です。
断言できます。できるだけ早く信頼できるかかりつけ医を見つけて、今ある虫歯の治療や親知らずの抜歯を完了しましょう。最低でも3ヶ月に1度はメンテナンスにいきましょう。
ちなみに私は、出産後に引っ越したマンションの1階に歯科医院が入っていたのが超ラッキーでした。先生が会うたびに「そろそろお口を見せてね〜」と言ってくれる人だったので定期的に行く習慣ができたんです。それがなければたぶん、今も口内環境は後回しにしていたと思います。息子と二人、かなりお世話になりました。
歯磨き指導も毎回受けたし、親知らずも抜いてもらったし、表情や生活スタイルから「歯をくいしばる癖があるね」と見抜かれ、マウスピースを作ってもらったことで肩こりと頭痛が激減したことも。
妊娠中は麻酔を使う治療や痛み止めが飲めなかったりするので、妊娠を希望しているならなおのことです。
妊娠中から産後2年目くらいまで、母体の睡眠状況とホルモンバランスはガタガタになります。そんなときに歯が痛いと地獄ですよ。
2. 師匠は2人以上つくるべし
20代後半からは、雛鳥のように口を開けて待っていても誰も何も与えてくれなくなります。必要な学びは自分で得て、自分で手を挙げていくことが必要になる。仕事でもプライベートでも同じです。
そんなときに心強いのが「師匠」の存在。パーソナルトレーナーやメンター的な人がいると学びのスピードは加速するし、そこからの縁で新たなコミュニティを見つけることもできるかもしれません。
でも、ちょっと待って。師匠はできるだけ2人以上作りましょう。できればタイプや経歴が全然違う人がいいです。誰か一人に傾倒しすぎないで、少しでも引っかかるところがあれば距離を置いて冷静に考えましょう。こうすることで知識の偏りを防ぐだけでなく、承認欲求を満たし合うだけの質の低い自己啓発コミュニティや、搾取されて終わりの悲しい関係から距離を置くことができるようになります。誰とは言いませんが、世の中には自分の利益しか考えていない人がたくさんいます。そんな人たちに搾取された経験を「勉強代」などと呼んではだめです。
3. 誰からも「やれ」と言われていないことをやろう
「婚活しよう」「資格を取ろう」「転職しよう」。
……あなたの行動のきっかけは何ですか?
親や上司、友達や彼氏など、周囲からの言葉を起点にしている人。それで今、幸せなら余計なお世話だと思うんですが、経験上、新たな世界への扉は「自分でやってみたいと思い至ったこと」の方にあるような気がしてなりません。
私は一人で仕事をするようになって、誰からも「やれ」と言われなかったことを必死でやることが、結果的にクライアントや周囲の人たちからの信頼関係を構築することに繋がると実感しました。
資格取得や転職活動、習い事や趣味。誰かの一言をきっかけに始めるというのももちろん否定はしません。でも、結局のところ他人からの「こうするといいよ」はその人の気分や機嫌に大きく左右されるし、アドバイスを実践しないことで関係性が悪くなったり自己肯定感が下がったりするのであまりお得ではありません。
自分の人生、自分で決めましょう。
4. お金は天引きしなければ貯まらないよ
「余裕ができてから貯金する」という人がいますが、だいたいそんな日は訪れません。収入が多くなれば、必然的に使う場面も増えます。わかりやすい例は税金。他にも、もっと広い家に引っ越したくなるかもしれないし、新しい仕事着だってほしくなるかもしれません。人間関係が広がれば交際費も増えるでしょう。
だからこそ、天引きして貯める仕組みを作りましょう。毎月1万円ずつでもないよりましです。積立NISAや各種の共済など、税制面で優遇を受けられる仕組みもあります。
5. 資産形成、しのごのいわずに型から入ればOK
はい、ここであなたが「う〜ん、そうだね〜」と言いつつ頭は違うことを考え始めているのが手に取るようにわかります。
でもそういう人にこそ資産形成の重要性を伝えたい。私だって高所得者ではありませんが、お金の余裕は心の余裕。これが現実です。私がシングルマザーだから特にそう思うのかもしれませんが、私に何かあった時にも一定期間、心配せずに生活できる蓄えをつくることは、自信にも安心にも繋がります。
繰り返しますが、お金の知識がないならとりあえず目標金額を決めて、一定金額を毎月、天引きするところから始めましょう。
保険商品などは解約返戻率に目がいきがちですが、数パーセントの違いで悩むならまずは元本割れしないものと決めて、なんでもいいのではじめてみるのが良いと思います。とにかく、毎月強制的に口座から引き落としがかかる状態を作ることが大事です。
6. パートナーの収入は気にせず稼ごう
自分よりもパートナーの女性が稼いでいると自尊心が傷つくという男性がいるみたいです。パートナーがそんなガラスのハートの持ち主なら、収入は言わない方がいいですね。でも、周囲が何と言おうが、アラサー女性に伝えたいことは「稼げるならしっかり稼いで!」です。
人生何が起きるかわかりません。私みたいに一人で子どもを育てることになるかもしれないし、突然海外に留学したくなるかもしれない。職場の人間関係が崩壊して、3ヶ月くらい山にこもりたくなることだってあるかもしれません。事故にあったり病気にかかったりすれば一瞬で働けなくなります。
それでなくても、ほとんどの女性は妊娠すると強制的に「稼ぐ」モードから離脱することを余儀なくされます。そうなってから後悔してほしくないのです。
7. 湯たんぽと低容量ピルは最強のパートナー
毎月の生理痛に悩んでいるあなたへ。まず、湯たんぽを買いましょう。オススメはドイツの「Fashy」というメーカーです。
かわいいケースもたくさんあります。特に息子を産んで以降、私の最強のパートナーはこの湯たんぽです。
生理痛だけでなく、腰痛、肩こり、ストレスや自律神経の乱れによる胃痛。いろんな痛みとともに生きてきましたが、そのたびに湯たんぽに救われました。
鎮痛剤を手放せないほど生理痛が重いなら、低用量ピルの服用を検討することもオススメします。私も飲み続けています。保険適用できることも多いので、婦人科に相談してみることをおすすめします。
8. SNSにはエゴしかないよ
誰もが同じようなことを言っていますが、SNSとは距離を置いて付き合いましょう。私もSNSは好きな方ですが、基本的にそこから得られるメッセージはそのほとんどが「誰かのエゴ」だと考えています。有益な情報にアクセスしたいなら、一次情報を当たるのが絶対良いです。
子育ての悩みならインスタは参考程度に、専門家が書いた本を複数冊、読んだ方がいいです。ビジネスの知識だって、Twitterに転がってるのは誰かがつくったビジネス川柳みたいなもの。
そう割り切った上で、だらだら過ごす日のコーラのお供に、くらいの使い方がちょうどいいと思います。脳にとってはそれくらいジャンキーだと思うのです。
・・・
2021年は、もっとたくさん、思ったことをどんどんアウトプットする年にしたいな。2020年は周りの視線を意識しすぎて、だいぶ息切れした一年だった。「暦」ってすごいよね。新しい年の訪れ。それだけでちょっとだけ希望を感じられるんだから。
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