悩みは自分が作り出している。
先月、数回に渡り、あるワークショップに参加しました。
「自分が抱えてきた観念に気づき、それを書き換えること」
がテーマだった、その講座は、なかなか興味深いものでした。
今回、その講座で学んだことというのは、以下のようなものです。
●ネガティブな感情というのは、実は、自らが持つ「色眼鏡」のような観念が生み出しているもの。
●そして、そのネガティブな感情は、自分が持っている観念に気付くきっかけになる。
ワークショップでは、週1回ほど、オンライン上で集まり(任意)、どのような感情を持ちながら過ごしたか、またその感情は自分にどんな観念があることを教えてくれたのかという気づきを、近況を含め、メンバーの皆さんと共有したり、フィードバックをお互いに行ったりしました。
この講座を受けることで、自分が普段どんな感情を持ちながら過ごしているかに、意識が向くようになりました。
また、その感情の元となる観念は何なのかと、さらに深掘りすることで、その感情に溺れることなく、その観念は自分にとって何を意味するものなのかを考えるようになり、自分にとって有益なものか、不要なものか、という目線で捉えるようになりました。
そして、講座の回が進むうちに、メンバーの皆さんとも打ち解けてきたのも功を奏し、あまり人には話さないできたことも、話すようになりました。
そのような取り組みを続けるうちに、自分が長年、家庭内で感じてきたことが、結果的に自分を苦しめるような状況を作り出してきたのかもしれないという、大きな気づきを得ることができました。
具体的な内容については、今回、割愛させていただきますが、自分には、どうも、望むことがあっても、うまくいきそうにない状況のとき、「仕方ないよね」として、自分を納得させてしまったり、自分自身を大切にすることや優先させることができなかった癖があったようです。
そのことに気付いてから、今まで受け入れてきたことを少しずつ止めるようになりました。
もしかしたら、人知れず、周りの人には嫌な気分にさせてしまったことがあったかもしれません。
そのことについては、申し訳ないとは思っています。
でも、このままでいたら、自分がパンクしてしまうかもしれないという気持ちもありました。
周りの方に、何かをしていただいたことに対しては、感謝の気持ちを持ちつつも、受け入れられない事情があることを、ご理解していただけたら、嬉しい。
そのような気持ちで、今、過ごしています。
自分と向き合うことは、自分が見たくない本当の姿を知ることになり、一見怖いような印象もあるかもしれません。
でも、それに気付くことで、今まで背負ってきた、大きな荷物のような「悩みや問題」を手放すことができ、気持ちが楽になっていきます。
昨年から、うまくいかない状況を強いられてきた方も多いかと思います。
人との接触が、なかなかできないようなとき、このような感じで、自分と向き合ってみると、大きな気付きの機会になることもあるかもしれないと思い、この場で共有させていただきました。
今回、ワークショップを終えてみて、主催いただいた末吉宏臣さんを始めとするメンバーの皆さんには、感謝の気持ちでいっぱいです。
また、日頃、どうしようもない自分に対して、厳しさと優しさでもって、見守ってくださる方々に対しても、とても感謝しています。
うまく言葉にできませんが、学んだことを活かしながら、より良い社会にしていける人物となれるように、これからも精進していきたいと思っています。
皆さん、一人ひとりにもその力が、きっとあるはずと信じて。
コロナに負けず、お互いに頑張っていきましょう!