ビバ!ポップカルチャー!
長い時間を経て、受け継がれる文化というものがあります。
重要文化財になるような多額の維持費を掛けて守られる芸術品も素晴らしいですが、ポップカルチャー(大衆文化)にも別な意味での素晴らしさがあります。
大衆文化の中でも長い時間を掛けて受け継がれたものは、作られてきた当時の古さを感じさせず、作品そのものの瑞々しさが、その魅力を際立たせ、鑑賞する者を魅了します。
先日、大貫憲章さんという長年音楽ライターをされている方のお話を聞く機会があり、その想いを強くしました。
講座の内容は、QUEENというイギリスの伝説的なロックバンドについてのお話が中心でした。
自分は、QUEENについては、ヴォーカルを務めるフレディ・マーキュリーのソロシングル「I was born to love」で、彼の歌声の魅力を知り、「we will rock you」などの代表曲は知っていたという感じでした。
しかし、今回大貫さんのお話の中で、QUEEN初期の曲を聴かせていただき、楽曲や歌声の素晴らしさに驚きを感じるとともに、自分の無知さに恥じ入りました。
フレディ・マーキュリーの歌声や表現力、楽曲の素晴らしさ、演奏力。
どれをとっても素晴らしく、長い時期多くの聞く人を魅了し、愛される理由が感覚的に理解できました。
大衆文化の魅力は、多くの人の鑑賞力が試金石となり、評価として表れていくところだと思います。
長い時間の中で残ってきた文化を、食わず嫌いで味合わないのはもったいない話で、より多くの人に触れてほしいと、今回改めて思いました。