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カタチにしないと伝わらない。

映画「ベストセラー 編集者パーキンスに捧ぐ」(2015年)

主演: コリン・ファース

*オススメしたい人*

・仕事上のパートナーとの関係に悩んでいる人

・なかなか実力を発揮できてない人

・編集の仕事に興味がある人

*ストーリー*

出版社の編集長を務めるマックス・パーキンズの元に大きな束の原稿が持ち込まれた。
持ち込んだのは、無名作家のトマス・ウルフ(トム)のパトロンで、舞台衣装のデザイナーをしているアリーンという女性だった。
原稿はニューヨーク中の出版社に持ち込まれたようだったが、無名作家の作品に興味を示す編集者はなく、次なる期待を込めてマックスに託されたようだった。
その後、トムは、マックスから連絡を受け、出版社を訪れた。
ふらりとやってきたトムは、編集長室の本棚をひと通り眺め、マックスの向かいの席に腰を下ろすと、神妙な面持ちで、マックスからの返事を待った。
「うちから出版しよう」
マックスの返事を聞いたトムは、一瞬何が起きたのか分からないような表情をしていたが、我に返り、幸福のチャンスを掴んだ喜びを噛みしめた。
そして、印税の前払い金が入った封筒を受け取り、中身を確認すると、ようやく自分が報われた実感に、顔を歪ませた。
明日から原稿にチェックを入れ、手直しするというマックスの申し出に、トムは、これからの頑張りを約束し、部屋を後にした。
その後、マックスから多くの助言を受け、トムの原稿は大幅に修正が加えられた。
そして、完成した書籍が、店頭に並んだ。
予想以上の反響を呼び、トムは人気作家の仲間入りをしていくーー。

*映画の見どころ*

マックス・パーキンズはフィッツジェラルドやヘミングウェイを発掘し、世に送り出した編集者として、新人作家にとっては救世主のような存在でした。
トムの原稿は、ニューヨーク内の出版社には見向きもされませんでしたが、マックスにユニークな才能を見出され、人気作家として、世に知られるようになります。
その後出した、2作目も評判となり、一躍有名人となったマックスでしたが、傲慢な態度が目立つようになってしまいます。
息子同様に可愛がってくれたマックスにたしなめられ、アリーンにも愛想を尽かされてしまいます。
アリーンの助言に従い、ひとりになる時間を持つために、マックスはひとり、旅立ちますが、旅先で、深刻な病いを患い、倒れてしまいました。

*人生の好転レッスン*

人生がうまく軌道に乗り始めると、それが自分ひとりの力だったと錯覚をしてしまい、周りの人に支えられていたことを忘れてしまいがちです。
普段から周りの人を大切にすることはもちろんのこと、相手を労る言葉を掛け合うことも忘れないようにしたいものです。


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