世の中答えのないことだらけ、だからとっても面白い!!
スペインの地でお味噌屋さん起業を目指すmasamiです。
友人の人生初に立ち会う機会がありました。
それも彼女の2023年やりたいことリストの一つという、なんともスペシャルな出来事でした。
何事も最初の一歩は勇気が要るし、戸惑うし、思い切りが必要なものです。
分からない事があると尚更、手は出にくくなります。
彼女の背中を押すというより、一緒に伴奏した感じでした。
何かと言うと、麹作りです。
私が麹作りを始めて、彼女も触発され興味が湧いたそうです。
やってみたいけどなんだか難しそう。そこをグルグルしていました。
「一緒にオンライン繋いでやってみる?」と声をかけてみました。
「え、いいの!是非お願い!心強い!」との返答で、即日程を決めました。
これこそ、win-winの関係だなぁと感じました。
私は誰かと麹つくりをしてみたいと思っていましたし、彼女は伴奏者を探していました。私自身も勇気を出して声がけをしてみて良かったです。
私は週に1回麹つくりを続けているので、道具はそれとなく揃っていますが彼女の道具で追加したのはケーブル付き温度計ぐらいでしょうか。
”道具全部揃ってなくても麹は出来るんだ”と彼女が証明してくれました。
湯たんぽで熱源を確保して、手持ちのお皿を活用して立派な麹ちゃんを完成させていました。
麹作りの面白さは、正解がないこと。
その人にとっての正解が、他の人(環境)では当てははまらないこと。
作る場所や材料が変わると、やり方や仕様を変えざるおえない。
その試行錯誤に頭や知恵を使う、これがまた楽しい♪
ボタン一つで色んなことが解決してしまう世の中。
わからない事があれば、機械に丸投げすると回答が出てくる。
麹作りはその真逆をいっているような気がします。
お米を水につけてから完成まで4日程かかります。麹となるまでの4日間は、毎回ドキドキするしワクワクもします。
前回より美味しくなるのか、同じ様に完成してくれるのか、はたまたとんでもない代物になってしまうのか。
麹作りというアナログ作業を通して、五感と頭をフル回転させ忘れていた何かを思い出している様な気がします。
それが何だったのかは、ハッキリとは見えませんが。幼少期に無心で取り組んでいたドロ遊びのような、枝集めのような、缶蹴りのような。
麹に学びの機会と救われた身です。
スペインの地で麹の素晴らしさをどんどん伝えていくことで、麹に恩返ししていきます。
因みに、初麹作りに挑戦した彼女は「masamiが一緒にやってくれて良かったー!1人じゃドキドキし過ぎて出来なかったよ!」と最初から最後まで言ってくれました。
麹仲間を増やせたこと、これもまた恩返しのひとつなのかもしれません♡
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