ペーシング不全
前回は、ペーシング不全とセンシング不全というワードを紹介させていただきました👇
今日はその中のペーシング不全について書いていきます。
1番わかりやすいVVIモードで考えていきます。
VVIモード HR60ppmの設定の場合
通常、上の図のように1秒間隔でペーシングスパイクが入り、QRS波が出てきます。
※ペーシングスパイクは誇張してます。
これが、ペーシング不全の場合はこのように👇
①ペースメーカは刺激を出しているのに心臓が収縮しない、つまりQRSが出てこない状態です。
ということは、循環が保てない状態になってるということになります。
そして、もう1つ👇
②ペーシングスパイクそのものが欠落し、QRSが出現しない。
これも、循環が保てない状態になってるということになります。
そしてこれらを見かけたらやっぱりこれ👇
ですよね。
設定レートを下回るので判別しやすいかと思います。
以前にも紹介しましたが、病棟の心電図モニターではペーシングスパイクが見えないこともあるので12誘導をとることもお勧めします。
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