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今日は輸液ポンプでいってみよう!!

今日は輸液ポンプについて書いてみます。
過去にこんなことがありました。

Ns)すみません。輸液ポンプが故障しているんですけど!!
私)どうしたんです?
Ns)予定量より、かなり輸液が残っているんですけど!!
私)どのくらい違うんですか?
Ns)終了時間になっても、輸液バックに300ml以上残ってるんです。

と、ま~こんな感じで😅
しかし、私は以下の情報からこれは輸液ポンプの故障ではないと判断しました。
①輸液ポンプは定期点検をしたばかり。
②患者さんに投与されていたのは高カロリー輸液。
③使用していた輸液ポンプはドロップセンサーがついたもの。
④長時間しようしていた。

そして訪室して確認し、やはり故障ではありませんでした😅

ここで輸液ポンプについてちょっと書いていきます。
輸液ポンプは大きく分けて以下の2つに分類されます。

輸液ポンプの種類

今回使用していた輸液ポンプは滴数制御方式。

滴数制御式

滴数制御方式はドロップセンサで流量を制御しています。
薬液が通過するとカウントしていきます。
20滴≒1mL or 60滴≒1mL など。

滴数制御方式 ドロップ図

しかし、以下のような状態になるとうまくカウントできません💦

滴数制御式 注意

『液面が高い』と跳ね返った水滴を再度カウント(ダブルカウント)することがあります。また、高カロリー輸液は薬液の粘性が高い(ようはベタベタした液体)ので薬液筒に細かく付着してうまく滴数をカウントできなくなったり、1滴の大きさが通常より小さくなるのでさらに誤差が生じます😅
さらにさらに注射用薬剤は表示より多めに入っています。

ちなみに、輸液ポンプの流量精度は±10%まで許容されます。

今日はここまで😄
近いうちに流量制御方式についても書きますので、また見に来てくださいね😆

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