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ホーチミン・クアラルンプール周遊 1日目(2022/8/9)

コロナ禍の出入国規制が徐々に緩和され、マレーシアやベトナムはPCR検査が不要となり、ワクチン接種の有無にかかわらず入国が可能となった。
高校生の娘に、一度東南アジアを見てもらいたかったことと、マレーシアの大学に通う息子の様子を伺いたいということで、1週間程度の両都市周遊を計画した。
娘と私は関空から、息子はクアラルンプールから、ホーチミンのタンソンニャット空港で合流することにした。

娘と私は10時発のタンソンニャット行きへ。息子は私達よりも1時間早くクアラルンプールからタンソンニャット空港へ向かうはずだった。

しかし、私達がタンソンニャットに着くと同時に、スマホが忙しく鳴り響く。飛行機からターミナルへ向かうバスの中で、娘と一緒にスマホを確認すると、息子はKL空港で搭乗拒否されたとのメッセージが!

娘と私は絶句。頭の中は真っ白・・。

ターミナルに着くとほぼ同時に、息子から着信が。

息子は先日、マレーシアにある日本大使館でパスポートを更新していたのだが、学生ビザを新しいパスポートに移転するといったような手続きをしていなければならなかったらしい。
息子は念のため、古いパスポートも持参していたらしいのだが、ダメだったとのこと。
空港で搭乗を拒否された息子はビザを移転すべく、その足で入国管理局、EMGS、大学を回って、今日中にホーチミンへ行けるよう尽力してくれたが、残念ながら手続きに1カ月かかることが分かったとのこと。
残念ながら、息子のホーチミン訪問は断念することとなった・・。

気持ちの整理がつかないまま、とりあえずホーチミン1区にあるホテルへ。タクシーで30分くらい。
今回のホテルは、外観からは想像できない中身の充実ぶり。清潔感があるうえ、youtubeを見れるテレビ、そしてバスタブ! バスタブ付きのホテルを探して予約したものの、本当に付いているかどうか不安だったが、めっちゃ大きいやつが!
でも、これは湯船の好きな息子が、長い間湯船に浸かっていないために用意したもの・・。なんか、バスタブを見ると、悲しさと悔しさが込み上げる・・。

今回は、娘と別々で一部屋ずつにした。少しでも自立心を養える機会になると思ったから。娘と離れる際、「誰が来ても、絶対にドアを開けないように。私が来るときは事前に連絡するから。」と、注意だけはした。

私も部屋に入り、テレビをつけると、リモコンが故障している。フロントにその旨伝えると、「3分待ってくれ」と。とはいえ、すぐに対応してくれて、最終的にテレビを丸ごと交換してくれた。
その後、シャワーの湯が出なくなったので、フロントに伝えると、「10分待ってくれ」と言われ、少し時間はかかったが、ちゃんと復旧してくれた。
そして何より、フレンドリー。「今日は嵐が来てるよ。傘は持ってる?」とか、色々話しかけてくれた。
唯一の残念は、明け方までホテル周辺でガンガンに音楽が鳴り響いていること。これさえなければ、最高のホテルじゃないかな、と。

ホテルの1階も その周辺も 朝方まで営業の飲み屋

少し休憩してから、ホテル周辺の散策を開始。
とりあえず水を手に入れるため、コンビニへ向かっている途中、早速フォーの店を発見した。

ここでフォーを食べた

ローカルな店っぽいので、英語が使えるかどうか気になったが、店員さんは英語で対応してくれた。でも、メニューはベトナム語のみ。

牛肉が入っていること以外は分からないまま、2種類のフォーを注文。
中が少し赤い牛肉が乗ったフォーが出てきたので、とりあえず肉をスープに沈めながらひと口・・・美味しい!!
娘のフォーはあっさり出汁、私のは油の浮いた、味が少し濃いめの出汁。
どちらも辛くない。
この旅で絶対に食べようと思っていたフォーを、初日にしてコンプリート!ちなみに、メニューの「K」は、ゼロが3つの意味だよって、店員さんが教えてくれた。

初日だし 肉はできるだけスープに浸してから食べた

ホテルから歩いて5分くらいでファミリーマートを発見。
日本の商品が多いのが印象的。イートインのコーナーもあった。娘がヨーグルトを買うと、ちゃんとスプーンまでつけてくれた。

日本のお菓子は美味しいもんな

ベトナムで、WISEのデビットカードを初めて使ってみる。
ちゃんと使えた! これで旅の安心度が上がった。

さて、このホーチミン1区というエリアは、中心街らしい。
とにかく度肝を抜かれたのが、大通りの交通量とバイクの多さ。そして信号があっても、止まらない交通の流れ。

この状態を少しずつ前進する 人がいると避けるか止まってくれる

さらに、歩道にどんどん乗り上げてくるバイク達。鳴りやまないクラクション!
一応、横断歩道の部分を渡ろうとするが、なにせバイクも車も止まらない。
渡るには、少しずつ少しずつ、体を張って車やバイクを止めながら前進するしかない!
大通りの横断は命懸け!? 娘は、呆れるやら、怖いやら・・。

歩道も無法地帯

今回の旅は、初日から色々と波乱の幕開けだな~。
空港で、息子が来れなくなったと知り、茫然としている私に向かって娘が言った。「もう、仕方ないやん。切り替えていこう」
あの時は正直、すぐに切り替えられなかった。この旅のために色々考えて、準備してきたこともあったし。

でも、娘の言葉が正しい。元気無い人と一緒に旅しても、つまらないだけ。せっかく来たんだ。楽しまなきゃ、損。
よ~し! 明日から、この刺激的な街を冒険しましょうか~!

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