抱え過ぎて身動き取れなくなってるなら
現代人は忙しい。
時間が足りなすぎる。
やりたいことはいっぱいあるのに。
最近、ある相談を受けた。
その方は、長年続けてきたことを
継続するかやめるかで悩んでいた。
仕事では責任のある立場で忙しい。
家族もいるので、
休日は家族のためにも時間が欲しい。
個人としての趣味ややりたいこともある。
そうするとどうしたって時間が足りない。
歳を重ねれば、体力も無限にある、
寝ないでもなんとかなるは
通用しなくなる。
今やっていることを
続ける意味がわからなくなると、
迷いだしてしまう。
自分が倒れれば、
抱えたものすべてを失いかねない。
もしくは、大事にしたい人が
離れていくかもしれない。
だから、本当に自分に必要なものは何かと
自分に問うて、
何かを削っていくしかない。
たぶん、これが自分にとっては必要だと
薄々気づいている。
何が大事かわからないという人は、
そんなにいないのではないか。
難しいのは、絶対必要とまではいかないが、
自分にとっては大事というか、
欲しいと思うものについて
どうするかなんじゃないか。
それを全部切り捨てられるかと言えば、
そんなに簡単には切り捨てられない。
ここまで継続してきたこと、
組織や人に関わってきたのは、
何かしら自分にとって得るもの(楽しみ)が
あったから。
続けてきた中で得た人間関係とか、
継続した中で見つけた楽しみ、やりがい、
頼られているという立場、
そういうことを思うと、はいごめんねーと
切り捨てるにはあまりに人情がないと
思ってしまうのではないだろうか。
じゃあどうしたらいい?
自分が倒れないか?大事な人が離れていかないか?
私は、好奇心旺盛だし、
相手が困っているとつい手を出してしまう
おせっかいな性格だ。
だから、気を付けないと
たくさんのことを抱えてしまうことになる。
たくさんのことを抱えて身動き取れなくなると、
自分がつぶれるし、大事な人と一緒に過ごす時間がなくなる。
だから、何かを始める時、
引き受ける時の基準として、
自分のキャパオーバーにならないか。
大事な人と過ごす時間が取れるかと考えて、
できないようなら、それはやらないと
決めている。
すでにある程度に絞ってはいるもののそこから派生して物事が増えてしまう時
新しいことを始めるのは、
慎重に選んでいるけれど、
今抱えている関係性の中で、
新しいタスクが発生し、
抱えるものが増えるというパターンも
起こりうる。
仕事ができる人は、
どんどん新しいタスクを頼まれがちだし、
組織がうまく機能していないと、
つい自分が動いてしまいがち。
また、お世話になった人からの話とか、
縁があると思うと、その話にも乗りがちになる。
(つながり、ご縁を大事にするタイプ)
でも、これも度が過ぎるとやはり身動きが
取れなくなる。
対個人のつながりなら、
断りやすいが、組織の中に入ってしまうと、
物事が複雑に絡み合っているので、
どこをどうすればいいのか
わからなくなってきて、
結果全部やめるしか
選択肢がないように思えてくる。
最終的にそうしなきゃならない選択肢も
出てくるかもしれないが、
まず試してほしいのは、何かをやることで、
自分の本当に大事にしたいものに
いい影響があるのかどうかで考える。
今まで楽しかったではなく、
今いい影響があるかで考えるのがポイント。
例えば私の場合、一番大事なのは、家族。
趣味の踊りを楽しむことで、
元気が出て気分が良くなり、
家族のためにあれこれ世話をやくことも、
なんで自分ばかりが
こんなことしなきゃならないの?
という不満を持たずに
できるようになるから、
良い影響があると判断して、
お金にならない、むしろお金を使う趣味の時間を大事にしている。
でも、趣味の踊りのイベントが立て込んできて、
家族と過ごす時間がなくなってくると、
これは良くない影響が出てくるので、
やり過ぎていると判断する。
やめるためにはやりきることも大事
実は今、
フラの発表会が11月に控えているのと、
阿波おどりのイベントも10月に連日2つ、
11月に1つと
かなり立て込んでしまっていて、
本当は良くない状況だ。
だから、踊っている場合ではないと
わかっているのだが、
そうも言えない事情もあり、
悩みどころではある。
ただ、私の中での切り札があって、
やりきっておいた方がいいという感覚だ。
阿波おどりは、
フラのインストラクターをすることになった時、
両立ができないからと
一時期休んでいたこともあったし、
出産・産後の育児の際も、
少しお休みをしていたことがあった。
でも、やめる覚悟みたいなものが
出来ていなかったので、
こうしてまた息子が保育施設に
通うようになってから
踊りを再開している。
フラも、インストラクターを辞めた時、
必然的にフラ自体も辞めざるを得なくなり、
不完全燃焼のままで放置されていた。
だから、以前の教室の生徒さんに
一緒に踊らないかと誘われた時、
やりすぎになる予感があったけれども、
ここでやらないと、あと、やれる機会がなく、
不完全燃焼を燃やしきれないと
思ったので始めた。
今2つの踊りをしているけれど、
何かあればいつでも辞めていいように、
悔いのないように踊っている。
例えば、両親の介護が始まる。
夫が会社を辞めて、自分の店を持つ。
そういったことが起きたら、
潔く手放せるように、
今をしっかり楽しむと決めた。
直近のスケジュールだけを見れば、
悪い影響になっているけど、
長期的な見方をすれば、
今しっかり踊っていることで、
いざ辞めなければいけない時が来たときに、
気持ちよく辞められるんじゃないかと思って
やりきることにした。
切り捨てられないなら、
今をしっかりと味わう。
まとめ
何かを始める時、自分の大事にしたいことを守れるかどうかで判断する。
すでにある関係性から増殖するタスクについても、それをやることで、自分に大事にしたいことに、今、メリットがあるかどうかで考える。(過去のメリットではない。)
いつでも切り捨ててもいいくらい、しっかりとやりきる意識。
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【まさみ 人生を「面白がる」人/ライフコーチ】
自分ではどうしようもない制限がある中でも、
幸せを感じることはできます。
辛い経験(DV、離婚など)を
乗り越えてきた私だからこそ、
自分の弱さを認めた上で行動することの
意味、大切さを認めた対話を提供。
「弱いながらも幸せを感じられます」
”踊る”ライフコーチを応援してもらえたら嬉しいです。 私にとってのフラは、趣味というより人生の一部。 踊ることで、人生が豊かになり、また自分の人生経験が踊るフラを深くしていく… いただいたサポートは、フラを楽しむために使わせていただきます。