相手を信じることは、相手を信じると決めた自分を信じること
最近、母親との関係で、他人の行動や反応は自分がコントロールできないと学んだが、
今回は、その学びを応用してみたら、また新しい学びが生まれたという話。
しかも、おまけでとても良い結果がついてきて嬉しかった。
はじまりは…
先日、旦那さんと夜中に口論になった。
原因は、休日、コロナ禍でどこに出かけるか?という話。
旦那さんは離婚して前妻との間に息子が2人。
最初の結婚は早かったので2人とももう成人間近。
離婚後、前妻との約束で月1回息子たちと会うことにしている。
以前はよく夜ご飯を食べに行っていたが、コロナ禍でそういう状況も難しくなってきていて、最近は昼ご飯を一緒にすることが増えていた。
そんな状況で、翌日前妻との間の息子と会うという時に、旦那さんは最近新しく近所にできた巨大ショッピングモールに連れて行きたいと言い出す。
もちろん、その気持ちはわかるけど、今じゃないでしょと思って口出し。
数日前に緊急事態宣言が出ていたから。
でも、旦那さんには、「俺が息子とどこに行こうが口出しするな!」と言われる。
どんどん口論が熱くなってしまって、最後には寝ていた2歳の息子を起こしてしまった。
息子が起きてしまったものの、私はまだ気持ちが収まらずに話を続けたら、息子が起きたのは私のせいだと言わんばかりに返されて、また更に熱くなってしまった。
さすがにこれ以上はマズイと自分でやっとブレーキをかけることができて、その後息子を寝かしつけながら、あれこれ考えを巡らせた末に、これ以上は何も言わず、旦那さんを送り出そうという答えをだした。
旦那さんの行動をコントロールをすることはできないと学んでいたから。
翌朝私は出勤だったので、バタバタして直接言えなかったけど、LINEで旦那さんへメッセージ。
コロナや地震に気をつけて楽しんできてね。と送った。
ただ、自分の気持ちが釈然としないところがあった。
なんで私はあんなにも頭に血が上ってしまったんだろうと。
私のなかに溜まっていたもの
思い当るのが、旦那さんの体調不良によって、私たち家族が振り回されて大変だった出来事。
去年の秋に旦那さんが体調を崩して高熱に。
このご時世だから、旦那さんはPCR検査を受けた。
結果は陰性だったけど、結果が出るまでの間、私たち家族は万が一のことを考えて仕事を休んだり、人と会う予定をキャンセルし、自宅待機。
家でも結果が出るまでの間は、旦那さんを隔離生活にして、私だけが旦那さんのお世話の為に出入りするという感じで過ごした。
その後旦那さんは喘息と診断されて、お医者さんからはコロナに気を付けるようにと言われていたにも関わらず、今年の1月になって再度体調を崩し、今度は細菌性の肺炎で1週間の入院。
あれだけ(私が)大変だったのに、まだわからずに迂闊な行動するつもりなの?私が気をつけて欲しいって思っている気持は伝わっていないの?と思って悲しかったのか。
今回のモヤモヤした気持ちを理解したくて、マイコーチにこの出来事について話したところ、問題を分解してくれた。
マイコーチによる問題の分解
旦那さんの立場なら、
「成人近い子どもと遊べるところ」
「月1回だから楽しませたい」
「遠出はしないほうがいい」
⇒近所のモールに行こうとなるだろう。
今回私も余計なことは言わずに旦那さんを見送れたのも、旦那さんの立場に立った方がいいと無意識に判断したからだと思う。
こうやって具体的にイメージしてもらったら、今回の選択は間違えていなかったと思えて安心する。
でかける人は旦那さんであり、前妻の子どもだから、彼らが楽しむためには、彼らの立場が一番なのだ。
旦那さんが選択する行動が、
『私達家族が被るかもしれない未来』<『前妻の子供と人混みに行く事』だったらと考えて私が悲しくなったのでは?
これにはハッとした。
自分では、前妻との関係やその子どもたちのことには関与しないことにしているつもりだったから。
無意識に意識していたから、今回の口論につながったのか。
でも、旦那さんから口出しするなと反論されたということは、旦那さんにとっても痛い話題だったのではないかとマイコーチの指摘。
旦那さんにとって、
前妻の息子と私との間の息子はどちらも優劣はつけられない自分の子ども
でも時間が限られているから、同時には選べない。
今回の行動の選択が無意識に比較しているような気持ちがして、罪悪感を感じていたのかも。
自分が辛いと、つい自分の気持ちだけに囚われてしまうけど、旦那さんの悩みというものを想像することで、旦那さんの立場に立ってあげられやすくなるなと思った。
今後旦那さんとの関係で大事なことは、旦那さんの行動にあれこれ指図することではなく、旦那さんの生き方を信じることだと思った。
旦那さんの立場になって、彼の悩みや気持ちに寄り添っていくことが、彼の生き方を信じるということ。
もちろん伝えたいことは我慢せずにお願いしたりするけど、どう行動するかは旦那さんの課題であって、どんな判断をするのか私にはコントロールできないけれど、それでも旦那さんを信じるというのが、私の課題かなと思った。
私が旦那さんに体調管理を気を付けて欲しいとお願いし、それを受けて旦那さんがどんな行動を取るかは私のコントロールできる問題ではない。
また、どんなに気を付けていても怪我や病気、事故は起きるときは起きるし、それは誰にもコントロールできる課題ではないということ。
旦那さんの体調不良で予定が変更になり、私が「振り回された」ととらえるか、それとも、「病気になる」のはどうしようもないと受け止めて、どうやったら、元気に過ごせるかを考えたりするのがいいのか。
コントロールできないことにあれこれ気を揉むのではなく、自分のコントロールできることだけを考えるということ。
自分中心。軸は自分。振り回されない。
おまけ
口論の翌日、仕事から帰宅し、旦那さんにどこに行ったの?と聞いてみた。
ショッピングモールにはいかずに、郊外にあるピザ屋さんへランチに行ったそう。
私としては結果ショッピングモールに行ったとしても良かったけど、旦那さんがそうしなかったことが、私の考えを尊重してくれたようで嬉しかった。
さらにはリサイクルショップで自分のためのジーンズを数本購入していた。
いつも家族のためにお金を使って、自分のためにあまり使わない人なので、もしかすると、ショッピングモールに行かない選択肢を取ったことが、彼にとっては気分が良かったのかな(自分の考えよりも奥さんの気持ちを尊重できた俺ってすごいみたいな。)と思ってそれも嬉しかった。
そして、前妻の息子さん達が使っていたおもちゃのおさがりを私たちの息子のために持ち帰ってきた。
我が息子は、大きなショベルカーのおもちゃや野球のグローブに興味深々で、大興奮。旦那さんと楽しく遊ぶ姿も見れて、私も嬉しかった。
今回の出来事から得たこと
相手を信じることはとても勇気がいるけど、コントロールしようとするよりもずっと気分が良く、さらにはおまけで素敵なこともついてきた。
母親の問題と同様に、他人の考え方はコントロールできないし、病気などについてもなるときはなるからコントロールできないこと。
コントロールできないことを悩むよりも、自分がコントロールできることを考える。
自分ができることは、相手を信じること。
信じてもらえた人も気持ちよく行動できるし、信じた人も満足できる。
相手の立場を想像し、相手の悩みに思いを馳せて、相手を信じるという行動をとった自分は、間違っていなかったし、相手も自分で考えて答えを出したから、嫌な気持ちにはならない。
お互いに自分を信じたということ。
相手を信じたことで、その行動をとった自分のことも信じたことになるから、だから満足するんだね。
自分を信じることは自分を認めてあげること。それはとても力になる。
最近、恋人やパートナー、近しい人の言動にイライラしている人。
自分が相手の行動をコントロールしようとしていないか振り返ってみて。
もし、そうしているとわかったら、ぜひ、私のように、相手のことを信じてみて。
ちょっと怖いけど、でも勇気を出して信じてみたらとても気分が良くなるよ。
★★ここまで読んでくださりありがとうございます!★★
・「自分って何もできていないなぁ」
・「こんなにがんばっているのにうまくいかない」
・「こんな人生では終わりたくない」
・「どうしてこんなに生きづらいんだろう」
そんなことを思っている自己肯定感低めだけど、真面目で頑張り屋さんな人たちへ。
私がどうやって課題を乗り越えたか。
それを知れば、あなたも勇気を出してきっと踏み出すことができる。
自分が自分であることを選べる、自分を認められるよ。
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