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頑張り屋さんが仕事を続けられなくなってしまうのはなぜ?

自分の能力不足なのか?とか、
自分が弱いからだ!とか、
そうやって自分を追い込んでしまってないか。


この仕事だ!!と思って就職してみたものの、
最近何だか調子が悪いと思っている人。

そこから段々と気持ちが落ち込んでいって、
前は頑張れたことが最近は頑張れなくなって、
もうこの仕事辞めたいなと思っている人。

実はそういうパターンを繰り返していて、
仕事を始めてはまた辞めてしまう
自分を責めてばかりでしんどい人。


今日の話は、
そういう人に読んでいってもらいたい。


かつての私も、転職して得た新しい仕事で、
最初はやる気に溢れていたのに、
段々と仕事がうまくいかなくなり、
楽しくなくなって、
この仕事は自分に向いていないとか、
自分には能力が無いからだと責めるようになり、
続けるのがしんどくなっていたから、
とてもよくわかる。


1つは子供たちを支援する団体の事務職で、
こういう活動に関われて、
故郷に恩返しができると
喜んで頑張っていたのに、
最後には、私は支援できるような立場の人間
ではないとまで思うほど落ち込んでいた。

もう1つの仕事はフラのインストラクターで、
たくさんの生徒さんたちとの関わりや、
踊りを通じて、自分を磨いていく修行など、
やりがいを感じていたのに、
最後はエネルギー切れを起こしていた。



たとえ仕事で追い込まれていなくても、
なんか調子が悪いとか、踏ん張りがきかない。

そんな時は、自分の何がいけないんだろうと
思ってしまいがちだ。


もちろん、自分を顧みて、
改善できることはしながら、進むことは大事。

だけど、きっとそういう状況に陥る人って、
もうすでにめちゃめちゃ頑張っていて、
上司の要望に応えたり、
お客様の希望に添えるように
全力を出しているパターンが多い。

だから、これ以上頑張る力も
あんまり残っていないことがある。

それで最終的には、
力尽きて仕事を辞めていく。


私が伝えたいのは、
そんなに頑張っている人たちが、
能力不足だから、弱いから
仕事が続かないんじゃなくて、
別なところに原因が
あるんじゃないかということ。



厄介なヤツの正体は

どんな仕事でもいつでも
うまいこと行くことはなくて、
トラブルや悩みは付き物。

それを何とか乗り越えながら、
仕事を続けていって、
成長や発展がある。

ただ、どんなに能力を持っている人だって、
ずっと頑張り続けるのは大変だ。

途中、休憩をはさんだり、
エネルギーを補充しながら、
なんとか持続的に頑張ることができる。

この持続的に頑張ろうとする時、
本人が気付きにくい厄介な障害があるのだ。


それは、孤独感だ。


孤独感は、とにかく人を
内向きに考えさせ過ぎてしまう。

独りで考え事をすると堂々巡りになるし、
どんどん深みにハマる。

良い方に廻れば何の問題もないのだが、
そんなことはほとんどなくて
負の循環へと進んでいく。


負の循環というのは、目の前の出来事を
フラットな状態で受け取れなくなって、
悪い面ばかりが目に付くし、
酷いと、もう八方塞がりだと思ってしまう。

自分のせっかく持っていたエネルギーも、
負の循環に巻き取られていってしまう。



どうしてそうなるの?

なぜ孤独を感じるのか。

それは、自分の思いを腹を割って話せる相手が
側にいない、もしくはそういう存在が
居たとしても、
物理的に離れているとか、
時間的にすれ違いがあるとか、
そういう状態が続いている時だ。


頑張るエネルギーが尽きてしまう人は、
すでにめちゃめちゃ頑張っていることに加え、
とても優しく周りに気が遣える人。
だから、
たとえ腹が割って話せる人がいたとしても、
なかなか自分のことを話そうとはしない。

相手だって疲れているだろうとか、
相手にも悩みがあるから、
それを聞いてあげないといけないとか、
いろいろ考えてしまって、
自分の話もできなくなるのだ。


私の話なんて、そんな大したことじゃないからと。


そして、そういう人は能力があるから、
自分で何とかできると思ってしまうし、
実際にいろんなことを自分で
何とかしてきていたりする。

だから、自分の話を誰かに話すことを
そこまで重要視していない。

そうすると、
自分だけで問題を抱え込むことになる。

独りで考えてしまうと、どうしても
負のサイクルになりがちだし、
堂々巡りになってしまう。


前述したようにどんなに能力のある人も、
考えるのにだってエネルギーが必要だし、
考えた後のアイデアを行動に移すのにも
エネルギーが必要。

でも、独りで考え込むと
必要なエネルギーが消耗してしまうので、
もったいない。



何故気づけないのか?

今の日本で暮らしていて、
まったく誰とも会わず、話もしないで
暮らしている人はほとんどいないだろう。


だから、皆、自分が孤独だとは思っていない。


孤独と孤独感は違うのだ。


無人島に自分だけいる状態は孤独だけど、
人に囲まれていても、孤独感は存在する。



会社に勤めていれば、
そこには上司とか他のスタッフがいるし、
たとえ独り暮らしをしていたとしても、
学生時代からの友人はいるとか、
行きつけの飲み屋があるとか、
何かしら、人との接点がある暮らしをしている。


だから、まさか自分が孤独を
感じているとは思わない。


例えば・・・


頑張り屋さんは、
職場ではむしろ、仕事がうまくいくようにと
他のスタッフとの連携を取り、
上司にもしっかり報告をしているだろう。

平日は、たっぷり残業を頑張り、
仕事が終わればまっすぐ家に帰宅して、
ほぼ寝るだけになってしまっている
かもしれない。

ちょっと一息つくために、晩酌したり、
好きな動画を観たり、
そんな少しだけど、まったり時間を過ごして、
よし明日も頑張ろうと布団に
入っているのだろう。

そんな時、ちょっと寝る前に思いついて、
学生時代の友人にLINEして、
今度の週末、会おうと誘ってみたりするけれど、
結局当たり障りのない話題しか話せない。

なぜなら、仕事の本当のモヤモヤしたところを
友人に話したとしても、
彼らにはわからないものだと思っているから。

自分が、友人の感じている仕事のモヤモヤも
わかってあげられないと思うから。


それに平日は仕事と家を
行き来するだけの生活をしていれば、
せっかく週末に友人と会って話をするなら、
もっと楽しい話をしたいと思う。

相手だってそうだよねと気遣ったりして、
結局、自分の悩みを話そうと
思わないかもしれない。


だから、基本的には、
職場に同じような立場で
仕事をしている人がいないと、
悩みの感覚を共有して、
これからどうしたらいいか?
という話をすることがなかなかできない。

また、過去に自分と同じような立場にいて、
それを乗り越えた先輩がいれば、
ロールモデルとして目標にしたり、
実際に相談したりできると心強いが、
そうじゃないと詰む。


こんな人も・・・

職場が少数精鋭でやっている組織だと
孤独を感じる状況に陥りやすい。

少数精鋭ということは、
あなた自身の能力も買われて
その仕事を手にしているはずなのだ。


能力がないから力尽きるんじゃなくて、
逆に能力があるからこそ、
陥る罠なのかもしれない。




話をしよう!

自分ができる仕事で、働き続けるためには、
前述したようにエネルギーの補充が
必要になる。

孤独感はエネルギーを消耗させる厄介なヤツ。


実は、状況が何一つ変わっていなくても、
自分が今、仕事で抱えている悩みを
話せるかどうかで、
見える景色が劇的に変わる。


これは、実際に、誰かとその悩みについて
話をしてみれば体感できる。

相手が解決策を提示してくれるとか
そういうことではなく、
ただただ自分の思いを話すだけでいい。

誰かに話すだけで、自分の中に渦巻いていた
負のスパイラルが断ち切られるのだ。

何故なら、第三者の視点が入ってくると、
自分では問題と思っていたことや、
変えられないと思っていたことが、
違う捉え方によって、
変える必要がないことだったり、
問題は別のところにあることが見えたりして、
そこから解決への行動が
ハッキリすることがあるからだ。


方向性が見えてくれば、自分でその悩みに
取り組もうという力が湧いてくる。


極論になるが、
実際に話す相手は誰でもいいのかもしれない。

ただ、自分が抱えている大事な悩みは、
誰にでも言える話ではない。

自分の気持ちが許さないから。

そういう意味で、腹を割って話しても
安全なところで安心な人に話すのがいい。


まずは、自分自身に対して、
自分の悩みを人に話してもいいと
許可を出してあげる。

相手が忙しいとか、この課題の話をしても、
相手にはわからないとか、
そういった余計な遠慮は必要ない。

それをしないとエネルギー切れを
起こしてしまうんだから、想像以上に
緊急事態なのだ。

例えば高速道路に乗るのに、
ガソリン残量が少なくて、
でもスタンド混んでいるからって
給油せずに高速に乗るだろうか?

そんなことをしたら、
高速道路上でガス欠を起こして、
大変なことになる。


それと同じくらい重大なことなんだと
思っていい。

自分にはその価値があると思っていい。



私からの提案

ここまで読んでくれた人に
試してみほしいのは、
思い浮かんだ相手にすぐに連絡を取って、
話をする時間を作ってもらうこと。
30分だけでもいい。
とにかく、腹を割って話してみてほしいのだ。

私でもいい


もし、思い浮かんだ相手と
話す時間が取れそうになかったり、
やっぱり自分の話で
誰かの時間を奪ってしまうのは、
忍びないんだという人は、
対話というサービスを買ってみる
こともできる。


冒頭でも少し触れたように、
昔の私は、自分の悩みを話せる相手が
いなかったから詰んでいた。

小さい組織で必死に働いて、
自分で悩みを抱えて、エネルギーを消耗して
力尽きていた。

最近になって、
再婚し、夫がいるので、彼に話すことで
孤独感を払拭することができるようになった。

でも、夫も多忙だし、
夫ではなかなか理解してもらいにくい
課題もある。

それで私はコーチと契約して、
対話する時間を確保することにした。

コーチと話をしても、
それで突然悩みが解決することはない。

でも、孤独感がなくなって、
目の前のことを前向きに
とらえられるようになったので、
自分の進みたい方向へ、
1つずつ歩を進めることができた。


つい数年前までは孤独感に
やられてしまっていた私は、
今でもちょっと気を抜くと
孤独感に苛まれていることもある。

そう、基本的に弱いのだ。

弱さは悪いことじゃなくて、それを認めた上で、
どうすればいいのかと対策をとればいいだけ。


対策は、話をするということ。
独りで考え込まない。


今でも孤独感に苛まれる程度に
弱い私だからこそ、
「頑張っているのに何故か
うまくいかないんだ」という
あなたの気持ちがよくわかるんだ。


あなたに能力がないから
仕事が続かないんじゃない。

もうすでにたくさんあなたは
頑張ってきているんだから。

続けていくだけのエネルギーが
切れてしまう状況に陥っているだけだから、
そこを良い循環に戻してあげればいい。


もし、職場では相談できる人がいなくて、
自分の働き方がこれでいいのか不安だ
と思ったら、
私でよければ、力にならせてください。

体験セッションという形で
試してみることもできるので、
公式LINEから連絡をください。


いますぐにではなくても、
私との対話が気になる人は、
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【まさみ 人生を「面白がる」人/ライフコーチ】

自分ではどうしようもない制限がある中でも、
幸せを感じることはできます。

辛い経験(DV、離婚など)を
乗り越えてきた私だからこそ、
自分の弱さを認めた上で行動することの
意味、大切さを認めた対話を提供。

「弱いながらも幸せを感じられます」



▶日々のアレコレは、twitterにつぶやいています。 


▶stand.fmでは、あなたと私をねぎらうラジオと題して、
おしゃべりしています。


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まさみ
”踊る”ライフコーチを応援してもらえたら嬉しいです。 私にとってのフラは、趣味というより人生の一部。 踊ることで、人生が豊かになり、また自分の人生経験が踊るフラを深くしていく… いただいたサポートは、フラを楽しむために使わせていただきます。