sayuras 結成のきっかけとなったライブ
sayuras 結成のきっかけとなったのが、ヴォーカル三上ちさこさんの2022年5月25日@下北沢Shelterでのソロライブ「Re:Born 20+2 Anniversary Live 三度目の正直」。
このライブで、sayuras メンバーの4人が初めて同じステージに立って演奏。終演後、ちさこさんは、バックバンドとして演奏していた、根岸孝旨さん、西川進さん、平里修一さんの3人にバンド結成を申し出た。
その時のセットリストをもとに、Web にアップされているライブ映像やライブレポートを繋ぎ合わせて、どのようなライブだったのか、追体験してみようと思う。
なお、このライブに至るまでの経緯は、ちさこさん、根岸さん、そしてプロデューサー保本真吾さんのインタビュー記事に詳しい。
オープニングは「JUNCTION」。ちさこさんを追い続けている音楽ライター、信太卓実さんは、こう評している。
このオープニング曲を含め、ライブ前半は、保本真吾さんがプロデュースするようになってからのソロ曲が次々と演奏された。
二曲目は「Parade For Destruction」。この曲は、前回の sayuras ライブ(2024年4月@渋谷eggman)でも二曲目で演奏されている。
続いて「dear」。この曲は、ちさこさんが自身のインスタアカウントにこの時の演奏のハイライトをアップしている。
続いて、「Inner STAR」。そして、ちさこさんにとっての転機となった曲、「TRAJECTORY -キセキ-」。
ここまでの流れを、前出の信太卓実さんは、
と評している。
ここから、さらに昔に遡ったソロ曲が披露される。まず、2005年発表の「解放区」。その次に、2012年の自主制作ソロアルバムから2曲。「アザミノ」は、おもちろっくさんが会場で撮影した映像をYouTubeにアップしている。
続いて「wallless」。こちらは、ちさこさんのオフィシャルインスタグラムから。
この曲は、ちさこさんらしい憂いがぎゅうぎゅうに詰まってて美しい。
ライブ後半は、ちさこさんが長らく封印してきた、fra-foa の曲が次々と演奏される。
まずは、「プラスチックルームと雨の庭」。
ハートカクテルさんが会場で撮影した動画をYouTubeにアップしている。
続いて、sayuras 結成後も繰り返し演奏されている「edge of life」と「blind star」。
続いて、fra-foa の曲としては珍しいストレートな失恋の曲、「煌め逝くもの」
idm ym さんが撮影したYouTube動画がこちら。
この演奏の最後は、fra-foa の原曲にはない、楽器隊3人によるアウトロが追加されていて、今思えば、これが sayuras の一番最初のオリジナルの曲と言えるかもしれない。そのアウトロが終わった後のちさこさんの表情がとても良くて、この瞬間にバンド結成を決心したのかも、と思った。
そして、fra-foa の代表曲、「青白い月」。
本編最後は、やはり、「月と砂漠」。
アンコールでは、この時はまだリリース前だったソロ曲「レプリカント(絶滅危惧種) 」が披露され、続いて演奏された「澄み渡る空、その向こうに僕が見たもの。」は、ハートカクテルさんの撮影した映像がYouTubeにアップされている。
そして、最後を飾ったのが「小さなひかり。」だった(この曲については、渋谷WWWでの sayuras ライブの前日に紹介する予定)。こちらは idm ym さんの撮影。
どの動画を見ても、やはり、sayuras 楽器隊の演奏力がすごい。ちさこさんが、この3人の演奏と共にこれからも歌っていきたい、と思ってバンド結成を申し出た気持ちがわかる。
そうして結成に至ったバンド、sayuras の次のライブが、ソールドアウト間近。そのことを伝える、ちさこさんの今日のインスタ投稿では、sayuras の 2nd シングル「RTA」の個人リハーサル模様をアップしている。
会場となる渋谷WWWは音響が良い事でも知られているようなので、京都から足を運んで見にいく私は、楽しみで仕方がない。
sayuras 渋谷WWW ワンマンライブ(イープラス / ローチケ)まであと8日。
注:トップ画像は、この下北沢Shelterでのライブのアンコールシーン。撮影はヤスカワショウマさん(リアルサウンド2022年5月31日の記事より)