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sayuras 前回のライブ

11月1日、渋谷WWWでの sayuras ライブ、チケット残り3枚とのことで、まだ迷っているあなたの背中を押すために、sayuras の前回のライブ(2024年4月13日@渋谷eggman)がどんな様子だったか、InstagramやYouTubeにアップされている映像を繋ぎ合わせて追体験していきます。

なお、私はこのライブは配信で観て、観終わった後、生で観るべきだったと激しく後悔し、その教訓から、11月1日のライブは先行予約の段階でチケットを買いました。

sayurasヴォーカル、三上ちさこさんのX公式アカウントへの投稿でセットリストが見れます。


オープニングはデビューライブと同じSE。このライブの後のMCで、このSEはsayurasギター西川進さんが作曲したものだと知ることになる。

メンバーがステージに登場後、演奏されたのは、やはり、sayuras の第一歩目であるデビュー曲「ナイン」。

ちさこさんは、サングラスをかけて登場。少し、何かから自分を守ろうとしているような印象を受けた。

続くは、ちさこさんのソロ曲「Parade for Destruction」。根岸孝旨さんの安定感のあるベースと、平里修一さんの弾けるドラム

続いて演奏されたのが、sayurasのオリジナル曲「ウェルカムトゥブレインワールド」。

ここから、sayuras デビューライブでは演奏されなかったちさこさんのソロ曲が続く。「Junction」では、アウトロの西川さんのギターのリフでヘッドバッキングをするちさこさん。サングラスを外して、歌い始めたのは、「InnerSTAR」。

次に続いたのが「dear」。

この曲のギターソロの前後の歌詞が良い。そこに寄り添う根岸さんのメロディアスなベースも。

君を護ろうと決めたんだ
求められぬ淋しさ
与えられぬ哀しさ
そのすべてが君を照らし出すから

三上ちさこ「dear」

叶えられぬかなしさ
認められぬ悔しさ
そのすべてが君を輝かすから

三上ちさこ「dear」

桃缶さんが会場でこの曲を撮影した動画をYouTubeにアップしている。

そして、前半最後の曲は、sayurasオリジナル曲「KYOKAI」。


ここで、ちさこさんがステージを後にする。楽器隊の3人はステージに残ったまま、SEが流れ始める。このSEが、sayuras をイメージしたような、ギターとベースとドラムの打ち込みで、2分半ぐらい続いて、曲が盛り上がってきたところで、突如、sayuras 楽器隊の3人がこの曲の続きを演奏し始める。これが鳥肌ものだった。特に、平里さんのドラム。打ち込みドラムとの対比で、平里さんのドラムテクニックが際立つ。その様子がこちらのYouTube動画の最初30秒で聴ける。

で、この動画にあるように、白い衣装に着替えたちさこさんがステージに現れ、「Anti Star」の演奏が始まった。

この曲の後のMCで、先ほどのSEは、「今回のライブは途中で着替えるから、その間に流す曲が欲しい」というちさこさんのリクエストに、根岸さんが徹夜で作曲したものだとわかる。

これは私個人の印象なのだけれど、sayuras のデビューライブでは、根岸さんだけ、どこか sayuras での自分の立ち位置を定め切れていないように聞こえた。でも、EP『Adult Organized Rock』のレコーディングのための sayuras メンバー4人での合宿を経た今回のライブでは、根岸さんが sayuras に本気になった印象を受けた。その一つの証が、この徹夜エピソードだと思う。

続いて、fra-foa の隠れた名曲「オブラートで包んだ水みたいな君に」。

この曲については、ちさこさんの公式Xアカウントに、kei さんが以下のコメントを寄せている。

オブラート〜を生でバンドサウンドで聴けて嬉しかったです
自分がこの曲好きと言ったのをちさこさんが覚えていたに違いないと信じています
高校の頃の自分に「いずれ本物が聴けるからそれまで頑張って生きろよ」と伝えたいと思います

@kei0127さんのXへの投稿 (2024年4月14日)

そして、ここから「プラスチックルームと雨の庭」と、そのアンサーソングである「僕の子供」という展開。残念ながら「プラスチックルーム…」の方の演奏シーンはWeb上に見当たらないが、「僕の子供」は観ることができる。

motomasa117さんが会場で撮影した動画がこちら。

そして、「TRAJECTORY-キセキ-」。

続いて、デビューライブの時からイントロが進化した「edge of life」。西川さんのギターが炸裂する。

桃缶さんが、会場で撮影したこの曲の動画をノーカットでYouTubeにアップしている。

続いて、こちらも fra-foa の原曲とはアレンジが若干変わった「blind star」。

そしてそして、ここからが、このライブのハイライト。まず、sayurasオリジナル曲「RTA」。

次に、こちらも sayuras オリジナル曲「揺れる」。

そして、芸術的な「月と砂漠」へ。この曲のfra-foaの原曲にはない sayuras オリジナルのアウトロが、ちさこさんのインスタアカウントにアップされている。

この3曲の流れが素晴らしくて、会場で生で聞くべきだったと激しく後悔した。


アンコールは、fra-foa の名曲二つ。まず、「澄み渡る空、その向こうに僕が見たもの。

そして、「小さなひかり。」は、sayuras のライブの最後の曲として定番になりそう。


配信で観た感想なので、会場に足を運んだ場合とは違う印象なのかもしれない。でも、今回のライブでは全体的に、西川さんのギターが、sayuras デビューライブに比べると大人しめだった。それが、渋谷eggmanという会場の音響のせいなのか、意図的なのかわからないが、個人的には、西川さんにもっと暴れてほしいと思う。私は、それが、ちさこさんの歌を逆説的に引き立てると思う。

sayuras の新曲「惰性」は、グランジでギターのヘビーさがキーになるタイプの曲で、その他の新曲も同じようなギターがぐいぐい前に出てくるタイプの曲ではないかと予測するので、西川さんのギターを存分に楽しむことが、11月1日渋谷WWWでのライブでは可能になるのではないかと思う。

sayuras 渋谷WWW ワンマンライブ(イープラス / ローチケ)まであと3日!チケット、残り3枚だそうです。)

注:トップ画像は、Nov O-ishi さんが撮影したライブの様子(2024年4月15日のインスタグラム投稿より)です。ちさこさんはライブ中に手を高く上げるポーズをとることが多く、sayuras のライブを象徴するシーンだと思ったので、選びました。

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