sayuras 11月1日渋谷WWWワンマンライブ、ソールドアウト!
嬉しい知らせです!
そもそも、『sayuras 渋谷WWW ワンマンライブまであとX日』と題したマガジンで、ライブの30日前から毎日更新していたのは、一人でも多くの人に sayuras の魅力を知ってもらって、ソールドアウトに向けて一枚でも多くチケットが売れてほしい、という思いから始めたことなので。
このマガジンが実際にチケット売り上げに貢献したわけではないけれど(一番多く読まれた "sayuras 「揺れる」" でも、わずか40ビュー)、でも嬉しい。
10月1日の時点で、チケットが残り97枚だった(三上ちさこオフィシャルインスタアカウントの投稿より)。1日3枚を超えるペースで売れ続けたことになる。すごい。
sayuras の前回のライブ(2024年4月13日@渋谷 eggman)が、sayuras ヴォーカル、三上ちさこさんの音楽キャリアの中で、fra-foa解散以降の最高動員数だった。で、そのライブ中に、ちさこさんが
とMCで話していた。ライブハウスでの公演を一つ一つソールドアウドさせていくのが、その目標までの近道だから、今回のソールドアウトは嬉しい。
そして、fra-foa 時代を含めた最高動員記録というのが、2002年10月5日の赤坂Blitz(1500人弱収容)での公演。なんと、この公演がCS放送で生中継された時の映像を最初から最後までYouTubeに二つに分けてアップしてくれた人がいる。とても良いライブで、見始めたら止まらないので、1時間半の空き時間を作ってから、クリックしてください。
fra-foa の音が、1500人規模の会場ならではの響きで聴けることに、興奮する。
sayuras の魅力を語るマガジンの記事なのに、fra-foa の到達点ともいえるこの赤坂Blitz公演を紹介したのには理由がある。
この赤坂Blitzで、ちさこさんは、fra-foa の解散を決心したから。そしてそのことが、私のように fra-foa のファンだった人が、sayuras をどう受け入れるべきかのヒントをくれると思うから。
2020年1月12日に公開されたYouTube動画で、ちさこさん自身が、fra-foa 解散の理由を話している(約4分間)。
要約すると、ちさこさんが自分の中にとことん深く入り込んで、真実の一瞬を掴んで音楽にするというのが fra-foa としての表現方法で、小さいライブハウスなら、来てくれたお客さんそれぞれの孤独を何も言わずに共有することができていた。でも、赤坂Blitzという大きい会場でライブをやってみたら、ちさこさんが完全に一人になってしまった。この表現方法でやるのは、これが限界。fra-foa の世界観を壊さないためには、解散するしかない、と決心した。
この経緯を踏まえると、三上ちさこというミュージシャンにとっての最高動員数を、 sayuras として目指すことには、大きな意味があることに気づく。
もし、sayuras が fra-foa の2020年代版なのであれば、赤坂Blitzを超えることはできない。超えようとした瞬間に sayuras は崩壊する。
もっと多くの人に sayuras の音楽が届くようになっても、ひとりぼっちにならないと確信できる、そういう表現方法が sayuras のメンバーとなら可能だ、とちさこさんが思えたのだと、私は想像する。
fra-foa は永遠に残る。今の時代は YouTube があるので、ふとした時にライブ映像を見返すことはできる。でも、その再現を今に望むのは、ある意味、fra-foa そのものを否定することになる。あの時だからこそ、この世に生まれてくることができたものだから。
sayuras が目指しているのは、fra-foa ではない。fra-foa とは違う形での、でも、同じ三上ちさこという人から生まれる音楽表現のあり方。fra-foa ではできなかったことに、20年後の今、再挑戦する。
ワクワクしませんか?そんな sayuras をこれから追っていくのが。
sayuras 渋谷WWW ワンマンライブまであと2日!
明日は、予告通り、これまでの sayuras のライブでトリを飾ってきた曲「小さなひかり。」について書いて、マガジン『sayuras 渋谷WWW ワンマンライブまであとX日』のトリを飾ってから、東京へ行く支度をすることにします。
注:トップ画像は、三上ちさこさんの今日のインスタグラム投稿のキャプチャ画像
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