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「JOKER」

sayuras ヴォーカルの三上ちさこさんが、ソロ作品として先週土曜(2024年10月12日)に配信リリースした曲「JOKER」。2週間後に迫った11月1日の渋谷WWWでの sayuras のライブで、この曲が演奏されるとの知らせが届いた(ちさこさんのインスタアカウントの2024年10月16日の投稿)。

11月1日までの30日間、sayuras のライブを観にいったらどんな楽しみがあるか、をひたすら書き綴っている自分が、この曲を紹介する理由ができた。

「JOKER」のミュージックビデオを、ちさこさんの公式YouTubeチャンネルで観ることができる。

アレンジをしたのは、ちさこさんのプロデューサーである保本真吾さんだが、sayuras がライブで演奏することを想定した音作りになっている気がする。特にギターやベースの暴れ具合。

個人的にこの曲で一番好きなのが、ドラム。すっごくソリッドな音質で、曲の最初から最後まで息切れせずに突っ走る感覚を演出している。(ただし、大きめの音量で聞かないと、このドラムの音の良さがわからない。)

このドラムを演奏しているのが、sayuras ドラマーの平里修二さん。「JOKER」を作曲・プロデュースした保本真吾さんが、頭の中にあるドラムの音を実現するために、平里さんを呼んで、あーでもないこーでもないと色々実験してこの音に行き着いた、と先日放送されたラジオ番組「ジョイミューラジオ!」で語っていた。その時のレコーディング風景が、ちさこさんのインスタアカウントにアップされていた。

プロ野球の秋山翔吾選手(広島カープ)の応援歌として、ちさこさんが作詞、保本さんが作曲を担当して作り上げたこの曲。秋山選手の登場テーマとして野球場で実際に使われているそうだ。

おおー、野球場でちさこさんの歌声が流れている〜♪

歌そのものは、私だけの感覚かもしれないが、どことなく、1980年代の歌姫、中森明菜を連想させる。サビの手前のコード展開やドラムブレイクが特に。その場所から再生されるようにリンクしたのがこちら。

ミュージックビデオも1980年代の人が夢見た未来をイメージした映像になっている気がする。

そして、ベースを弾いているのが、1980年代を代表する作曲家の後藤次利さん。こんなセクシーなベースを弾く人だとは知らなかった。

ちさこさんの音楽的ルーツの一つは、「小学生の頃はピンク・レディーやC-C-Bが好きだったし、中学校の頃はユニコーンやBOØWYが好きで」(リアルサウンド、2022年12月7日)と本人が語っているように、1980年代に日本で流行っていた音楽であるので、そう考えると、違和感は実はあまりない。

そんな曲を、sayuras がどう解釈して、2週間後の11月1日のライブで演奏してくれるのか、楽しみ。


sayuras 渋谷WWW ワンマンライブ(イープラス / ローチケ)まであと14日

注:トップ画像は、「JOKER」レコーディング中の平里さん(三上ちさこインスタグラム2024年7月16日の投稿より)

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