「プラスチックルームと雨の庭」
sayuras がライブで演奏する曲には、ヴォーカル三上ちさこさんが作詞作曲した fra-foa の曲も多く含まれる。そのうちの一つが「プラスチックルームと雨の庭」。
sayuras 結成前に、同じメンバーで演奏された時(2022年5月@下北沢 Shelter)の様子が、ちさこさんのインスタアカウントにアップされている。
この曲が生まれた背景について、ちさこさんは、自身のラジオ番組「Just Chilling」で具体的に話していた。それをここで文字にして残してしまうのは良くないと思うので、同じことを遠回しに表現しているちさこさん自身のブログ記事から引用する。
fra-foa 時代のちさこさんの曲に共通するテーマだった、自己肯定感が不足しているネガティブさと、それでも生きることへ前向きであるポジティブさの共存。fra-foa の代表曲「澄み渡る空、その向こうに僕が見たもの。」の歌詞にも出てくるこのテーマが、「プラスチックルームと雨の庭」ではよりストレートに表現されている。
最初のサビに入る直前のフレーズは
二度目のサビに入る直前のフレーズは
その二度目のサビの最後は
ここから、間奏を経ずに、この曲のクライマックスであるブリッジに入っていく
このあと、シューゲイザー的なギターソロが入り、その後の最後のサビは、臨界点ぎりぎりの、たくましさと、もろさが、同居する叫びのような歌声に乗って、以下の言葉が耳に届く。
この最後のサビが、歌い方と歌詞の内容のダブルパンチで、涙腺が危うくなる。
YouTubeを探したら、sayuras メンバーによるこの曲の演奏(2022年5月@下北沢 Shelter)の様子をノーカットでハートカクテルさんがアップしているのを見つけた。
sayuras 楽器隊、一人一人の演奏の上手さが際立つ。
このライブ後に、ちさこさんはギター西川進さん、ベース根岸隆旨さん、ドラム平里修一さんの3人にバンドを組む事を申し出て、1年半後の sayuras の結成に至ることになる。
11月1日の sayuras の次のライブでも、おそらく演奏されるでしょう。
sayuras 渋谷WWW ワンマンライブ(イープラス / ローチケ)まであと19日。
注:トップ画像は、fra-foa の 2004年1月25日下北沢 Club 251 での「プラスチックルームと雨の庭」のライブ映像のキャプチャ画像(Google Image)
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