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蘇る記憶と感情
どうしてだか分からないけれど、太ももに感情を溜めやすいのだそう。特にエンパスの人は、人の感情を引き受けてしまって、太ももがパンパンの人が多いのだそう。
私も御多分に漏れず、子どもの頃から太ももがパンパンで、その太い足がコンプレックスで大嫌いだった。
今日はオステオパシーの施術の日。最近セルフケアができてなくて、少しサボってしまっていた。全身が緊張してしまっていたので、先生は今まで使ったことのないゴムボールを使って、より強力なアプローチを試みてくれた。
90分間、最初から最後まで痛かった。それでも途中から眠たくなって、うたた寝しながら、自分のグゥの音で起きたり、また痛くて起きたりした。
左の太ももは、子どもの頃から感覚が無くなっていた。少し触ってみるだけでも痺れを感じて、そして痛い。毛布をかぶると電気が走るような感じがして、子どもの頃は静電気かなって思ってた。
左の太ももにアプローチをし始めると、どうもその時の、子どもの頃の記憶が蘇ってきて、そして、涙がこぼれ落ちた。
子どもの頃に、何が悲しかったのかは分からない。寂しかったのか、孤独な感じ。人との繋がりを感じられなくて、みんなのことを外の世界から見ている感覚。すぐに疲れてしまって、いつもみんなが遊んでいるのを遠くから座ってみていた。私はそこにいなくて、画面越しにみんなを見ている感覚。
施術中は、看板犬のマルの寝息が聞こえていた。スースー。その音に癒されて、私もうつらうつら、施術を受けていた。
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