オトナ・超初心者のピアノ教室♪Lesson20「和音は音の絵の具」バイエル17番
こんにちは。ピアノ教師のmasakopiano です。
このブログではオトナになってピアノを始めたい方に向けて、
ゼロから始めるピアノLessonをYouTube動画とテキストで、
初心者の方にも出来るだけ分かりやすく配信していきます。
バイエル17番
17番は伴奏の形が今までと違っていますね。
4分音符がずっと動いていて、これは大変!と思われたかもしれません。
大丈夫です!
この伴奏形、実は2つの和音からできています。
和音
和音とは、高さの違う音が2つ以上同時に響き、合わさった音のことです。
絵の具の色に例えると、赤と白それぞれの単体の色、
そして混ぜたとき、ピンク色になりますね。
和音もそんな感じです。
17番ポイント
17番では、このドミソとシファソの2つの和音が土台になっています。
ドミソ=主和音(トニック)ご挨拶の最初の和音ですね!!曲の冒頭によく出る和音です。
シファソ=属和音(ドミナント)こちらはレも足した形・シレファソ(属7)が基本形になります。シファソまたは、レファソの形に3和音にしてあります。属和音も役割は同じです。お辞儀の時の和音です。
ドミソ→シファソ→ドミソと弾くと、学校でみんな揃って挨拶をした時に先生がピアノで弾いてくれた合図を思い出しませんか?😊
この二つの和音は、終止形とも呼ばれていて、
メリーさんの羊やロンドン橋などはこの伴奏だけで弾けます!
ということは、17番も同じですね。
まずは和音と伴奏でお聞きくだい。
次に17番の伴奏形で弾いてみます。
いかがでしたか?
なーんだ、音はいっぱい動いているけれど、2つの和音で動いているんだと、気持ちが楽になられましたでしょうか?
左手は、ミソミソの1拍目に少し重みを乗せて弾くと良いでしょう。
全部同じ強さで弾くと・・・伴奏がとても重く感じられます。
おまけに、右手はほとんど伸ばしてますし、メロディが伴奏に負けてしまいます。
右手の15・16小節目は、4分音符で左手からリズムをバトンタッチ!そしてまた17小節目の左手に受け渡すように弾きましょう。
1段目の終わり2小節と3段目の同じく終わり2小節目は、
右手と左手がこんがらがる方非常に多いです😊
ゆっくり片手練習でウオーミングアップしてくださいね。
楽譜の見え方は変化する
実は、楽譜は学んでいくと、見え方が変化していく不思議な絵のようなものです。
初心者の方が、上級の楽譜を見ると・・・うあ〜〜音符がいっぱい並んでいて、無理無理!!と拒絶反応を起こされます(笑)
それが、レベルが上がると楽譜の1つ1つの音を拾うというより、
17番と同じで、音の塊(和音)やフレーズ(旋律の一区切り)などを、今までの経験から読んでいます。
英文を読む時と同じイメージです。
初心者はアルファベットを1つ1つ読む感じ、
上級者は単語を一塊、文節で読めるというふうに。
まずは今日レッスンした、ドミソとシファソ
この2つの和音がこれからたくさん出てきますので、
楽譜に隠れてないか・・・ぜひ発見してみてください。
おわりに
本日のレッスンはここまでです。
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それでは、次回のピアノレッスンでお会いしましょう!!
今日も楽しいピアノライフをお過ごしください。
ありがとうございました!