オトナ・超初心者のピアノ教室♪Lesson19「mezzo staccatoメゾスタッカートってどう弾くの?」バイエル15・16番
こんにちは。ピアノ教師のmasakopiano です。
このブログではオトナになってピアノを始めたい方に向けて、
ゼロから始めるピアノLessonをYouTube動画とテキストで、
初心者の方にも出来るだけ分かりやすく配信していきます。
Lesson19〜はじめに
今回は、バイエル15・16番を取り上げてレッスンしていきます。
どちらも16小節の短い練習曲ですが、音楽の基礎となる2曲です。
バイエルに書かれているメッセージがこのページにあります。
「生徒は姿勢を正しくし、腕や手首を柔らかに保ち、指も良い形をとることをいつも忘れてはいけません。
そういうことが、良い打鍵、厳格に拍子をとる習慣などと共に、将来良い演奏をするための基礎となります。」
バイエル先生は、初級のうちから、美しいフォームをとることと、いつも楽譜に忠実な姿勢を忘れないようにと、教えてくれています。
これは、中級、上級になっても変わりません。
バイエル15
バイエル15番は、12〜14番の応用編です。
右手は音階の滑らかなメロディになっていますね。
左手は全音符の伴奏が多いですが、右手がのばす音形の時、4分音符で動いてます。慌てず弾きましょう。
左手の4小節目に見慣れない記号が付いています。
スラーとスタッカートが同時に付いてますね!!
スラーは滑らかに演奏する
スタッカートは、音を切って演奏する
え?これって正反対の記号ではと、疑問が湧きますね。
mezzo staccato メッゾ・スタッカート
スタッカートより長めに切る・または柔らかに切って演奏します。
⬇️こちらが通常のスラーです。
15番では、左手の同音(ソ)ので、バイエルはきっと叩かずに優しく弾きなさいという意味でmezzo staccatoを付けたのだと思います。
手首から抜くと柔らかなスタッカートになります。
そのほかにも、付点2分音符のリズムや伴奏が動くところが難しいです。
右手とよく合わせて弾きます。
バイエル16番
この16番は、個人的にとても好きな練習曲です。
冒頭に、legatoレガート=なめらかにとあります。
音符にスラーも書かれているので、そもそもなめらかに演奏しますが、
それ以上にモアなめらかに!!という感じでしょうか。
まず、右手と左手のハーモニーがとても美しいです。
そして、反進行の動き。
これは、音の広がりと盛り上がりをもたらす音形です。
そして、4分の2拍子。
ワンツーワンツー、1拍目に少し重みを置いて弾くと良いでしょう。
4小節1まとまりを感じて、一息で演奏すると流れが良くなります。
終わりに
少しずつ、技術面だけではなく、表現力も身につくような課題になっています。
オトナの学習者の方で、いきなり大曲を弾こうと頑張って、挫折してしまうという話をよく聞きます。
音符は確かにあっているのに、なんか原曲とは違う・・・
これはやはり表現が付いていってないことが原因だと思います。
バイエルは、この短いフレーズの中にこれから大曲にも出てくるフレーズが
散りばめられています!!
この16小節をまずは美しく弾けるようにする。
ピアノは1日にはならず・・です。
そして気がついた時、自分の進歩を感じる日が来ると思います。
本日のレッスンはここまでです。
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それでは、次回のピアノレッスンでお会いしましょう!!
今日も楽しいピアノライフをお過ごしください。
ありがとうございました!