オレンジタイムズ🍊
秋のうたごえまつり
児童虐待防止緊急ダイヤルの啓発を始めて4年が経つ。
『きっかけはどんなことだったのですか?』と聞かれることが増えてきた。
『いやね、ちょっと頭にきたことがありましてね』
私は今修善寺温泉でオレンジタイムズというピアノカフェを営んでいる。
店に集うお客さんを巻き込んで、修善寺温泉の真ん中にあるとっこの湯公園で、『うたごえまつり』を開催している。
青空の下で、うたうことは、気分がとても良くなる。
そして、集うこと。
ダイヤル189に話を戻すと
発案と制定には長らく時間がかかったようだ。児童福祉法の改正により、児童虐待を知ったときには通報する義務を全ての人が負うのである。
子どもファーストの考え方である。
憲法では人には幸福を追求する権利がある。
子どもは親の持ち物ではないし、親のお供でもない。
子どもにも、完全に生きる権利はある。
そんな当然与えらている権利が奪われている。
しかも、見えないように。
痛ましい事件の後、多くな人はその行為に対して憤りを感じ、どうしてそんな酷いことができるのかと、加害行為自体にはとても強い関心があり物議を醸している。
わたしが腹立たしく思ったのは、事件の後のフォローについて何故か及び腰だったり、議論さえしてはいけない風潮に我慢ができなかった。
ボールペンを持って里親会の理事がわたしに話しかけてきた。
『正子さんやっと、これできましたよ。』
『講演会があるからよかったら足を運んでください。』とお誘いをいただきました
『スマホ依存症』というテーマの講演会だった。
耳が痛い。
皆さんにも経験があるとあもいますが、 スマホに使いやすい故の依存性が …
そして今そのスマホでこの記事をの筆を進めている。
新幹線や列車の中で日記が手軽に書けることがありがたい。
しかしSNS機能によりつながりと、拡散と、時には暴力の手段となってしまう。
しばし静観していたその矢先に新型コロナが舞い降りてきたのは何かの知らせだったのかもしれない。
私はiPadとiPhoneを駆使して発信をしている。なかなか楽しい。
友人も増え使い方も、学ばせていただいている。
合唱の全体練習もリモートできる時代になった。
私にとっては貢献度の高いアイテムである。
講演を聞く前か後か今となっては記憶が薄れていて定かではないが、支援している人の心の中にある不満について、共感を得つつも、今のままでは絶対に良くならない。と感じた。
支援者は行政を、政治家は支援団体を、加害者は社会を互いに敵対しているように見えた。
せっかく、ここまできたのに、年にたった一回だけの広報活動の講演会、集いの会、そのための準備グッツ、確かに団結を深めるためには良いのではあるが、団体の存続ためのようにすら見えてきた。
児童虐待通報について皆それぞれ考えがあった。
しかし通報するには至らない。
もし間違えだったら、ということが当初は大きなボトルネックだった。
しかし繰り返し繰り返し啓発活動を繰り広げていくうちに、通報件数も増え、小さな命が救われてきた。
つづく
文責 イサゴマサコ