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京女とたしなみ
私が勤務している職場に京都出身の女性がいます。
仕事が良くでき、芯が強く、今どきの若者には珍しく東京語を使わず、上品な京ことばを使います。
仕事ができるだけあって、仕事に対する取り組みも真面目で、(変な意味ではなく)とても好感を持っています。
この女性は常に仕事に追われていることもあり、昼食に自分の席でカップ麺を食べることが多いのですが、かなり大きな音で「ズルズルッ」と麺をすするのです。
初めてそれを聞いたときには「百年の恋も冷める」思いでした。
麺をすするのは日本の伝統(?) といえるのかもしれません。
落語でも大きな音を立てて麺をすするのが一つの芸になっていますね。
しかし、実は、私はできません。
何故か分かりませんが、やろうと思ってもできないのです。
そのせいか、男女問わず他人がそういう食べ方をするのを見たり聞いたりするのが苦手です。
特に、優美でしとやかとされる「京女」。
やはり「ズルズルッ」はがっかりしてしまいます。