香港風景【啓徳空港】
現在の香港国際空港は、イギリスによる99年間の租借を終えて、香港が中国に返還された翌年の1998年に開港しました。
それまでの空港、啓徳空港(Kai Tak Airport)は街の中心部からタクシーで20分もあれば着くほどの場所にありました。
私の駐在中にはまだこの空港が使われていましたが、出発時刻の1時間前に職場を出ようとすると、香港人社員に「そんなに急ぐ必要はない」と言われたことを思い出します。
滑走路が南北に延びている啓徳空港の北側には山があります。
そのため、飛行機は滑走路にまっすぐ進入することができず、西側から香港上空に進入し、街の上空で大きくカーブして着陸する必要がありました。
また、空港の北側の山の中腹からは滑走路に向かう飛行機を眼下に見ることができました。
そのころに撮った写真を何枚か。