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写真雑館【50年前の写真】
私が一番写真を撮っていたのは今から約50年前のこと。
高校生、大学生のころです。
当然ながらフィルムカメラの時代。
愛用していたのは「キヤノンFT」。
紙に焼き付けるネガフィルムはほとんど使わず、色が綺麗でコントラストが高いポジフィルムを使っていました。
リバーサルフィルム、スライドフィルムとも呼ばれますね。
馴染みがない方が多いかもしれませんが、この写真を見るには、スライド映写機というものを使って、スクリーンに映し出す必要があります。
もちろん、フィルムそのものをルーペ(拡大鏡)で見るという方法もあります。
余談になりますが、今、パワーポイントなどのプレゼンテーションソフトや写真加工アプリなどに「スライドショウ」という機能が付いていますが、その「スライド」というのはこのスライドフィルムからきています。
スライド映写機でガチャンガチャンと次々に写真を映し出してゆく。
それに似ているので、こういう名前をつけたものと思います。
さて、手元にある当時撮影したスライド写真の数々。
とってあったはずの映写機が見当たらず、「光にかざして見るしかないなぁ」と思っていたのですが、それをデジタル化するスマートフォンアプリがあることを知りました。
さっそくダウンロードして使ってみました。
画質は本来のものに比べてかなり落ちますが、パソコンなどで見ることができたり、加工できたりするのは嬉しいものです。
そうしてデジタル化したり、加工した写真を何枚か載せます。
最初に試したのが「金閣寺」。
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そして、当時盛んに撮り歩いたお城の写真の中から「姫路城」。
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気に入っている写真を加工してみました。
一つは、色味の加工。
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多少記憶に近い色味になりました。
もう一つは、白黒への変換。
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なかなかいい感じだと思います。
釧路の「丹頂の里」の写真。
遠くに見えた鶴が意外に良く見えています。
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驚いたのはこれらの写真。
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鮮明度はかなり落ちますが、記憶にある色がほとんど保たれています。
フィルムはコダックの「エクタクローム」です。
撮影場所は長崎県福江市の大瀬崎です。
これは青森県の「奥入瀬渓流」。
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何という技法か知りませんが、シャッター速度を遅くすることで、流れる水をこのように撮るのが好きでした。
今、スマートフォンやコンパクトデジカメでの撮影を楽しんでいますが、このように、以前撮ったものを再現することも楽しんでいます。