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【逃げるな、嘘をつくな、数字に強くなれ】

私が日々唱えている言葉のうちの一つです。

これは私が尊敬する「営業の神様」と呼ばれていた方が営業マンの心得として常々おっしゃっていた言葉です。

どんな困難にあたっても逃げてはならない。
逃げていては解決にならない。
逃げるには嘘をつかなくてはならなくなる。

決してお客様に嘘をついてはならない。
例えば、嘘をついて品物を売るなんてもってほのか。
嘘をつけば、その嘘から逃げようとする。

たえず数字を意識せよ。
自分の売り上げや利益、その進捗はもちろん、会社の目標や世の中の指標など、身の回りのすべての数字を常に意識し、自分の行動に活かせ。

私なりの解釈も入っていますが、こういうことと認識しています。

私は営業という仕事から離れてからも、この言葉を「人生訓」の一つとして捉えています。

困難に出くわすと誰しも逃げたくなる。それを回避しようとする。
しかし、逃げてしまっては何も生まれません。
逃げずに困難に立ち向かう。真正面から向き合う。
そして、成功すれば得るものは大きい。また、たとえ失敗したとしてもそれは将来への反省として自分が生きてゆく上での糧となるはずです。

同様に、苦境に立たされると嘘をついてそこから逃げようとすることもあるでしょう。
嘘をついてお客様に物を売りつける。或いは、営業成績を上げるために嘘の報告をする。営業マンとして失格です。

人生においても同じ。
ついて良い嘘もあるでしょう。しかし、ついてはならない嘘はいけない。
嘘をついてその場を逃れたとしても、それは将来必ず自分に返ってくる。
人間、正直が一番。

そして、営業マンならずとも「数字(=経済観念)」は大事。
世の中には「数字」が溢れています。
身近な所では家計。
許されている金額によって何をどのくらい買うかを決める。

あっちの店とこっちの店の値段を比べて安い方で買う。
それも「数字」。

SNSのフォロワー数や「いいね」「スキ」の数を一つの目標にしている人にとってはそれも「数字」。その数字を達成するにはどうしたら良いのか。また、その数字を達成することの意味は?何故、その数字なのか。

そして、広い目で見れば、経済指標。
たとえば、為替の動向が自分の生活にどのような影響を与えるのかを考えることも「数字」。会社に勤めている人であれば、為替の変動が自社にどのような影響がおよぼすのかを予測し、事前に対策を打つのは当然のこと。

そして、今は何といっても新型コロナウィルスの感染者数。
特にここ数日は東京のみならず、日本全体での数字が急激に増えています。一体、何人になれば、あるいは、陽性率がどのくらいになれば、国は手を打つのか。毎日歯がゆい思いです。

コロナ関連では、万単位で日々の感染者数が確認されているアメリカの人口は日本の3倍に過ぎません。また、逆に日本より人口が少ないヨーロッパ各国の感染者数も日本よりはるかに多い。この違いは何なのか。そんな目で世界のコロナ情勢を見てみるのも興味深いです。(日本の感染者数は人口比で見れば少ないから大した問題ではない、と言いたいわけでは決してありません。念のため。)

「逃げるな、嘘をつくな、数字に強くなれ」

今日もこの言葉を唱えることから一日を始めます。