結婚12年目で、まさか仲良しになれるなんて。


いつだって君だけは、変わらないでそばにいて。GACKTさんは、そう歌いました…。

このフレーズが人々の心をつかんだのは、きっとそれはロマンだから。

人は変わる。

ごく稀に変わらない人もいるけれど、変化の激しい社会で変わらずにいられるのはとても稀有な存在で、年齢と共に確固たるご自身のライフスタイルを築く努力をされてきたのだと思う。

私が25歳夫が24歳で結婚した
お付き合いして、すぐ同棲を始めて、彼の転職での移転をきっかけに結婚した。
引越しするからついてきてほしいというので、なんで結婚もしてへんのについていかなあかんの?と返すとほな結婚してほしいとの、ぬるっとしたプロポーズ。

ぬるっとしたキッカケではあったが、2人の愛は本物であった。(恥ずかしいけど、そうなんです。)

映画ラ・ラ・ランドのエンディングでお互いにキャリアを優先し別れたかつての運命の恋人の主人公カップルが偶然再会する美しいシーンがある。
お互い現在は違うパートナーがいる。
しかし愛し合っていた2人は一瞬で過去に戻りと走馬灯のように2人でいることを選んだ実現しなかった未来の映像が流れる。

この映画を見た時に、もし夫と結婚してなかったら、私はこれを観て、彼の事を想い、どうして結婚しなかったんだろうと打ちひしがれていたと思う。

お互い未熟でどうしようもない若者で結婚したので、社会人として不安定な時期も、初めての子育てに悪戦苦闘して認め合えないときもあった。
結婚生活12年のうちの半分以上は、険悪な空気で過ごしていた。

今思えば本当に勿体無い。  

身近にいてくれる人を大切にできないほど、アホらしいことはない。
人はいつ死ぬかわからないのに。

でも、結婚10年目までは、そんなことにも気がつかないくらいお互い必死だったように思う。
その当時は広告代理店勤務の多忙の夫と、企業の商品企画職で家事育児がワンオペの私。
なんかこの設定でもうすれ違いそう。
実際すれ違いまくっていた。

家庭を運営する為、なによりこれからもずっと一緒にいるために、お互い価値観を変えながら、めちゃくちゃ努力してきた。

今は保育園生・小学生の子ども中心の生活だが、運命の人と一緒に暮らせていると延長線上に、地続きの家族生活があるという大切な事を忘れないでいたい。

慌ただしい日々のなかて、すぐ忘れちゃうんだけど。

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