Trump Wall and Biden Open Border トランプの壁とバイデンがら空き国境１

2021年2月8日 06:51

　選挙は終わったのに何故まだアメリカで取材を？とよく質問されます。
　私はマスコミが隠して伝えないアメリカの保守の戦い、そしてリベラリズムによって壊されたアメリカの現状を学ぶためにやってきました。なので、まだまだ見聞し、日本に持ち帰らなければならないことが沢山あると感じています。私が高校交換留学で渡米した時のアメリカと社会は大分変ったように感じます。現地の方々もアメリカは変わってしまったと嘆きます。

　国境の壁実物を見に

　さて、トランプ大統領は最後の演説の地をテキサス州アラモの地とし国境の危機を訴えました。私は”壁”とは聞くものの映像ですら見たことがなかったので、現物を見に行くことにしました。

　最近はありがたいことに他の有名なジャーナリスト等に同行する機会を得沢山の貴重な経験をさせて頂いています。例えば日本でもお馴染み慰安婦問題の虚偽を明らかにする重要資料を発見した世界的に有名な戦争特派員のマイケル・ヨン氏、120か国を駆け回り数々の取材をしてきた戦争特派員チャック・ホルトン氏、政府組織にて10年以上国境問題に関しての諜報活動経験もあるジャーナリストのトッド・ベンズマン氏。
　なんだかジャーナリストのインターン生になった気分で様々な勉強の機会を頂いています。

　私の好きな音楽グループABBAの曲に "The winner takes it all" 勝者が全てを得る　というのがありますが、大統領選挙は正しくその様です。顕著なのがこの国境の壁建設。バイデン大統領は就任初日に壁建設中止の大統領令にサインをしました。

　1月27日が壁建設中止の日でしたが、ちょうどこの日に我々はテキサス州メキシコ国境の壁建設現場を訪れました。

片付けが進められる壁建設現場

　工事車両はほとんど動いておらず、作業員も数人程度で後片付けをしていました。

壁資材

　壁建設の材料が大量に残されていました。使われなくなった資材は現在放置されていますが、これらを破棄するにも保存するにも多額の費用が掛かるとされ中止する事自体が経済損失になります。また、建設を請け負っている会社、警備会社等もろもろの関連企業との契約も途中で打ち切られてしまう事になります。Breitbart Newsによると約5000人の職が失われるということです。職を失うのは現場の人々だけではありません。鉄鋼生産会社、国境照明、監視技術会社、壁へのアクセス道路建設などなど経済的損失波及はかなりのものになります。
　税関・国境警備局マーク・モーガン元長官は"納税者に何十億ドルもの費用がかかることになる "と述べています。
関連リンクBiden Kills 5K Construction Jobs by Canceling Border Wall, Says Former CBP Commissioner :Breitbart News