ロサンゼルス:Littile Tokyo小東京 中共新聞ChinaDailyが設置される目的とは
今日はロサンゼルス内でも日本に所縁のある町、Littile Tokyoに行く機会を得ました。Little Tokyo =小東京
日本食のレストランやお店が並ぶJapan Plazaや米国史上最強の部隊として知られている日系二世で構成された442部隊の博物館等があるこの町は学ぶことの多い場所でした。
日系人が残してきた数々の功績が分かるように石碑や説明文等があちらこちらに掲示されており、日本人の良さが分かるとても良い観光地です。
リベラル色の強いカリフォルニア州ですが、コロナ渦にも関わらず観光客で賑わっている様子。
いくつか写真をご紹介しながら街の様子をレポートしてみたいと思います。
残念ながら先に説明すべきは街の治安の悪さなのですが、絶えずホームレスが声をかけてきたり、通行人を大声で驚かせてみたり、奇声を上げて歩く人もいたり、一日中鳴り響くパトカー、消防車のサイレン、ヘリの音で小東京といえどもここはアメリカという感じで特に気を引き締めなければならない場所でした。
二宮金次郎像
交差点の目立つところに設置されている二宮金次郎像。多大な努力と献身でアメリカに基盤を作った移民一世達を記念して1983年に建てられました。
ここまではいい話なのですが、悲しいことに像に取り付けられていた碑文が剥がされ盗まれてしまった為、ここを訪れる人々はこの像が何なのかを知ることができません。
碑文が剥がされた後
ネットで見つけた、碑文がまだあった頃の二宮尊徳像(1989年に撮影されたもの)http://nobusan.jp/travel/america/losangels/index.html
足元の落書き
元々の碑文には以下の事が書かれていたようです。
"Through self-education, strenuous labor and dedication he succeeded in restoring the barren farm land of his family. He taught agricultural techniques, business management, and mutual aid to the people of Japan. Hotoku (honor and reverence for parents) was the basis of the spiritual movement founded by Sontuko. The statue is dedicated to the Issei pioneers."
"尊徳は独学、勤勉、献身的な努力により、不毛の地であった実家の農地を再生することに成功しました。尊徳は、農業技術、経営、互助の精神を日本人に教えました。報徳(父母を敬う心)は、尊徳が創始した精神運動の基礎となっています。この像は移民一世の開拓者達を記念しています"
もっと詳しく知りたい方はこちらをどうぞ
http://www.publicartinla.com/Downtown/Little_Tokyo/kinjiro.html
http://justabovesunset.com/now/html/public_art_.htm
修身の教科書にも度々出てくる二宮尊徳のお話は読むと涙が出てくる程素晴らしい話です。日中働き、夜に勉強しようにも、油がもったいないといって勉強を禁止されてしまう金次郎。そこで油を得るために自ら菜種を植えて油を作ってまで勉強に励んだのです。その自助努力を移民一世の努力と重ね像をアメリカの地に建立されたことは日本人としてとても誇り高いことです。
ポリコレが進む中、日本ではなんと”歩きながら本を読むのはキケン”という的外れな意見によって座ったバージョンの二宮金次郎像が建てられている位なので、こちらの方がいいかもしれません。なんとか碑文が復活しないでしょうか。
日本村プラザ
日本村プラザには日本食レストランやカフェ、日本の物が売っているお店が並んでいます。
提灯が賑やか
日本の食料品店
「秘密」不思議なお店も
日本文化とアメリカ文化がミックスした独特なお店もあります。
若い世代が多く訪れていました。老人はあまり見かけません。
レストランのメニュー
コロナの影響で”回転”はしていませんでしたが、くら寿司がありました。
昼食で利用しました。日本のくら寿司と同じクオリティと言っていいと思います。値段は高かった。
カリフォルニア州はつい最近、飲食店の外席利用許可が政府から出されたのですが、ホームレスが他席のお客に恵んでくださいと話しかけているのを3回目の当たりにしました。
この様な光景は日本ではほとんど見ないので、ショックな気持ちになります。右側に映っている男性はこの後起きて、どこからかピザをゲット。それを片手に食べ歩きながら、前の通りのフードトラックに並んでいた若い女性客にソーダを買って下さいとお願いしていました。
リトル東京で一日を過ごすとホームレスの恵んでくださいアピールにも、あまりにも目撃あるいは訊かれる当事者となる回数が多すぎて慣れてしまう気がします。
お店が集まっている区画の道路反対側にはホームレスのテントが沢山
街の案内板も含めて落書きがあちこちされていて、海外観光客が日本の観光地が綺麗と驚く理由がよく分かりました。
この洋服は捨てられてたものかと思っていたのですが、その少し後にもう一度前を通るとなくなっていて、もしかしたら”洗濯中”だったのかもしれないなと考えがふと浮かびました。考えすぎかもしれません。
この様な状況をご覧になると読者の皆様の中にはここは訪れたくないと思った方もいるかもしれませんが、私としては是非お勧めしたい場所です。治安の心配はあるかもしれませんが、他にも日本人の功績を称える資料館等もありますし、最強の部隊として知られる日系で組織された442部隊の記念碑もあります。アメリカの地において日本がどれだけ尊敬されているかを知る為にもコロナが落ち着いたら是非足をお運びください。
中国共産党傘下の英字新聞社CHINA DAILY(中国日報)が日本村で売られる理由とは
ここで一つ気になったことを最後にご紹介します。
中国4大新聞の一つで中国共産党傘下の英字新聞チャイナデイリーという新聞があります。
この自販機がなんと日本村入口の丁度真ん前に設置されていたのです。
チャイナデイリーは1981年に発刊されました。その2年後1983年に米国司法省から中国広報活動機関と認定され「外国人代理人登録法」への登録を義務付けられています。
この「外国人代理人登録法」に登録された企業は外国勢力のためにロビー活動や秘密情報活動をする組織と見なされることを意味し、ホワイトハウスでの取材制限や、記者証明のはく奪もありうるのです。
リトル東京の2km北には高速を挟んでチャイナタウンがあります。
日本村入口の丁度目の前に米政府認定の中共工作新聞が設置されているのは単なる偶然ではないでしょう。
このチャイナデイリーに関して興味深い記事がありました。
中国が世界でばらまく「広告」の正体
「チャイナ・ウォッチ」をただの「広告」と思うことなかれ(前編)
2019/04/23
桒原響子 (日本国際問題研究所研究員・未来工学研究所客員研究員・京都大学レジリエンス実践ユニット特任助教)
この記事を読めば、日本村に設置された中共工作新聞の意図が良く分かります。
上記解説されているように、『チャイナ・ウォッチ』はアメリカ大手新聞や、日本では毎日新聞に多額の広告料を支払う事で、”広告”とは名ばかりの見た目は新聞記事を掲載させ、読者を上手く欺き中共プロパガンダを上手く読者に刷り込もうとしています。その発行元がこのチャイナデイリーなのです。
チャイナ・ウォッチは”尖閣中国領”を主張しこれを米新聞に掲載させる力を持っています。
彼らをマスコミと見てはいけません。
情報工作機関です。
そのエージェントたちが発刊する工作新聞が虎視眈々とリトル東京での情報戦を展開していると考えると、今は一見親日溢れるロサンゼルスリトル東京ですが、いつ何時この平静が脅かされるか分かったものではありません。
色々な意味で訪れる価値のある街であることがお分かり頂けたと思います。ロサンゼルス、カリフォルニア州にお住いの皆様には是非このリトル東京を中国の工作から守って頂きたいと思います。
年中設置されているのでしょうか。七夕の様な、願いを短冊に書くコーナーもあって情緒溢れています。願い事を書き忘れました(笑)
本格的濃厚抹茶アイスクリームを発見!
アメリカの飲食店で抹茶を注文すると多くはただの緑茶が出てくるのです(泣)この日まで抹茶を恋しくしていました。
リトル東京、訪れる価値あり!(駄目押し)
参考:https://www.epochtimes.jp/p/2018/09/36403.html
2021年2月9日にアップする予定が徹夜10日になってしまう
カリフォルニアより
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?