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ワーク2. 読み手を動かす②
前回からの続きで、『1分で伝える力 / 中谷彰宏著』から〈書く〉スキルを磨くために役立つちそうな情報を、あと2つピックアップします。
2.”機能”よりも”相手との関係性”を伝える
これは、何かを人にお勧めするような記事を書くときに気を付けることです。
電化製品や、化粧品、食品など何でもいいです。
この本では、シャンプーとお掃除ロボットの例が挙げられていますが、せっかくですので、自分が思い付く例を挙げてみます。
例えば、あるフェイススチーマーをお勧めするとします。
その機能とは、
ナノサイズのイオンスチームが、お肌の角質層までしっかり浸透する
肌を温め柔らかくし、化粧水や美容液での保湿をサポート
エッセンシャルオイルが使える
(小型なら)持ち歩きに便利
といったもので、商品説明にすでに記載されていることです。
これに対して、相手(読み手)との関係性とは、読み手が得られる効能です。例えば、
肌がきれいになってモテるようになる
意中の彼を射止めることができる
エステにかけていたお金を節約でき、その浮いたお金で旅行に行ける
化粧の手間が省け、その分睡眠時間を取れる
などなど、それを使うことによって、読み手の願望を叶えるのか、その人にどんな結果をもたらすか、ということです。
時間とスペースがたっぷりあるなら、そして、読み手が最後まで読んでくれることが保証されるなら、機能も効能もすべて書いてもいいかもしれません。
でも、今のコスパ・タイパが優先される時代、長々と書かれた文章は、読まれない傾向があります。
短い文章で読み手にその商品に興味を持ってもらうためのコツとして、これは頭に入れておくとよいなと思いました。
最後にもう一つ。
3.「今日からすぐ試してみよう」と思えるアドバイスを送る
これは、人に何かをアドバイスするとき、「これならできそう」と思ってもらえる伝え方をする、ということです。
まずは簡単なことで、しかも「やってみたい」と思ってもらえること。
確かにこれは、伝え方が成功したと実感できますね。
自分自身も、人からそんなアドバイスをされたら、早く帰って試したくなり、ワクワクしますし、その人に感謝します。
数年前、初めてギターに挑戦しようと思った時、ある人に最初にこう言われました。
その人が中古のギターをくれたのですが、
「まずは1週間、これを抱いて寝ろ」
でした(笑)。
確かにそれならできる!と私は思いましたが、やってみると、硬いし冷たいし、何より音が鳴ってうるさくて眠れなかったので、すぐやめました。
でも、その一言でギターが一気に身近に感じたのを覚えています。
この例、合っているのかな??
この本には、『1分で伝えるコツ』、『すぐに動きたくなる伝え方』のコツがこれ以外に60近く書かれています。
〈書く〉スキルに役立ちそうなことがたくさんありますので、興味のある方はぜひ読んでみてください。
では、また次回に!