マイクロ森づくり 住宅地の庭と森をつなぐ坂田昌子さんワークショップ
①ワークショップの名称と現場の場所は
マイクロ森づくり
住宅地の庭と森をつなぐ坂田昌子さんワークショップ
in the garden.
庭からはじめる、庭からはじまる
マイクロ森づくり
わたしは庭に森のタネをうえる。
奈良市内50年前の新興住宅地
②そもそもなぜそういう活動をしようと思ったのか?
2022年10月から住み始めた庭が広すぎてどうすればいいか模索してしていた時、たまたま友達が主催した坂田さんのワークショップに参加しました。そこでの坂田さんのお話に感動。都市の中の個人の庭や公園などのいわゆる"小さな生態系"の重要性を知りました。
厚顔無恥の見切り発車で坂田さんに見立てをお願いし、その後ワークショップをしていくことになりました。
うちの庭からも遠くに見える『春日原始林』での坂田さんのネイチャーガイドにも参加しました。立派な巨木がたくさんあって一見とても豊かに見える”大きな生態系”ですが、沢は枯れ、下草も少なく荒れ果てていることを目の当たりにしました。
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うちの庭が良くなるとあっという間に鳥たちがやってきた。あちらこちらから木の実に群がる賑やかな声が聞こえる。鳥の植林能力は凄まじい。食べた種のまわりの薄い皮膜を消化する能力を持っていて、いい場所に落ちた種は100%の確率で発芽する。人間はとてもじゃないけど真似できない。うちの木の実を食べた鳥が遠くの森を訪れてふんをした。うちの庭と知らない森がつながった瞬間だ。
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坂田さんから聞いたお話しをそのままうちの庭に当てはめてみました。
そう遠くない未来予想として。
自分ちの庭が遠くの森を救うかもしれない。
私は非力だし車も運転もできません。
それでも坂田さんをはじめ、たくさんの人に助けていただいて活動できています。
③そこでは、どんなことをしていますか?
・土の中の水の動きを作り出し生きた土地にすること、
・鳥が好む木を植えること、
・場の多様性を作ること、
うちの庭は、松とつつじと雑草はあるけれど高木も低木もありません。高台の斜面地で日当たりが良すぎる、雨も地面に直撃と、植物にとっては厳しい環境です。一見緑色ですが地面の中は思いのほか乾燥していて、生えているのは乾燥に強い稲科のものばかりです。
坂田さんいわく、
”人間は、植栽をする時、ついつい均一、等間隔にやりがちですが、日当たりが良い場所、半日陰の場所、ちょっと鬱蒼とした場所、風が抜ける場所、風が滞る場所といった具合に、様々な場所があることか大事です。
鳥や虫たちが生態系ネットワークを作り出し、自分の敷地だけでなく、回りの山々も豊かになっていく、そんなことは人間にはとてもできない!生き物たちの力を借りることができて、はじめて環境改善は成立します。"
自分もその生態系ネットワークの一部になれるんだ。
私の足もとが、間違いなくこの世界の一部だということ。私の今が、地球誕生から続くタイムラインの上にあること。坂田さんの話を聞いていると時間と空間がつながりリアルに感じられます。
何も知らないから、、何もできないから、、と言っている間に”共犯者”になってしまう、そんな現代呪術のカラクリの中で、ピンボケした画面の向こうの環境破壊や災害がやっと自分事としてつながった瞬間でした。
生き物たちの避難所としての庭。
シェルター。
都市に馴染めなかった鳥や自分のために。
庭からはじめられることを知ってほしいです。
その見本になれたらとても嬉しいです。
④活動頻度?
不定期開催
⑤参加費は?
3500円
⑥主催
中島知佳 (ナカシマチカ) 個人
⑦WEBページ等
無し
⑧作業日のお知らせ
2024 9 30
しがらと石を使った環境整備
2024 11 9
内容まだ未定
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