今思う05 | ブレない自分の”好き”
今日は、WOWOWでサザンオールスターズの過去のライブ映像を12時間ぶっ通しで放映してくれていた。しかも無料で。
私はWOWOWユーザーではないけれど、無料の恩恵にあずかり、途中からではあるがじっくり”参加”した。
去年の東京ドームのライブは、最終日に友達と参加して、熱狂と発狂を行ったり来たりする最高の時間を味わった。東京ドームに空席なし、満員御礼でビッチリと人が詰まっているのは圧巻で、幕が開くのを待っている間には、アリーナ席から何度もふりかえってその景色を確認したものだ。
そして今日はその去年のライブ映像を含む過去のライブ映像が流れたわけだけれど、曲を聴くごとにその当時のいろんなことを思い出す。
人の記憶に強く結びついているのは、香りや音だと言うけれど、まさしくその通りで学生の頃のことから、現在に至るまで、ありとあらゆることを思い出した。
サザンオールスターズ。
小学生の頃、同じクラスの友達のお姉さんがハマりにハマっていたことを受けて、よく聴いていたし、中学生になった時にはザ・ベストテンは絶対に欠かささずに見ていた番組だったし。社会人になって、初めてファンクラブというものに入ったのがサザンオールスターズだった。コンサートのたびに友達と手分けしてチケット獲得に奔走し、年末の横浜アリーナの年越しコンサートにも何度も行ったなぁと懐かしい。
ファンクラブに入っているのにも関わらず、チケットが取れないということが何度が続き、気持ちが折れてしまってファンクラブをやめ、その後しばらくはコンサートにも行くことはなくなった。
去年、40周年ということで再びファンクラブに入り直して。やっと手にした東京ドーム最終日のチケット。
やっぱりそこには私が大好きな熱狂と発狂があった。すごいんですよ、本当に。集った人がみんな笑っていて、泣いていて、歌っていて、叫んでいて。恐ろしいほどの熱気に包まれた空間。血が踊るような感覚とでも言えばいいのか、他の何にも変えられないような最高のワクワクの時間。
今日、WOWOWで映像を見ていて、自宅でひとりで見ていたんだけれど、やっぱり同じように血が踊った。これだよ、これこれ!とテンションが上がった。
小学生の頃から好きだと思っていて、早40年。途中距離が空いたことはあったけれど、やっぱり好きなものは好きだった。洋服の趣味も高校生の頃から多分ほとんど変化していない。好きなものはいつまでも好き、たぶん。人にしても、物にしても。心底気に入っていいと思ったものは多分今後もずっと好き。変わらずに好き。
サザンオールスターズの去年のライブBlu-rayを買わなくちゃ。この血が踊る感じを時々味わって、何かを好きだという気持ちを大事にして楽しく暮らしていこうと思って。