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【脳科学】ウマがと~っても面白い話

突然ですが、アナタは「馬占い!?」を信じますか?w

「もう怒ってないよぉ~」とネコナデ声でお子様を呼んでも近寄ってくれない!

「もう、ママ怒ってるんだからね」と言っても、全く聞いてくれない!

そんな時は馬に会って相談してみるのが一番ですっ👍

馬というと真っ先に「競馬!」(日本の競馬人口:3000万人)と思いつく方もいらっしゃれば、「乗馬!」(1年に1度以上乗馬:50万人)と思いつく方もいらっしゃるかと思います。

「ホースセラピー!」を思いつかれたなかなかレアで情報通な方もいらっしゃるかな?😉

馬の動物学的な特徴としては、

- 走るのが早い(時速60Kmほど出ます)
- 大型の草食動物(体重400Kg程度です)
- 体温がやや高い(ぬるめの温泉程度です)

ということもあって、🐴

走る姿がカッコいい🐴

穏やかなので乗せてくれる🐴

 一緒にいると癒されるといった印象を受けるのかなと思います^^

・・とここまでは一般的なのですが、実は、ウマって他にもすごい特徴があるんです!!

まさこ博士流  \マル秘の馬の楽しみ方/

「馬占い!?~馬による貴方診断~」科学的に解説いたしましょう🤞

馬の脳の重さは600g程度であり、は人の脳の半分ぐらいの大きさです。

人と比べて、複雑な社会的行動や抽象的な思考、問題解決をするための部分(前頭葉)がやや小さい傾向にあり、視覚や聴覚、嗅覚から得られる感覚的な信号処理と運動機能の調整に優れていることが分かっています。

シンプルにお伝えすると、「その場の状況を読み、瞬時に反応する」動物である、と言えます。

これが、馬が200万年生き延びてきた秘訣です。ああみえて、捕食される側の生き物ですので、単独で生きるのはリスクが大きく、社会性のある集団生活を行っています。

私達と同じ、集団生活での苦労もストレスも彼らにもあるんですヨ🥸

え!?

どちらかと言えば、穏やかで可愛くて私達を癒してくれる彼らにそんな悩みが!?と思われた方!

流石です!

そうなんです、彼らは、基本的には(生存本能的には)かなりストレスフルな状況であるにも関わらず、穏やかで好奇心旺盛な振る舞いができるのは

周りの状況(実際の環境と心理的な状況)を読み取るために、視覚・聴覚・嗅覚情報収集・分析力だけでなく、相手の心理状態も反映できるミラーリング力を強化するという

脳力の『能力極ぶり!』をしているからと言えます。

やばい → 逃げる!!

(周りの状況分析)

やばくない(安全) → 万事OK!!

という、シンプルな思考パターンを200万年かけて強化してきたからこそON-OFFの切り替え上手で

相手の”今”に合わせたニュートラルな対応が可能な素晴らしい生き物なのです🤗

聡明な皆さんはそろそろお気づきでしょう🧐

(馬には私のすべてが見透かされる!?)

(私の一喜一憂はダイレクトに伝わる!?)

そうなんです!!

馬達が私たちと対峙して得られる視覚・聴覚・嗅覚情報に加え、ミラーリング力をもってすれば私達の状態は丸裸!

お子様にイライラしてつい、怒ってしまった。お子様は謝ってくれて、「はい、わかりました」と許したはずなのになんだかお子様は居心地悪そうにしていつもの会話ができない・・

そんなことありませんか?

そんな時は馬に聞いてみましょう。

馬の前でお子様を怒ったときの気持ちを思い出してください。

馬はたちまちどひゃーって、走って離れてしまいます。ぐるぐると走り回って貴方から逃げようとし続けます。

ここで、「もう怒ってないよ」の気持ちになってみて下さい。

それで馬がぴたりと止まって(あー、びっくりしたー、なんだったんだ~)

という顔で貴方を見て、フン、とため息をついて、近寄ってきてくれれば問題ありません。

でも、「怒ってないよ~ぉ」と一生懸命笑顔で話しても、馬が離れたままの状態であれば、貴方はまだ怒ってます😤

正確には「起こった状態」のエネルギーが周りに満ち溢れています。え?私、怒ってるの?とビックリされると思いますが、怒ってます。

心を静めて、ごめんよ~、もう怒ってないよ~と自分で穏やかな気持ちに調整してみて下さい。調整が上手く行けば、馬は止まります。

つまりは、常にそのぐらいまでおだやかぁ~にならないとお子様や周辺の方は「貴方がまだ怒っている」と感じるのです。逆もしかりです。

怒っているのに聞いてくれない!!

というのは本当は「怒れていない」から口調がやさしいとか怖いとかの問題ではなく伝えようとする気持ちが届いていないという状態にあるということです。

そんな風に、私達ですらわからない状況を瞬時に態度に表してくれる馬達ですから、

対峙して、しばらく接している様子を拝見すると貴方の性格や普段の行動パターンが分かります。『貴方は、仕事をしていても、誰かに話しかけられたらついそちらに気が行ってしまって仕事がばらばらとして、なかなか片付かなかったりしませんか?』

『貴方は、お仕事でも人望が厚く、リーダーを務めておられるのではないですか?』

『貴方は、引っ込み思案ですが、とても優しくて相手のことを常に最優先になさる方ではないですか?』

・・といった感じで馬の行動を翻訳すると、こんな占い風?いえ、コーチ的なことが言えちゃったりします。

皆さん、どうですか?馬に興味が湧いてきました??

お子様を叱れない・・・
部下に示しがつかない・・・
なんだか周りが離れていくのはなんでだろう・・

そんなお悩みがある方、本当の自分はどんな状態なのかを客観的に見つめてみて下さい。

そしてその答え合わせ方々、馬に会って相談してみるといいですよ~


追伸)馬も自分の処理能力以上にストレスがかかると、さすがに私達の悩みを受け止めてくれるような心理状態にはなれないので、馬が本来の自然な状態でいれる施設の馬を選んで挑戦してくださいね~

くれぐれも競馬場のパドックの馬に相談したり(彼らはこれからのレースで頭がいっぱいです。頭がいっぱいでなく、貴方に興味を持ってくれるようなら、彼がらみの馬券は・・なかなか儲けにつながらないと思います😅)

まさに馬車馬のように仕事を頑張ってくれている乗馬クラブの馬にも相談しないであげてください。皆さんのストレスを受け止めて、彼らも一緒になって悩んでしまいます🥹)

手前味噌ですが、うちの馬達は、楽しそうに付き合ってくれます(笑)
※気になった方がいらしたらコメントください^^お伝えいたします!


参考文献)Neuroanatomy of the equine brain as revealed by high-field (3Tesla) magnetic-resonance-imaging

Martin J. Schmidt ,Carola Knemeyer,Helmut Heinsen

Published: April 1, 2019

Equine Stereotaxtic Population Average Brain Atlas With Neuroanatomic Correlation

Front. Neuroanat., 03 October 2019

Volume 13 - 2019 |

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