
離婚記念日
夫に離婚届を送ってから約2ヶ月。
ようやく返送されてきて、昨日、無事に市役所に提出しました。
調停で家が売れたら離婚するという話でまとまっていたので、家が売れた翌日、必要な書類を取り寄せて早々に郵送しました。
彼も離婚に同意しているのですぐに返送されてくるだろうと思っていたのですが、1週間たっても2週間たっても届く気配がありません。
「返信はいつ頃になりそうですか」とメールで問い合わせると、「色々相談させてもらってから送る」とのこと。
彼の性格を知り尽くした母が言うには、「まだお金をとろうとしているのではないか」と。
別居時の財産は比べものにならないほど彼が多く、家を売ったときの持ち出し分も私が倍近く支払いました。
それでもまだ、そんなことを考えているのでしょうか・・・。
ところで、先月、市が定期的にやっている弁護士の無料相談に行ってきました。
別件で聞いてみたいことがあって行ったのですが、持ち時間の30分がだいぶ余ってしまい、対応してくださった弁護士のI先生に「他に何かありますか?」と促されるまま、心の隅にずっとあった不安を打ち明けました。
離婚のときの財産分与は、プラスのときだけでなくマイナスのときもするのだと、調停のときにお世話になった弁護士のM先生から聞いていました。
私たちの場合、莫大な住宅ローンが残っていて、家が売れても何百万円もの持ち出しをしなければならないほどのマイナスでした。
でも、マイナスの財産分与って、具体的には何をするの・・・?
当時は家が売れる気配がまったくなかったので、売れてから確認しようと思っていたのですが、売れるめどが立たないまま一旦調停が終わってしまいました。
それからM先生に聞きそびれていたため、I先生に今までの経緯をお話したうえで聞きました。
「マイナスの財産分与は、分けるものや渡すものはお互いに何もないよ」
I先生は穏やかに教えてくださいました。
そして、
「あなたは何も悪くないよ。
離婚届はもう少し待ってみて、来なかったら前の弁護士に相談してみるといいよ。
俺なら相談されたら現状確認くらいするかな。
相手がお金のことを調べるのにかかる時間を考えると、そろそろ返事が来る頃じゃないかな。
せめて最後だけでも誠意のある対応をしてもらえれば、こっちもいい思い出を振り返れるのにね。
こんな感じだと、いいことなんて思い出せなくなるね」
と優しく寄り添ってくださいました。
I先生が言った通り、それから1週間もたたないうちに、離婚届が届きました。
離婚すると決めてから今日まで、本当にたくさんの方に助けていただきました。
I先生の「あなたは何も悪くないよ」という言葉に不安が吹き飛びました。
M先生が担当してくださったおかげで、重苦しいはずの調停も、待ち時間に笑い話をしたりとそれほど気負わずにすみました。
このおふたりの弁護士の先生は、私の代わりに元夫をけちょんけちょんに言ってくださり、心が晴れました(笑)。
家の売買を仲介してくださったAさんは、私たち夫婦それぞれに連絡をするなど面倒なことも、嫌な顔ひとつせずに買って出てくださいました。
M先生とAさんを紹介してくださったのは、日頃お世話になっているファイナンシャルプランナーのWさんでした。
Wさんには、夫婦の間に入っていただいたこともあり、大変なご迷惑をおかけしてしまいました。
その他、元夫の職場の総務の方や、市役所の担当の方など、困ったことがあって頼った方たちは皆、本当に親身になって相談に乗ってくださいました。
たくさんの方に助けられて無事乗り越えられたという感謝の気持ちを忘れずに、今度は私が誰かの役に立てるように生きていきたいと思います。
今夜は1日遅れの祝・離婚パーティーをします(^^♪