これもあれも環境保全の間口
久しぶりに80歳越えの母とのたわい無い会話。
その昔はアパレル大手で百貨店内の1ブランドで、
1日売り上げ日本記録を達成したというプライドを持っている母。
バブル景気が背景にあったものの、
当時の婦人服業界は活気があった。
「平均単価30000円以上が百貨店の相場だったよね。今の洋服は安いし、軽いし扱いも楽だけど、化繊ばっかりやね。年寄りには危ないね。」
シニア世代には記憶にあろうかと思われますが、
女優の渡辺粂子さんが、着ていた洋服にコンロの火が引火、あっという間に燃えてしまいお亡くなりになった。。。事故。
1989年ですね。
当時、似たような「化繊」引火事故が多発して、お年寄りは発火しにくいウールや綿素材などの天然素材服の着用を勧められたものでした。
母は自身も老人世代になって、出来る事なら普段着から天然素材を身に付けるように意識はしているようです。
自分の身の安全もあれど、引火による周りへの影響も考えますよね。
そんな話から、
ふと昔馴染みの某有名音楽アレンジャーさんが、Facebookに上げてた記事を思い出したので、引用させていただきます。
「ポリエステル、レーヨンなどなど、化学繊維の服を洗濯機にかけるとマイクロ、ナノプラスティックが発生して、浄水場をすり抜けて海に流れ込み、永遠にしずんだり漂ったりし続ける(あるいは魚の体内に入ってそれを人間が食べる)という話を聞いてから、コットンやウール100%の服を探すようになった。
CO2が増えることよりも断然不可逆的な話なので…
フリースとかは暖かいけど一番の戦犯っぽくて、洗えば洗うほどほつれてマイクロプラスティック化するんだって。
でも、天然素材100%の服はめちゃくちゃ少ないね。
アウターなんて絶対ポリエステルとか100%でないにしろ、30%とか含まれてる。
なんとか洗濯機の排水の段階で食い止められないのかなー…
あと、ドライクリーニングででた廃液はどこに行くんだろう、とかも気になります。」
調べてみたら本当にかなり問題になってるんですね。
紅茶のティーパックも!
私自身は初めて就職した会社が老舗の紡績会社でしたので、(当時は化繊に押されて斜陽産業とまで言われてました)
実際、純毛と言うものがいかに動物にも優しく、長持ちし、優れた素材であるかは知ってはいました。ただ紡績するまでの手間暇、人件費、製品化されてからのケアの方法が化繊には圧倒的に劣ることもあり需要が減ってしまったのでしょうね。
しかしながら、個人レベルのアレルギー、引火事故から環境破壊までをマクロに見て行くと、、、これは考えなきゃいけないなと思いました。
環境保全の間口
フリースは買わない。。
ここからなら個人レベルで取り組めるものね。
ちなみに、
クリーニング屋にパート勤務してたので、
裏事情も少し(笑)
クリーニング溶剤はリサイクルが主流になってます。
これはクリーニング工場の廃液規制と
クリーニング屋さんの経費節減のため
大手はほぼ自社で濾過設備を持っていますね。
これによってクリーニング代金は安くなりました。
ただ、水洗いは別ですよ。
一般家庭と同じようなものです。
油汚れは油で(ドライクリーニング)落ちますが、
水溶性の汚れは落ちません。
なので男性のスーツの汗汚れはドライクリーニングでは落ちないのでね。
スーツ 洗う で検索すると自宅で水洗いする方法も出て来るので、クリーニング屋に出すよりよろしいかと思われますが。。。
そこは自己責任でお願い致します🙇♀️
ちょっとは読んでくださった方の役に立つものって考えたら。。。
こんな長文になりました(笑)
https://lessplasticlife.com/marineplastic/source/microplasticfiber/