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ピアノの先生の独り言#21『ピアノはどうでもいい』最近の習い事情について。

ピアノ教師のmasako pianoです。タイトルは生徒さんのお父さんが、娘さんに言った言葉です。

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先日、レッスンの時に小1の生徒さんか、パパがピアノはどうでもいいんだってーと話してくれました。えーそうなの⁉️と、生徒さんには言わなかったけど、めちゃめちゃショックでした。

ピアノはどうでもいいという言葉の裏返しは、ピアノなんて習っても何の役に立たないという、お父さんの気持ちが私には読み取れて、悲しかったです。

先日、地元の音高の志願者が、なんと一名というニュースが流れ、今の音楽業界の置かれている深刻な状況をここでも感じました。

子供の習い事ランキングと言うサイトで、昨年のランキングに変化ありという記事です。


ピアノ・楽器は4位。2020年度、2021年度とも上位にはランキングしています。ただ、注目するの1位の学習塾とスイミングが入れ替わっている事。

つまり、勉強や英語など趣味ではなく、実益的な習い事をさせたいという、親御さんの気持ちがこのランキングに表れているような気がします。

コロナ禍の今、芸術、旅行、酒類提供する飲食店など、いわゆる不要不急の部類に入る業界は苦戦を強いられている事は周知の事実です。

そして、習い事にも不要、必要みたいな線引きが、長引くコロナ不況でじわじわと見えてきたと思います。

家計が豊かな時は、子供の好きな事をさせたい。可能性を広げたいという親の願いもあり、ピアノ、バレエ、ダンス、サッカーなどの団体競技の習い事にも通っている、もしくは検討しているご家庭が多かったと思います。

そして、コロナ2年目の昨年あたりから、先の見えない不安もあり、習い事費用の削減、そしてさせるなら、成績にプラスになるものにと、、、これは私もとっても同感しますし、仕方ない事だと思います。

ピアノはどうでもいい。

たしかに、プロを目指す生徒さんは、ほんの一握り。受験科目でもない音楽はどうでもいい習い事なのかもしれない。

負け惜しみかもしれないけど、ピアノ、音楽のない生活ほどつまらないものはない。そして,損得だけの世の中は、、怖い。

今は、音楽業界は、冬の時代かもしれない。

だからこそ、今、種を蒔かなければいけないと思います。いつか花咲く日を願って。




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