見出し画像

ピアノの先生の独り言♪#35初コンクールの指導のコツ①とりあえず生徒を出してみよう!

ピアノ教師のmasakopianoです。
指導歴は30年を越え、教室を開設して四半世紀過ぎました。
振り返ってみると、設立当初はひたすら生徒さんに向き合う時期で、
教室のカラーとか目指すものは漠然としていました。

ある時期から教室のレベルがグッと上がった時期があります。
それは、生徒さんをコンクールに挑戦させた頃から。
実は、その前に実験的に、娘をコンクールに参加させておりました。
その時を思い出すと、恥ずかしいくらいに子どものコンクールについての知識はなく、、、もちろん娘は惨敗。
自分の無知さと不勉強さに猛反省しました。


ちょうどその頃、楽器店の
「コンクールに生徒さんを出してみませんか?」
という企画があり、大手音楽教室の講師の先生の、
初コンクールの心構えのようなセミナーを受講しました。
感化されやすい私は、やってみます!!と意気揚々、
初めて生徒さんをコンクールに参加させました。
もちろん、指導するのは私ですから、、、
知識だけでは予選通過できるわけがなく💦
生徒さんは、一生懸命練習頑張ったと思います。
全て、私の力の無さをまたまた痛感した訳です。

これまではコンクール会場にも行ったことがなかった私。
その会場で奏でられる、レベルの高い演奏に、ただただ、ため息でした。
どうして、あの子はあんなにも美しい音が出るのだろう・・・
そして、ふとその子の楽譜を見ると・・・
先生の赤い注意書きの他に、自分でいっぱい気をつける事が書いてありました。
うちの生徒はみんな受け身のレッスンで、言われたことを弾くだけ。
こう弾きたい。こんな音を出したい。という目標もなく、ただ間違えずに弾けららいいレベル。

コンクールに出して、初めて自分の教室のレベルが、
どれくらい低いか知りました。
現実を叩きつけられ、そこから私はコンクールというより、自分の教室のレベルアップ、そして、指導力アップのための学びと試行錯誤が始まりました。
子供の音楽コンクールについては、賛否両論ありますが、
受験やスポーツの試合にしても、競争です。
自分の演奏が認められたいという、承認欲求はどんなお子さんにもあると思います。ただ、指導する側が勝つためだけのレッスンなど、偏ったレッスンにならなければ、得るものの方が多いように思います。

コンクールには興味はあるけど、出せる生徒がいない。
うちの生徒はコンクールなんて、無理、無理。
これはかつての私です。
でも、生徒さんのレベルをダメって決めてしまう先生って・・・
生徒さんに対して失礼ですよね。

そして、次のハードルとしては、
こちらがコンクールに出したいと思っても、
生徒さんと、保護者にどうお薦めしたらいいか分からない。
コンクールどうですか?とただ要項渡すだけでは、うちは無理です〜と。尻込みされてしまいます。

そういったハードルや、生徒さん・親御さんとの関係をどうやって築いていったか、思い返すと山あり、谷ありでした😊
ゼロからというより、マイナスからのスタートだったと思います。
どうやって、乗り越えていったか、
次回詳しくお話ししていこうと思います。

今日の結論は、とりあえず教室から1人、コンクールに出してみよう!
頭でいくら指導法考えても、実際やってみると思い通りになんて、ならない。
何度も挫折、試行錯誤、その繰り返しです。
もちろん落ち込むことも。
でも、見ないようにしていた現実と問題点に向き合うことで、
教室の質がアップ⤴️しました。

この秋、各地でいろんなコンクールが開催されます。
まずは、要項を開いてみませんか?





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?