隣の部屋がゴミ屋敷になっていた話
私の自宅は単身向けマンションだ。18部屋ある部屋にそれぞれの生活があって、笑ったり泣いたりセックスしたりそして死もあるんだと思う。
6月のある日から窓を開けると臭いニオイが入ってきてとても不快に思っていた。どんなニオイかといえばズバリ、う〇こみたいなニオイだ。マンションの前に大家さんの畑があるので、きっと肥料をいつもより多めに撒いたんだろうとその時はあまり気にしてはいなかった。くさいけど。
それから数日後、今度は部屋に大きなハエが現れるようになった。コバエなら「季節キタ~!」で終わるけど今回のハエは5ミリサイズでけっこう大きい。がんばれば表情とか目視できそう。せんけど。
そのハエ達は殺虫剤で退治していたが、そんな日が数日続いてさすがに怖くなってきた。
毎日襲ってくるって…稲生物怪録かよ。やめろよ。
インターネットで『大きなハエ 発生 原因』で調べてみると、嫌な一文が。大きなハエは動物の死骸や腐った物に集まってくる。と…もちろん我が家に心当たりはないので、うーんうーんと考えに考えて、ふとベランダから隣の部屋を覗いてみると…
そこにはゴミの山が…ハエめっちゃおる~~~!!!(自主規制)
一体いつのまにこんな事に?!そもそも人の生活している雰囲気がない。去年の夏だと窓を開けてカープ観戦している声が…あれ、パワプロだったけな?忘れたけど。とりあえず人の声が聞こえてきていたのだが、今シーズンは聞こえてなかった。部屋の中も何となく見えたが家具もそのまんまだ。洗濯機も放置されている…
あれ、これ孤独死じゃね??
やば。。。おれ壁一枚挟んで死体と寝起きしていたりする?これはちょっと本格的に怖い。
次の日大家へこのことを話すと、どうやら知っていたみたいで近日中に管理会社に頼んで掃除してもらうから少し待ってほしいと言われるだけだった。隣人のことをいくつか質問してみたが大家はまったく回答してくれなかった。怪しい…怪しいぞ…
そしてこの部屋がどうなったかというと…
まだそのまんま放置されているんです……
【追記】この記事を下書きに書いていたんですが、今日帰宅して覗いてみたら掃除されていた!しかし普通の退去ではないのは確かなので続報が分かり次第ここに書くことにする。
後日このように清掃されていました!